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テーブルコーディネーターの仕事内容解説 なるために必要な方法とは

シェアダイン編集部
作成日:2022/10/14
更新日:2022/10/14

目次

パーティの会場や高級レストランで、ハイセンスなテーブルの飾りつけに目を奪われたことはありませんか? 食器類をマナーに従って配置するだけでなく、テーブル全体を美しくコーディネートするのはテーブルコーディネーターの仕事です。

ここではテーブルコーディネーターの仕事内容をはじめ必要な資格や学歴、収入や勤務体系などについて解説いたします。

テーブルコーディネーターの仕事内容

テーブルコーディネーターは料理の種類や宴席の目的に合わせてテーブルを美しく飾りつける職業です。西洋料理の食器のセッティングはルールによって決められていますが、テーブル全体の飾りつけや食器類の選択はテーブルコーディネーターの裁量で行います。

テーブルコーディネーターの仕事に公的な定義はありません。基本的にはテーブルクロスや食器類、花やキャンドルスタンドなどのアイテムを選んでテーブルをコーディネートするのが仕事です。もちろん宴席の目的や部屋全体の雰囲気も考慮しなければなりません。

たとえばパーティーや結婚披露宴の宴席ではゴージャスで祝賀ムードあふれるテーブルセッティングが好まれます。単に料理を引き立てるだけでなく、パーティの目的やコンセプトに合わせてテーブル全体をコーディネートすることで列席者の感動と満足度を高めます

一般のレストランでもテーブルコーディネートの善し悪しは食事やサービスに対する満足度に大きな影響を与えるポイント。だからこそマナーに沿った食器のセッティングにとどまらず、テーブル全体を美しく装飾するプロのコーディネーターが求められるのです。

テーブルコーディネートのポイントとしてはクロス類の選択があげられます。特にテーブルクロスは面積が大きいため、色や素材によって見た目が大きく変わります。そのほかカトラリーやプレート、グラスなどのテーブルウェア、装花なども重要です。

テーブルコーディネーターはお客様のテーブルをコーディネートする仕事ですが、料理の種類や会場の雰囲気も無視することはできません。その意味ではインテリアコーディネーターや食空間アドバイザー、カラーコーディネーターなども同業種といえるでしょう。

テーブルコーディネーターになるための資格と方法

テーブルコーディネーターになるために必要な資格はありません。そこでレストランサービス技能士やブライダルコーディネート技能士などの国家資格を取得してホテルや結婚式場などに就職すれば、将来的にテーブルコーディネーターになれる可能性があります。

フリーのテーブルコーディネーターがアシスタントを募集していれば応募する方法もありますが、そのような募集は非常に少なく、未経験者が採用される可能性もほとんどないと考えて良いでしょう。

テーブルコーディネーターになるために必要な学歴・資格

前述したようにテーブルコーディネーターになるために必要な資格はありません。レストランサービス技能士やブライダルコーディネート技能士を取得してホテルやや結婚式場などに就職すれば、テーブルコーディネーターになれる可能性があります。

テーブルコーディネーターの資格がほしい方は専門の養成スクールで勉強する方法も。たとえば一般社団法人日本テーブルコーディネート協会のテーブルコーディネートディプロマレッスンの場合、通常コースは1日2レッスンを9日間。受講料金は158,000円です。

ほかにも食空間専門資格の食空間プランナーや食空間アドバイザー、色彩検定、カラーコーディネーター検定、フラワーデザイナー資格検定といった民間資格を取得して勤務先にアピールすると、テーブルコーディネーターに抜擢される可能性が高まります。

テーブルコーディネーターの年収

テーブルコーディネーターの年収を示す公的なデータはありません。一般にテーブルコーディネートはホテルや旅館の従業員やウエディングプランナーが担当するケースが多いので、参考までにウエディングプランナーの平均年収を紹介すると350万円前後です。

テーブルコーディネーターの勤務体系と休日

フリーランスでテーブルコーディネーターを専業とする人はごくわずか。ほとんどの場合、結婚式場やホテル、レストランなどに所属するウェディングプランナーやコーディネーター、バンケットスタッフなどがテーブルコーディネーターを兼任しています。

ウェディングプランナーの場合、勤務体系や休日は労使協定や就業規則に準拠します。勤務時間は午前9時始業が一般的ですが、朝一番の結婚式を担当すると準備のために早朝出社になることも。逆に披露宴が遅い時間帯になると残務作業が深夜に及ぶこともあります。

結婚式が集中するシーズンは平日よりも土日祝日の勤務時間が長くなり、時には12時間以上勤務することも。休日は基本的に月8~9日ありますが、結婚式は土日祝日に開催されることが多いため、平日が定休日となり、他の休日も平日のシフト制となります。

テーブルコーディネーターを採用する有名な企業

テーブルコーディネーターを採用する企業は有名ブライダル会社やホテル、レストランウエディングに対応する大手レストランがメイン。近年では、コロナ禍の影響で業績を伸ばしたケータリングサービス会社もテーブルコーディネーターの求人を増やしています。

募集要項を個別に見るとブライダル会社ではウエディングプランナー、ホテルではバンケットスタッフ、レストランではホールスタッフとしての求人が多く、テーブルコーディネーターとしての求人は少ない上に、ほとんどがパートの募集となるのが実情です。

まとめ

テーブルコーディネーターは料理の種類や宴席の目的に合わせてテーブルを飾りつける仕事です。テーブルコーディネーターに必要な学歴や資格はありません。多くの場合、ウエディングプランナーやホテルのバンケットスタッフがテーブルコーディネーターを兼任しています。

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