バーの種類とそれぞれの特徴の解説 利用の仕方とは
目次
バーとは、ワインやカクテルなどのお酒をバーテンダーが提供する飲食店のことで、実は沢山の種類があります。一般的にイメージされるスタンダードなバーから、趣味や嗜好に合わせた個性的なバーなど様々なお店があります。
この記事ではバーの種類や、魅力についてわかりやすく解説いたします。知識を深めたり好みのバーを探す参考にしてください。
様々なバーの種類や特徴
スタンダードなバー
まずはバーと聞いて良くイメージされる、お酒と食事、人との会話を楽しむバーについて、種類と特徴を説明いたします。
オーセンティックバー
オーセンティックとは「本物の」という意味で、格式の高さを表現するワードです。オーセンティックバーには、バーカウンターがあり、熟練の技術を持つバーテンダーがいます。
落ち着いた色の照明とムーディーな音楽が流れるお店が多く、店主とのおしゃべりも楽しめることが特徴です。
スタンディングバー
近年増えてきた立ち飲みスタイルのバーをスタンディングバーと言います。椅子のあるバーと比べて料金も比較的安くてカジュアルなことが特徴です。
全員が立ってお酒を楽しむため、お客さん同士が仲良くなることも多いようです。外国人も多く訪れるため、人との出会いも楽しみの1つと言えるでしょう。
ダイニングバー
ダイニングバーとは、お酒だけではなく食事メニューも充実していることが特徴のバーで、女子会などで使われることも多いようです。カジュアルな雰囲気で使えるので、少人数から団体客まで幅広く利用されます。
どちらかというと居酒屋に近い営業スタイルのお店が多いでしょう。
個性のあるコンセプトのバーが増加
近年、沢山の種類のバーが増えています。ただお酒だけではなく、趣味や嗜好を楽しむお店が多くあります。その種類や特徴について解説いたします。
スポーツ観戦ができるバー
スポーツバー
スポーツが観戦できるバーをスポーツバーと言います。サッカーや野球、ラグビーなどのスポーツをお店に設置された大型テレビで、観戦しながらお酒を楽しむことができるのが特徴です。
外国人が沢山集まっていることも多いので、スポーツ観戦をしながら、国際交流もできるのがメリットのバーです。
アミューズメント系
ダーツバー
ダーツバーとは、ダーツマシンを設置していたり、ダーツ用品等を扱っているバーのことです。店主自身がダーツ好きだったり、プレイヤーだったりすることが多いようです。
その他の要素は、普通のお店と変わらないので、必ずダーツをする必要があるわけではありません。オシャレなお店も多いので、デートにもおススメです。
マジックバー
マジックバーとは、美味しい食事やお酒を楽しみながら、間近でマジックを観ることができるバーのことです。店内のステージにマジシャンが立って、マジックを披露するステージマジックと、マジシャンがバーカウンターや各テーブルを回り、マジックを披露するクロースアップマジックの2種類のお店があるようです。
マジシャンと交流するのも楽しみの1つとされています。
個々のお酒に特化する
ワインバー
ワインバーとは、ワインの品揃えが充実していているのが特徴で、ワインに合う料理を出すバーのことです。ボトルだけではなく、グラスで様々なワインを楽しむことができるのが嬉しいお店です。
希少なワインや世界中の個性的なワインに出会うことができたりするので、ワイン好きにはたまらないでしょう。
日本酒バー
日本酒バーとは、日本酒に精通した専門家が日本酒の管理を行い、提供するバーのことです。全国各地の日本酒が揃い、さまざまな風味の日本酒を飲み比べできるのが特徴です。
飲み比べをしながら知識を教えてもらい、自分に合う物を探すことができます。日本各地の日本酒を飲みながら、少し旅行気分に浸れるのが嬉しいところですね。
音楽を楽しむ
ジャズバー
音楽を楽しむことができるバーで代表的なものにジャズバーがあります。ジャズバーとはBGMとしてジャズを常に流しているのが特徴のお店で、友人やカップル、夫婦で談笑しながらお酒を楽しめます。比較的静かで暗めな雰囲気作りをしていることも多いので、訪れる際は雰囲気を大事にしましょう。
ジャズ好きが集まるので、店内にいる人が共通の雰囲気を楽しめる一体感もあります。
趣味に特化する
鉄道バー
鉄道バーとは、店内の巨大ジオラマに電車が走るバーのことです。目の前で電車を眺めながらお酒を楽しめるお店もあり、鉄道好きな人はもちろん、鉄道に興味がない人でも楽しめます。大人の秘密基地のような雰囲気が人気とされています。
アニメバー
アニメバーとは、アニソンを聞いてお酒を飲みながら、アニメの話を楽しんだり、アニソンのカラオケで盛り上がるバーのことです。スタッフがコスプレをしているお店も多く、色んなジャンルのお店があるので、
アニメ好きであれば自分の好みのアニメのジャンルのお店を選ぶと特に楽しめるでしょう。共通のアニメ好きの友達ができたら幸せですね。
バーとバルの違い
バーはバーテンダーが接客やお酒の提供をメインで行います。営業時間は夜のみでお酒がメインとなり、落ち着いた雰囲気なのが大きな特徴です。
それに対してバルは朝はカフェ、昼はランチ、夜はアルコールとおつまみなど夜に限らず、色んな時間での営業が基本となります。とくにスペインでは、地域におけるコミュニケーションのためのスペースとされていて、いくつも、はしごするもののようです。
バーはバルと比べて、夜であることやお酒の提供がメインになっていることが特徴と言えるでしょう。
バーを利用する際の注意点
バーに訪れる際には、色々な注意点があります。ここではバーを利用する際で特に気を付けるべきことについて、紹介いたします。
声のボリューム
声のボリュームは、特に他のお客さんへの配慮が必要です。居酒屋では許されるような大声での会話はマナー違反とされていて、雰囲気を大切にし声のボリュームを調整するのが良いでしょう。
服装
実は、ホテルや高級レストラン以外は、ドレスコードを設けているお店は少ないようです。ただしカジュアルすぎるとバーの雰囲気に合わず、浮いてしまうことがあります。
礼儀として、清潔感やある程度のオシャレは必要です。ただし、お店の雰囲気や種類によるので予めお店の雰囲気を写真などで確認するとよいでしょう。
人数や目的に合ったバーをセレクトする
お店の雰囲気や種類にもよりますが、カウンターをメインにしているバーも多いので、大人数は向かないお店も多いです。カウンター席なら2人まで、ボックス席やテーブル席であれば4人くらいまでがベストとされています。
もちろん広めのダイニングバーもあり、お店の雰囲気にもよるので、大人数で訪れたい場合は、事前に確認すると良いかもしれません。いきなり大人数で訪れて雰囲気を壊してしまうことだけは注意しましょう。
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まとめ
バーには色々な種類があり、イメージされやすいオーセンティックバーという雰囲気のよい格式高いバー、人と出会いやすいスタンディングバー。人との食事も合わせて楽しめるダイニングバーなどのバーから、趣味が楽しめるスポーツバーや鉄道バー。音楽を楽しめるジャズバーや女の子と交流できるガールズバーなど様々なバーがあります。
どのバーにも共通することですが、事前にお店の雰囲気を確認するのは大事です。
バーの目的によって楽しみ方やマナーが違うからです。特に、声のボリューム、服装、人数などが気を付けるポイントで、騒ぎすぎずお店に合った雰囲気を大事にすると良いです。
単純にお酒を楽しむだけではなく、第2の目的を何にするかでバーの種類やお店を選ぶと楽しいですね。
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