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栄養士がするべき面接対策とは コツや持ち物なども合わせて解説

シェアダイン編集部
作成日:2022/08/20
更新日:2022/12/07
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目次

栄養士の面接では、実際の仕事で重要な高い衛生管理能力があるかどうかを見られます。
また、これまでの知識や経験を生かして、企業にどんな貢献ができるのかも重要なポイントに。

栄養士の面接に合格するために、具体的にどんな対策をすれば良いのでしょうか。
この記事では、栄養士の面接で対策すべきこと、気を付けるべきポイントについて詳しく紹介いたします。

栄養士がするべき面接対策とは?

栄養士が活躍する場所は、学校や病院、官公庁などに留まらず、食品メーカーや飲食店、スポーツ関連施設などもあります。その中で、給食や社食などの献立作りや食育、民間企業の商品開発など、自分がどんな仕事がしたいのかを明確にすることが大切です。

栄養士としての目標や自分の強みなどを、自分の言葉で伝えられるように準備する必要があります。また、転職の場合は転職先の会社にしかできない業務があれば、アピールポイントになります。なぜ転職したいのかについて伝えるために、志望動機を明確に伝えることを意識して準備しましょう。

面接当日の準備について解説

清潔感を大切に

栄養士の面接で一番大切なことは「清潔感」です。他の職業でも同じですが、栄養士は食材や栄養のスペシャリスト。人の体に入るものを扱うため、他の業種以上に清潔であることが求められます。例えば、髪が肩にかかる長さならまとめ髪にしたり、顔に髪がかからないようにしたりすると、清潔感が高まり印象が良くなります。

「この人なら、衛生面で安心して任せられる」という印象を持ってもらうことが大切。髪型以外にも爪を短くしたり、シャツにしっかりアイロンがけをしたりしましょう。また、見落としがちなのが靴です。革靴に剥げや汚れがないか確認しましょう。メイクは薄めのナチュラルメイクで、派手な色のメイクは控えましょう。

持っておくといいアイテム

栄養士の面接に必須の持ち物は、履歴書や職務経歴書を保護するA4ファイルです。折り目が付かないように提出するため、A4サイズのファイルが入るカバンを使いましょう。また、筆記用具や印鑑なども必要になるかもしれないので持っておくといいでしょう。

栄養士の面接対策で、ぜひ持っておきたいのは鏡やストッキングの替え。鏡は、メイク崩れや髪型をいつでも直せるようにするためです。昼食後に面接がある場合、昼食後に口腔内が清潔か確認するときに役立ちます。

ストッキングの替えを持っていると、ストッキングが破れてしまったときに慌てずに済みます。やぶれたストッキングでは、清潔感が台無しに。緊急時はコンビニで買えばいいと思いがちですが、まもなく面接という段階だと買いに行く時間がないこともあります。持っていて損はないので用意しておくといいでしょう。

心がけたいマナー

栄養士の面接で特に気を付けたいのがマナーです。社会人としてのルールが守れる人かどうかを見られます。面接会場には、面接開始時間の10分前には到着するようにしましょう。また、待ち時間は、面接に集中していないと思われないようスマホの見すぎに注意しましょう。

面接官は、うまくコミュニケーションできる人なのかも見ています。面接中は面接官の話を遮ったり、自分の要望だけを伝えたりするのはNG。コミュニケーション能力に問題があると思われてしまうので気を付けましょう。また、緊張すると質問の意味を間違って捉えてしまうことがあります。質問はよく聞いてから答えるのが大切です。本来の自分を出せるように、リラックスして答えるようにしましょう。

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面接で意識するポイントを紹介

面接で意識するべきポイントを、以下に紹介いたします。

身だしなみ

栄養士の面接で重要な清潔感のある身だしなみは、服や髪型だけ整えれば良いわけではありません。どれだけ身だしなみを整えても、話し方や姿勢、言葉遣いに問題があると不衛生な印象を与えてしまうことがあります。例えば、猫背や貧乏ゆすり、足を組むなどの姿勢のクセはネガティブな印象を与えるので注意が必要です。

言葉遣い

また、語尾を伸ばしたり、敬語が抜けたりするとだらしない印象に。話すとき「えーっと」「あのー」といった言葉を連発するのは控えましょう。意味のない言葉は、発言に対する準備不足と捉えられるかもしれません。また、敬語を忘れるのも失礼になることがあります。聞かれそうな質問にはっきりと答えられる準備をしておきましょう。

印象に関わること

また、真顔よりも笑顔で受け答えをすると印象が良くなります。日ごろから自然な笑顔を意識して話すといいでしょう。また、マニュアル通りの回答である必要はありません。自分の意思を伝えるために、自分の言葉で受け答えができるようにしましょう。

事前に対策するポイントは?

