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posレジのおすすめと導入のメリットの紹介

シェアダイン編集部
作成日:2022/09/22
更新日:2022/12/19

目次

飲食店を経営するうえで会計は接客や調理と同様に大切な業務です。しかしながら開業時に会計システムにまで注意が届かず「レジスターは安物でいい。経費削減が重要だ」などとコストだけで選んでしまい、後で後悔するケースも少なくありません。

飲食店の経営者にとってレジスター選びは意外な盲点と言えるでしょう。そこでこの記事では最新のPOSレジに着目。POSレジの機能やメリット・デメリット、種類などについて多角的に解説いたします。

POSレジ(POSシステム)とは

POSレジとは、POSシステムを搭載したレジスターのこと。「POS」は英語の「Points of Sales」の略語で、日本語では「販売時点情報管理」と呼ばれます。POSシステムは店舗の売上や消費者の購買活動などの情報を集計するハードとソフトを総称した名称です。

POSレジはお客様が代金を支払った時点で飲食した日時と店名、メニューの数量と代金、お客様の人数などを記録します。また店舗側で会員カードやポイントカードを発行している場合はお客様の年齢性別などの個人情報も合わせて記録可能です。

POSレジが収集した情報はネットワーク経由でPCやサーバーに送って蓄積されます。それを元にマーケティング分析を行うことで店舗ごとの売上や在庫、顧客情報などの管理と分析を自動で行い、経営状態をリアルタイムで可視化することができます。

POSシステムのないレジスターでは、会計時に売上代金と釣り銭を計算して記録したり、レシートを発行したりすることはできますが、販売情報を蓄積したり、複数の店舗の経営情報を一元的に管理したり、自社の会計システムと連動したりすることはできません。

クレジットカードやQRコードによるキャッシュレス決済も、オンラインによる外部の決済システムとの連携が必要です。キャッシュレス決済の選択肢が増えた現在では、事業規模を問わずPOSレジが必要不可欠となっています。

POSレジの機能

POSレジはレジスターにIoT技術を搭載したオンラインネットワーク端末のひとつ。以下に示すようにレジスターとしての基本機能に加えて、販売に関する情報を本部のPCやサーバーに転送して集計分析する機能を備えています。

会計機能

レジスターとしての基本機能は現金決済による会計機能と、レシートやクーポン券などの印刷機能が基本。POSレジではテイクアウトと店内飲食の税率の違いや割り勘なども分割決済も自動で対応可能です。

キャッシュレス決済対応

POSシステムはネットワーク経由で外部の決済システムと連携可能。近年多様化が進むキャッシュレス決済にもスムーズに対応できます。

売上情報の管理分析機能

レジの売上情報の管理分析はPOSレジが得意とする機能のひとつ。日々の売上情報を蓄積して店舗ごとの売上を分析してデータを可視化する機能です。情報分析によって売上が低い店舗の課題を洗い出すことで経営改善効果が高い戦略の策定ができます。

そのほか従業員の勤怠管理など人事給与システムとの連携機能や、在庫状況の管理機能を搭載した複合型のPOSシステムも人気です。多店舗展開の飲食店では全店舗の予算実績や原価、勤怠、予約状況、確定申告など全ての管理業務を一元化することができます。

POSレジを導入するメリットとデメリット

POSレジは業務の効率化に欠かせない多機能レジスターとして多くの小売店に採用されています。最新機種には使いきれないほど多くの機能がありますが、使えなければデメリットになることも。ここではPOSレジのメリットとデメリットについて解説します。

メリット

会計処理の効率化

POSレジの最大のメリットはレジによる会計処理を効率化できること。お客様に提供するメニューや商品の情報をあらかじめ登録できるので、会計作業に要する時間と労力が削減され、計算ミスの防止にもつながります。

