みんなが集まる場にぴったり!フランス伝統のデコレーションケーキ

カスタードを入れたシュークリームをタワー状に積み上げて、飴やカラメルで固めたケーキです。「クロカンブッシュ」は「ごつごつした木」という意味で、口の中で飴がぱりぱり砕ける音を表しているとも言われています。

フランスでは結婚式をはじめ、赤ちゃんの洗礼式、お祝い事に関連した記念日やパーティーのために準備されるお菓子だそう。

おめでたい由来がある上、高さがあって見栄えもするので、みんなが集まるパーティーにぴったりですね。今回は、赤いフルーツとミントを添えて、クリスマスツリーのような仕上がりを目指します。

シューを形よく積み上げていく作業は難しそうに思えるかもしれませんが、コツさえ押さえれば意外とカンタン。子ども達やゲストとみんなで積み上げて完成させれば、盛り上がること間違いなしです。フォトジェニックなクロカンブッシュと記念撮影するのも楽しそう。クロカンブッシュを囲んで、大切な人たちと楽しいひとときをお過ごしくださいね。

フランスのウェディングには欠かせない

シュークリームのシューは、フランス語でキャベツの意味。キャベツは子孫繁栄をあらわす縁起物なので、結婚式にぴったりというわけです。また、ひとつひとつのシューがお祝いしてくれる人々をあらわしているため、高く積むのが良いともされています。

新郎新婦がケーキ入刀の時にシューを取ってお互いに食べさせ合ったり、二人で木槌を使ってクロカンブッシュを崩しながら列席者に配ったり、結婚式ならではの演出にも一役買っているようです。

アレンジも自由自在

家庭で作るクロカンブッシュの魅力は、シューの中身を変えたりデコレーションを変えたりして、いろいろなアレンジを楽しめること。

シューの合間にフルーツやクッキーやチョコレートを入れてもいいし、飴の代わりにチョコレートや生クリームで固定してもOK。(その場合はクロカンブッシュではなくプロフィットロールと呼ばれます。)シューの数を変えれば大きさもアレンジできるので、パーティーの参加人数に合わせて調整もできます。

作り方をマスターしておけば、バレンタイン、ひな祭りや子どもの日、お誕生日会、ハロウィンなど、様々なシーンで活躍しそうですね。