長時間労働や、待遇の男女格差についての声も

出張シェフサービス「シェアダイン」を運営する株式会社シェアダイン(本社:東京都港区、共同代表:井出 有希、以下シェアダイン)は、飲食店で働く経験を持つ全国の男女204名を対象に、仕事に関するアンケート調査を実施しました。本調査では料理人の約7割が「飲食店での業務における働きづらさを感じる」と回答し、キャリア構築に難しさを感じていることが明らかになりました。

調査背景:

帝国データバンクによる人手不足に対する企業の動向調査(2022年7月)によると、飲食店の正社員の人手不足割合は54.1%、非正社員の人手不足割合は73.0%となっており、飲食店においての人手不足が深刻な状況が伺えます。
一方、経済活動や飲食店営業が正常化に向かう中でも出張シェフとしてチャレンジしたいとシェアダインへの登録を希望するシェフの登録ペースは衰えが見られていません。

そこでシェアダインは、飲食業でのキャリア形成の実情や現場で働く人がどのような課題を抱えているかを知るために、飲食店で料理人として働く経験を持つ方へアンケート調査を実施いたしました。

*出典:帝国データバンク2022年8月29日公開「人手不足に対する企業の動向調査」より

  • 73.5%が働きづらさを感じたことがあると回答

料理人として飲食店での業務に働きづらさを感じたことはありますか、との質問に73.5%が「はい」と答えました。残業や勤務時間が長いことが働きづらさの原因として上位に選ばれています。

1位「サービス残業が当たり前である」(65.3%)
2位「調理以外の業務を割り当てられる」(54.0%)
3位「シフトが柔軟に組めない」(46.0%)
4位「勤務時間が長い」(44.7%)

  • 66.7%が転職すること・キャリアを構築していくことに難しさを感じている

料理人として転職すること・キャリアを構築していくことに難しさを感じたことがありますか、との問いには、66.7%が「はい」と答えています。理由を自由回答で聞いたところ「調理人として活躍できるまでの修行が長い」「男女の格差がある/女性シェフの活躍が難しい」「業務外の仕事が多く実務が積めない」という声が挙げられました。

 

  • 64.2%がキャリアチェンジしようと思ったことがある

料理人/調理スタッフとしての仕事を辞め、他の仕事にキャリアチェンジしようと思ったことはありますか、との質問には、64.2%が「はい」と回答しました。

理由の1位が「働きたいと思える環境に出会えなかった」(54.2%)、2位「料理人としての仕事に面白さを感じなくなった」(35.1%)、3位 「生計を立てていけなくなった」(30.5%)が続きました。シェフの活動を再開するための条件を聞いたところ、「仕事や報酬が安定すること」が最も多い回答となり、「スケジュールの柔軟性」が続きました。

【調査概要】

  • 調査手法:インターネット調査
  • 調査時期:2022年9月2日(金)~9月13日(火)
  • 調査対象:20代から60代の全国の男女204名、飲食店勤務経験のある料理人
  • 有効回答数:204名
  • 調査主体:株式会社シェアダイン(自社調べ)

 

■出張シェフとなったキッカケとは?シェアダインシェフの紹介とシェアダインの取り組み

シェアダインには飲食店勤務経験のあるシェフが多数登録し、活躍しています。
出張シェフになったキッカケを聞くとアンケートで浮き彫りになった課題に向き合い、出張シェフとして新たな道を切り開いています。

「サービス残業が当たり前の職場で体調を崩し休職しました。その後、料理が好きで復帰を考えた時に自分らしく仕事ができ、好きな時間で働ける場所を探している時に出張料理に出会いシェアダインに登録、現在は出張シェフ1本で働いています」ジョージシェフ
https://sharedine.me/chefs/1516

 

 

「洋食からキャリアを始め、修行のため和食に転職を経験するもイチからの再スタートとなりました。再度イチから和食の経験を積み上げ、洋食のホテル勤務に戻った頃、新型コロナウイルスの影響をうけ、空き時間にできることを探すようになりました。出張シェフという働き方を知り、シェアダインに登録。現在、出張シェフとして独立しています。」yahanシェフ
https://sharedine.me/chefs/991

 

 

「ワーキングホリデーで行った街でフレンチに出会い、帰国後フレンチシェフを目指すも女性ということを理由にキッチンに入れずフレンチレストランで働くのは諦めました。それでもキッチンに入りたい思いから、多国籍な惣菜を提供するカフェで経験を積んできました。コロナ禍でもできることはないか探している時に出張シェフを知りシェアダインに登録しました。」久保田シェフ
https://sharedine.me/chefs/1942

 

シェアダインは登録シェフ数2,100名を超える日本最大級の出張シェフプラットフォームとして、2020年よりシェフ応援プログラムや出張シェフ独立アクセラレートプログラム(※)の導入、オンラインで毎日説明会を実施など、料理人がフリーランスシェフとして独立するチャレンジをしやすい体制構築にも取り組んでいます。

※登録後、ひと月の手取り報酬30万円以上のお仕事を保証する制度。 フリーランスシェフとなる場合の最大の壁である、独立直後に仕事案件の獲得や収入が不安定となる問題を解決します。現在に至るまで複数名のシェフが活用しています。

 

■フリーランスとしての活躍をバックアップする「ミールプレップ・エキスパート」開講日程が決定

個人のスキルを磨いて出張シェフを志す料理人にとって明日からすぐ使える実践的な資格講座「ミールプレップ・エキスパート」の開催日が決定いたしました。

「ミールプレップ・エキスパート」養成講座は、出張作り置きサービスを提供する「シェアダイン」のノウハウ×学校法人 食糧学院の最新研究と実践により、作り置きに関する業界最高水準の専門知識を学ぶことのできる資格講座として、2019年2月に誕生しました。コロナ禍でシェフ個人のスキルアップニーズが高まったことを受け、2021年5月にメニューやテキストをフルリニューアルしました。

 

◉2022年秋冬の開講日

  • 講座実施スケジュール:2021年11月25日(金)10:00-16:00
  • 場所:東京栄養食糧専門学校校舎内(池尻大橋駅から徒歩5分)東京都世田谷区池尻2-23-11 ※オンライン配信あり。
  • 定員:先着順・最大12名
  • 価格:38,500円(税込)
  • 当日のスケジュール:
    • 10:00-11:30    作り置きの座学
    • 12:30-15:00 デモンストレーション(実際に講義をしながら2時間半で12品前後作ります)
    • 15:00-16:00 10品~の試食・受講生と講師でアレンジ方法などをディスカッション
  • お申し込み方法:ミールプレップ・エキスパート資格のウェブサイトの申し込みフォームよりお申し込み 下さい。
  • URL:https://sharedine.me/services/mealprep-expert/

<シェアダインとは>
栄養士・調理師などの資格を持った食の専門家が、出張シェフとして2,000名超登録する日本最大級の出張シェフサービス。産前産後のお食事、離乳食から筋トレ・ボディメイク、生活習慣病対策のお食事までライフステージに合わせて、家庭における料理をパーソナライズ。行事食やパーティコース料理など特別な日のお料理にも対応しています。 1回1時間~献立の提案、食材の買い出しから、12品前後のお料理をお作りします。

URL:https://sharedine.me/ 

<お問い合わせ>
株式会社シェアダイン広報室 〒105-0001 東京都港区虎ノ門3丁目3ー3 虎ノ門南ビル3F

担当:井出(090-2658-8909)  E-mail:contact@sharedine.me 詳しい内容はhttps://sharedine.me