コストの削減

POSレジを導入することで会計業務と事務管理の効率化が可能。飲食店のレジ業務や売上管理は一般の小売店ほど煩雑ではありませんが、そのためにスタッフが兼任する場合が多く、POSレジの導入で事務的な業務を効率化できれば人件費削減にもつながります。

デメリット

費用が高額になる

POSレジ導入のデメリットとしては導入時の初期費用が高額なことと、ランニングコストがかかること。初期費用はレジ本体に通信機器と管理ツールの導入費用が必要です。ランニングコストは通信費用とシステムの保守費用などが必要になります。

トラブル時に会計業務が全停止する危険性がある

POSレジに限らず全ての電子機器に共通する問題として、停電や通信障害、故障などのトラブルが発生すると会計業務が全停止してしまう危険性があります。台風や地震などのリスクに備えて、緊急時の業務対応マニュアルを用意するなどの対策が必要です。

POSレジの主な種類

POSレジにはさまざまな種類があります。飲食店でよく使われるのは以下の3種類です。

ターミナル型

ターミナル型は一般的なレジスターにPOSシステムを搭載したもの。見方を変えるとPOSシステムの端末にレジスターを一体化したもので「筐体一体型」「一体型」とも呼ばれます。最近では小型で高機能なモデルも多く、省スペース化にもつながります。

パソコン型

パソコン型またはPC型はパソコンに専用アプリをインストールしてPOSシステムに利用するタイプ。レジの会計処理に必要なスキャナーやレシートプリンター、キャッシュドロワーなどは周辺機器としてパソコンに組み合わせます。

パソコン用のメールソフトや経営・勤怠管理ソフトなども併用できるため、個人経営の飲食店でも人気が高まってきています。

タブレット型

タブレット型はAndroidやiPadなどのタブレット端末やスマートフォンに専用アプリをインストールしてPOSレジとして利用するタイプです。携帯可能なPOS端末は飲食店で接客時に注文内容をその場で入力できるため、会計業務の効率化が可能です。

よく利用されているPOSレジ

手軽に導入できるPOSレジとして、パソコンやタブレット、スマートフォンに専用アプリをインストールしてPOSシステム化するサービスが人気です。ここでは人気のPOSレジサービスとしてスマレジ、ポスタス、ユビレジの3製品を紹介します。

スマレジ

株式会社スマレジが提供する「スマレジ」はiPadやiPhone用のアプリを使ったクラウド高機能タブレットPOSレジサービスです。通常のレジ機能もタブレットで対応。自動釣銭機との連動も可能です。前会計と後会計、割り勘、テイクアウトなどにも対応します。

参考:高機能クラウドPOSレジ「スマレジ」 - iPad/iPhoneアプリを使った無料で始められるPOSレジ (smaregi.jp)

POS+(ポスタス)

POS+はポスタス株式会社が提供する高機能クラウドPOSサービスです。設置と初期設定はサポートが担当するため、初めての方でも安心です。売上や顧客管理などの基本機能はもちろん、飲食店に特化した基本機能を搭載。365日無料の電話サポートも利用できます。

参考:POSレジならクラウドPOSのPOS+(ポスタス) (postas.co.jp)

ユビレジ

株式会社ユビレジが提供する「ユビレジ」はiPadに専用アプリをインストールして利用するタブレット型POSレジサービスです。操作が簡単で初心者でも直感的な操作で使用可能。予約管理やクラウド会計などのソフトやキャッシュレス決済とも連携できます。

参考:ユビレジ | カンタン操作で高性能iPad用POSレジアプリ (ubiregi.jp)

まとめ

POSレジとは、POSシステムを搭載したレジスターのこと。レジが収集した売上情報をネットワーク経由でPCやサーバーに送って店舗ごとの売上や在庫、顧客情報などの管理と分析を自動で行い、経営状態をリアルタイムで可視化することができます。

パソコンやタブレット、スマートフォンに専用アプリをインストールしてPOSシステムとして利用するサービスも人気です。

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