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メニューのポップのポイントは?ポップの意味から解説

シェアダイン編集部
作成日:2022/08/02
更新日:2022/11/28

目次

宣伝のツールとして、ポップという言葉があります。ポップはよく「お店のポップ」という使われ方をします。
飲食店のポップ、デパートや商業施設にある様々なポップがあり、私たちは生活をしているだけで、世の中に溢れた沢山のポップを目にすることでしょう。ポップには、デザインや書き方、形、材質など沢山のものがあります。
この記事ではポップとはどういう意味で、どういう役割をもつのか、わかりやすく解説いたします。

ポップとはそもそもなにか

ポップは「Point of purchase advertising」の頭文字をとったもので「ピーオーピー」と呼ばれることもあります。
「購買時の広告」という意味をもち、店舗の周辺や店頭、商品の近くで商品名や価格、セールスポイントなど、商品の魅力をお客様に伝えるためのツールのことです。
大切なのはただ情報を伝えるのではなく、ポップを見ることで、即座にお客様の目を引き、商品への興味を高める必要があることです。そのため購買意欲を促す効果をもち「購買意欲促進広告」とも呼ばれます。
材料は、紙や布、プラスチックや木のボードなど、種類も大判のポスターから、卓上に置かれるポップなど様々なものがあります。単純にメニューを書いただけのものよりもメニューの魅力が伝わるよう工夫されたポップの方が注文される確率が高くなることは、当然ですね。

飲食店におけるポップの役割

では飲食店で、ポップはどんな役割があるのか解説いたします。単純にお客様の購買意欲を高めるだけではなく、場面によってもさらなる効果が期待できます。

おすすめのメニューのアピール

飲食店でポップを置くことで、おすすめのメニューをアピールすることが可能です。
例えば、レストランや居酒屋などの飲食店の席についた時に、席にあるメニューや壁に貼ってあるポスターは、よく目に入ります。
ポップを設置しておくだけで、おすすめメニューを店員が直接説明しなくても、自然に薦めることができます。
店員が忙しいときや、過度に宣伝したくない場合にも効果的です。
デザートやサイドメニューの追加注文をしてもらいやすくなる効果もあるので、おすすめのメニューがあるのであれば、ポップにして置くだけでアピールになります。

新商品のアピール

飲食店でポップを置くことで、新商品のアピールをすることも可能です。
折角新商品を発売しても、まずは人の目につかないと売れることがありません。そこで、新商品用のポップを作成し、卓上のメニューなどにポップを用意することで新商品の存在を知ってもらうことができます。
季節限定商品、今ならお試し価格などポップに書くことでお客様に「食べてみたい」「今行かなきゃ」と思ってもらえることが可能です。
新商品の存在を知ってもらうことができ、簡単に新商品をアピールをすることができます。

店内ポップを作成するときに効果的はポイント

店内ポップとは、卓上の三角ポップ、壁に貼ってあるメニュー、ポスター、レジ回りにあるポップなど様々なタイプのものがあります。おすすめメニューのアピールや追加注文による客単価アップ、会員登録などでリピーターを獲得するのにとても効果的です。

情報を整理して、設置場所を考える

どこに設置するポップを作るかで、効果的なデザインや種類は違います。
テーブルの上かレジの横、売りたいものを考えてポップを作ると良いです。
例えば、追加注文を促すのが目的であれば、テーブルで気軽に注文しやすい雰囲気のポップ、レジ横では次回注文や次回来店につながるものを意識して作成すると効果的です。
必要となるのはメニュー名と価格ですが、注文につながる情報を考えて作るととても効果的です。まずはどういう目的でポップを作るか、どういう状態で購入してもらえそうか考えた上で、ポップの作成に進むと良いでしょう。

購買意欲をUPさせる掲載内容にする

店内ポップを作成する上では、最終的に買ってもらうために、購買意欲をUPさせることが大事です。よりわかりやすい情報をポップに書いたり、気になって店員さんに聞いたり調べ始めたりしてもらえるのであれば、大成功でしょう。
そのためには、ポップそのものに情報を入れ込みすぎると情報過多になってしまうのには注意が必要です。お客様に興味を持ってもらえそうなワードなどを入れて興味を持ってもらい、そのあと調べやすい仕組みを作るのが効果です。
調べやすい仕組みとして、QRコードをポップに記載させる方法もあります。詳細な情報を気軽に見れるので、情報を沢山お客さまに見てもらえる工夫と言えるでしょう。

お店や商品に合うようなポップづくりを意識する

店内ポップで大事となってくることは、お店の雰囲気や商品の魅力を減らすことのないポップを作ることです。
例えばナチュラルな雰囲気のパン屋さんに、派手なポップがあったら少し違和感を感じると思います。お客様に、店内の雰囲気と少し違うなと思われてしまい、逆効果となってしまうことがあります。お店の調和を乱さないようにポップを作成することも大事です。

店外ポップを作成するときに効果的なポイント

店外のポップと言えば、店外や店の入り口に設置するもので、看板やのぼりなどがあります。大きな目的としては、店の魅力やおすすめメニューを伝え、来店を促す効果があります。

ターゲットを確認する

店外ポップで大事なことはまず、お店に来てもらうことです。「誰に向けられた広告なのか」を明確にせずに作成すると、なかなか興味を持ってもらえずそもそも来店してもらえないかもしれません。
男性向け、子供向けなどターゲットによってポップの表現方法も変わってきます。デザインだけではなく、配置する場所も変わってきます。
まず、足を止めてお店の中に入ってきてもらう、そのためにもターゲットを明確にして、ターゲットに合わせたポップ作りをするとお客様の来店に効果的です。

目を引くデザインを意識する

目を引くデザインを意識してポップを作ることは、お客様が通りかかったときにまず見てもらうという行動を起こさせるのに必要なことです。
特に店外ポップはまずお店に来てもらうことが大事です。地味で目立たないデザインではそもそも気づいてもらえないかもしれません。
「わかりやすさ」も大事で、商品内容やセールスポイントはパッと見ただけである程度わかるポップ作りが集客に効果的です。

まとめ

ポップとは「Point of purchase advertising」から作られた言葉で「購買時の広告」という意味を持ちます。おすすめメニューや新商品をアピールする役割があります。店内向けポップ、店外向けポップ、さまざまな形や種類があり、それぞれ効果的なポップの作り方があります。
ポップ作りで大事なのは誰をターゲットにして、なにを売りにしたいか伝わるものを作ることです。もちろん目的によって、ポップを配置する場所にも気を配る必要があります。
折角素敵なポップを作っても、気づいてもらえない位置に配置するのでは、効果が薄れてしまいます。素敵なデザインも大事ですが、お客様の立場に立ってポップを作成してみると良いです。
お店を始めたいと考えているのであれば、商品を作り出したりお店づくりも大事ですが、宣伝隊長として優秀なポップの作成や設置にもこだわってみましょう。

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