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ウーバーイーツの登録料とは 登録方法やメリットも合わせて解説

シェアダイン編集部
作成日:2022/07/31
更新日:2022/11/29

目次

フードデリバリーサービスが次々と日本に上陸し、導入を検討する飲食店も多いのではないでしょうか。
この記事では、フードデリバリーサービス最大手のウーバーイーツの仕組みや導入の方法について解説いたします。
 

ウーバーイーツとは?

ウーバーイーツとは、アメリカの企業「ウーバー・テクノロジーズ」が展開するフードデリバリーサービスです。
元々は、配車サービスで有名な企業が、食事のデリバリーサービスに目を付けて開始したのが「ウーバーイーツ」です。
2014年にアメリカでスタートして以来、世界的に普及しており、日本には2016年に上陸しました。

フードデリバリーサービス全体にいえることですが、2020年以降、新型コロナウイルスの流行により需要が増加しています。
 

ウーバーイーツの仕組みを解説

ウーバーイーツのサービスは、ユーザーがアプリやwebサイトから料理を注文して、飲食店の出来立ての料理を配達パートナーがユーザーの指定した場所まで届けてくれるフードデリバリーサービスです。

利用の流れとしては、ユーザーから注文が入ると、近くにいる配達パートナーへ通知が入り、マッチングが行われます。マッチングで決定した配達パートナーが、飲食店から商品を受け取り、注文をしたユーザーの元まで届けます。

これまでの宅配サービスとは異なるのは、配達を宅配業者や飲食店のスタッフ行うのではなく、個人の配達パートナーが行うという点です。
 

ウーバーイーツの登録料は何円?

登録料は無料ですが、初期費用などが発生します。
 

登録料や手数料について解説

登録店舗側

ウーバーイーツの登録店舗は、月額の利用料などは無料になっていますが、タブレットレンタル費、メニュー作成費、写真撮影費など、ウーバーイーツ出店時の初期費用として50,000円がかかります。登録料は無料です。

ウーバーイーツで注文が入った際には、実際に発生した売上の35%が手数料としてかかります。支払いは、一度ウーバーイーツが徴収代行して、諸経費を差し引いた金額が指定口座へ振込まれます。管理ページやメールにて支払の詳細を確認することも可能です。

【他のフードデリバリーサービス】
・出前館
初期費用20,000円。タブレットを持っていない場合は月額800円でレンタルしたものを使用可能です。月額利用料は無料ですが、配達員によって手数料が変動します。手数料は、出前館配達員が配達する店舗の場合は商品代金の35%、加盟店スタッフが配達する店舗の場合は商品代金の10%がかかります。

・wolt
初期費用、月額利用料は無料です。受注アプリ専用iPadの購入またはリースが必要となります。手数料は、実際に発生した売上の30%です。

・menu
初期費用50,000円。手数料は、実際に発生した売上の34%です。menuは、デリバリーサービスの中で唯一、24時間配達の対応をしています。


利用者側

ウーバーイーツでは、料理代金の他に送料(配送手数料)とサービス手数料がかかります。

送料は50円からで、レストランと配達先との距離などから自動的に算出されます。基本的には距離が近ければ近いほど安く、徒歩10分圏内にあるレストランであれば、おおむね送料50円~100円で注文できます。

サービス手数料とは、注文した小計(料理代金)にかかる料金で、小計の10%(上限350円まで)がかかります。
さらにウーバーイーツでは、最低注文料金はありませんが、注文料金が700円未満の場合に、少額注文における手数料150円がかかります。

【他のフードデリバリーサービス】
・出前館
配達料(配送手数料)、少額注文手数料、現金払い手数料の3つの手数料がかかります。配達料は0円~420円までがほとんどです。少額注文手数料は800円未満の注文の場合に330円がかかります。現金払い手数料は、現金払いの場合に110円の手数料がかかります。

・wolt
配達手数料、少額注文手数料、サービス料の3つの手数料がかかります。配達手数料は距離に応じて変動します。お店から~1km未満は50円、1km~2kmは150円、2km~3kmは250円、3km~4kmは350円、4km以上は350円もしくは450円となっています。配達先までの直線距離で一定の配達料が決められています。少額注文手数料は、最低注文金額の差額を支払う形になります。東京エリアは最低注文金額1,000円、その他のエリアは最低注文金額700円です。また、別途で10%のサービス料がかかります。

・menu
配達料金、少額取扱料、取扱サービス料、銘店サービス料、長距離少額手数料の5つの手数料がかかります。手数料の種類が多く見えますが、取扱サービス料、銘店サービス料、長距離少額手数料の3つは特殊な注文条件の場合のみです。配達料金は変動性となっており、300円~800円の間の設定されていることが多くなっています。少額取扱料は、注文した商品の合計代金が1,000円未満の場合に発生する手数料で、注文した商品の代金とは別で150円が少額取扱料として加算されます。取扱サービス料は、コンビニなどの小売店で注文の際に発生する手数料で、注文した商品合計代金の10%が取扱サービス料として加算されます。銘店サービス料は、menuの中でも至高の銘店とされる、グルメガイドで星を獲得しているようなハイクオリティなお店で注文した際に発生する手数料です。商品合計代金の10%が銘店サービス料として加算されます。長距離少額手数料は、配達エリアを拡大している状態で、商品の合計代金が4,000円未満の場合に発生します。注文した商品代金とは別に500円が長距離少額手数料として加算されます。
 

登録店舗の利益とコストは?

ウーバーイーツの導入にあたって、初期費用に加えて包装代などもかかってきます。それを上回る利益があるかどうか検討していきましょう。

単純な売り上げ金額ではなく、注文金額から手数料を差し引き、原価率を差し引き、包装代を差し引きした上でようやく残るのが利益になります。
 

登録方法を紹介

まずは公式サイト内にある登録ページから、飲食店名などの必要事項を入力します。
情報登録のあと、ウーバーイーツの担当者から連絡が入り、事前に入力した内容にミスや記載漏れなどがなければ、店舗登録の審査が行われます。
審査に通ったら、ウーバーイーツ用のメニュー作成、価格設定、料理の写真撮影、注文受付用のタブレットの設定を行い、ウーバーイーツの営業がスタート可能です。

公式サイト登録ページ:Uber Eats のパートナーになる | Uber Eats
 

登録後にやっておくべきポイントを紹介

自店のスタッフを配達員に登録する

通常は、注文が入った時に配達パートナーが周りに居ない場合、残念ながらその注文はキャンセルになってしまいます。配達パートナーがなかなかマッチングできないような忙しい時間帯のキャンセルはやむを得ませんが、中途半端な時間帯のキャンセルを防ぐ事が売上げアップのためには重要です。

自分の店舗のスタッフがウーバーイーツの配達もできる状態になっていれば、近くに配達パートナーがいない場合でも、自店スタッフが配達に行けます。少しでも売り上げを伸ばすために、自店のスタッフを配達員に登録しておきましょう。
 

まとめ

ウーバーイーツの仕組みや登録方法について解説してきました。比較的簡単に導入できることから、フードデリバリーサービスをスタートする飲食店も多いですが、サービスによって利用料や手数料などが大きく変わります。導入の際は、総合的に検討を重ねて判断しましょう。

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