栄養士の面接の対策で重要なのが、事前リサーチです。面接官は「うちの会社でどんな貢献ができるのか」を知りたいと思っています。就職したい企業をしっかり研究しておくと、どうしてもこの会社に就職したいという強い意思が伝わります。面接官からの質問にもはっきりと答えることができて、好印象を持たれるでしょう。

また、履歴書に記載したことは、どんなことを聞かれてもいいようにしっかりと把握しておきましょう。前職や今まで勉強してきたことについて、具体的に答えられるようにしておくことが大切。履歴書に記載したことを自分の言葉で説明すると、「進みたい道を計画的に進んできた人」という実直な印象が伝わります。

よくある質問と回答のコツを紹介

栄養士の面接対策として、よく聞かれる質問と回答のポイントについて紹介いたします。

Q:この会社を選んだ理由は?

この会社でなにをしたいのか、自分ならどんな貢献ができるのかをアピールすることが大切です。志望動機はほぼ間違いなく聞かれる項目です。この会社で働きたいという意思を伝えましょう。「休みが選べるから」「お給料がいいから」という理由を答えるのはNG。企業研究をしっかりして、魅力を感じた業務について答えましょう。

Q:学生時代にがんばったこと、印象に残った出来事を教えてください。

この質問には、人柄や得意分野、働きぶりを知りたいという意図があります。また、多くの人の中で働くのに必要な、コミュニケーション能力を見られています。アルバイトの経験やサークル活動など、人と関わる経験をしたことがあればアピールしましょう。
また、食について自分なりの研究をしたという回答も良いでしょう。例えば、食に関する資格を取ったり、子ども食堂でボランティアをしたりという経験もアピールポイントになります。

Q:日常的に、料理をする機会はありますか。また、得意料理はありますか。

この質問には、正直に答えるのが良いかと思います。栄養学と料理上手は違うので、焦る必要はありません。料理をあまりしないのなら素直に伝えましょう。料理が好きな場合は、具体的なメニューや栄養のプロとして、バランスの良い献立を考えるという言葉を添えるといいでしょう。

Q:栄養士になりたいと思ったのはなぜですか。

思ったことを伝えることが大切です。料理が好き、食べることが好きという回答でもかまいません。食べることを通じてなにがしたいのかを伝えられると、よりアピールできます。例えば、おいしい食事で健康になってほしい、食育を通じて食の大切さを子供たちに伝えたいなど、目指す会社の理念と合致することがあれば、さらに好印象を持ってもらえるでしょう。


Q:(転職の場合)前職をやめたのはなぜですか。

この質問は事前準備をしておきましょう。「残業が多すぎた」「やりがいを感じられなかった」などネガティブなことを答えるのはNG。コミュニケーション能力に問題があると思われてしまうかもしれません。残業が多くプライベートな時間が取れなかったのなら「仕事とプライベートの時間配分を見直したかった」と答えるといいでしょう。
また、やりがいを感じられなかった場合は「会社に貢献できているという実感をもって働きたいから」というように、ポジティブな答えを用意しておきましょう。辞めた理由を聞かれるのは、採用者に「採用後のミスマッチを避けたい」という想いがあるからです。辞めた理由をそのまま伝えると、また同じ理由で辞めてしまうかもしれないと思われてしまうので注意しましょう。

まとめ

栄養士の面接や対策について、ご紹介しました。栄養士の面接は清潔感がとても重要です。高い衛生意識があることを伝えるため、身だしなみには細心の注意を払って面接に挑みましょう。

また、一般企業の面接と同様に社会人としての最低限のマナーについても見られています。面接会場にはゆとりをもって到着し、ハキハキとした言葉遣いで受け答えをすることが大切です。

栄養士の面接では、志望動機や栄養士になったきっかけなどが聞かれます。就職したい会社の得意分野を研究して、自分のやりたいことを伝えましょう。面接の会話から人柄やコミュニケーション能力を判断されます。栄養士の面接対策をしっかり行い、ゆとりをもって面接に挑むことが、面接の成功へと繋がります。

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