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お正月におすすめの献立を紹介 定番のものから一風変わったものまで

シェアダイン編集部
作成日:2022/09/10
更新日:2022/12/08

目次

お正月の献立といえば、おせち料理やお雑煮は定番の料理でしょう。しかし、家族や親戚で過ごすことが多い3が日は、おせち料理だけでは飽きてしまうので、献立を考えるのも一苦労です。

近年では、おせち料理は家庭で作るよりも、ネット通販で注文したり、デパートで注文したり、ふるさと納税の返礼品に充てる家庭も増えています。和洋折衷、中華など、種類も多彩なので、選ぶ楽しさも増えたのではないでしょうか。おせち料理も食べつつ、お正月に皆が喜ぶご馳走を準備して楽しく過ごしたいものです。

この記事では、お正月にふさわしい献立に合わせた定番料理や、お正月に食べたくなるおすすめの献立を下記にご紹介いたします。

お正月の特別な献立とは?

正月の特別な献立といえば、おせち料理やお雑煮ではないでしょうか。年始にいただくものは縁起もよく、特別感があります。
おせち料理やお雑煮の食材には、幸せを願い縁起を担いだものが多いので、新年を迎えるにふさわしくお正月ならではのものです。

皆で囲む食事は、普段より食材を豪華にした鍋料理も合います。すき焼きや、蟹を使った海鮮鍋などもお正月にふさわしい献立です。

お正月の定番料理を解説

ここでは、お正月の定番料理について詳しく解説いたします。

伝統ある「おせち料理」

おせち料理は、季節の節目にあたる五節句をお祝いするために、神様にお供えする食べ物「節句」に由来しています。おせち料理の起源を辿れば、弥生時代まで遡るほど古くから続いているのです。

お重に詰めることにも意味があり、重箱には「めでたいことが積み重なるように」という願いが込められています。
重箱は四段重が基本ですが、核家族化などで三段重をにするところも増えています。以下に、四段重についてご紹介いたします。

お重は上から、「一の重」、「二の重」、「三の重」、「与の重」と呼びます。
「四」は「死」を連想させるので、お正月には縁起が悪いことから「与の重」と呼びました。

それぞれの重に詰める食材は以下の通りです。

  • 一の重は「祝い肴」で、黒豆、数の子、田作り、かまぼこなどを詰めます。
  • 二の重は「口取り肴」で、栗きんとん、伊達巻き、昆布巻きなど甘いものや紅白なますなど、酢の物を詰めます。
  • 三の重は「焼き物」で、海老の塩焼き、ブリの照り焼きなど海の幸を詰めます。
  • 与の重は「煮物」で、野菜のお煮しめや筑前煮など山の幸を詰めます。


現代では、これまで食べられてきた伝統的なおせち料理に加えて、洋風、中華風など種類も豊富になってきました。重箱に詰めるより、ワンプレートでおしゃれに盛り付けて出されたり、オードブルのように並べられたりと変化しています。

欠かせない「お雑煮」

お雑煮は、神様にお供えしたお餅や収穫物を一つの鍋で煮込んだ汁物が起源です。さまざまな具を煮合わせるので、「雑煮」を呼ばれてきました。
お雑煮を食べる時は、旧年の農作物の収穫が無事に終わったことへの感謝と、新年の豊作や家内安全を願って食べます。

地域や家庭によっても使う具材や出汁が違うことにも特徴があります。
一般的には、関東は角餅に醤油仕立てのすまし汁、関西は丸餅に白味噌仕立てが主流です。

関東のお雑煮の特徴は、カツオと昆布の出汁に鶏肉を入れ、野菜が少なめで大根や人参などを入れます。醤油で味を調えたあっさりした味付けの雑煮です。焼いた角餅を入れると、あっさりした出汁に餅の香ばしさがよく合います。

関西のお雑煮の特徴は、京都から伝わったといわれており、白味噌仕立ての濃厚な味付けの雑煮です。具材は、里芋、大根、人参などを入れると白味噌によく絡んで美味しくいただけます。丸餅は、焼かずに入れて煮てから食べます。

変わったところでは、香川県の「餡餅入りのお雑煮」は、餡子の入った丸いお餅を入れた白味噌仕立てのお雑煮があります。また、鳥取県、島根県の一部で食べられている、見た目がぜんざいのような「小豆汁」は、野菜を一切入れないのが特徴のお雑煮です。

大勢で食卓を囲むにはピッタリ「鍋料理」

大勢集まることの多いお正月には、鍋料理も定番料理です。普段より豪華な具材を使い、すき焼き、かに鍋、寄せ鍋、しゃぶしゃぶなどが人気です。

・すき焼き
お正月だからこそ、少し高い牛肉で食べるのも楽しみでしょう。子供から大人まで、好きな人が多い定番の鍋料理です。

・かに鍋
お正月にはお肉もいいけど寒い時期なのもあり、かにが食べたくなる人も多いです。かにしゃぶしゃぶ、かにすきなどで食べます。

・寄せ鍋
お好みの具材を入れて、ワイワイしながら食べるのも楽しいお正月の食事になりそうです。

・しゃぶしゃぶ
豚肉で食べるのが一般的ですが、お正月には牛肉に変えてみると、いつもより特別な食事になります。

縁起のよい「寿司」

寿司はネタの種類も多く、縁起のよい魚もあるのでお正月に食べるのにもぴったりです。
出世魚の「はまち」、長寿を願う「エビ」、名前からもめでたい「鯛」など、お正月に考えながら食べるのも面白いかと思います。

その他お正月におすすめの献立をご紹介

上記した料理以外で、お正月におすすめの献立を、肉、魚、汁物、甘味ごとにご紹介いたします。

おすすめ正月献立 肉料理編

・ローストビーフ
人が集まるお正月にふさわしい豪華な肉料理です。

・唐揚げ
小さな子供から大人まで好きな人が多い定番肉料理です。

おすすめ正月献立 魚料理編

・ブリ大根
出世魚のブリを使った、甘辛い味付けの煮物は箸が進みます。ブリの出汁が染み込んだ大根も美味しいです。

・ハマグリの潮汁
ハマグリには「夫婦円満」という意味もあります。ハマグリの潮汁は、あっさりした汁物です。

おすすめ正月献立 甘味編

・デザート餅
きなこや黒ゴマペーストに砂糖を混ぜたものをつけて食べるのがおすすめ。

・ポンデケージョ(お餅のチーズパン風)
ホットケーキミックスがあれば、お餅を1cm角に切り、柔らかくしたものと粉チーズ、牛乳を混ぜたものをオーブンで焼くとモチモチした食感のパンになります。

まとめ

お正月の献立といえば、やはりおせち料理やお雑煮が定番でしょう。新年には神様に感謝をして、家内安全や農作物の豊作を祝っていただきます。お雑煮は、地域の伝統的な味付けのものや家庭によっても具材や味付けも違い、個性豊かで奥が深いお正月の定番料理です。

おせち料理は、家庭で作るよりネット通販やデパートでも購入できるので、和洋折衷、中華など種類も多彩になってきました。選ぶ楽しみも増えましたが、昔の風習も大事にしながらおせち料理を食べたいものです。

いつも食べる定番料理も、食材を普段より豪華にするだけで、お正月という特別な日を迎えるにふさわしい料理に変化するのではないでしょうか。

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