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料理研究家とは なるためのステップと板前から転職するには

シェアダイン編集部
作成日:2022/06/12
更新日:2022/11/09

目次

昨今テレビや雑誌に加え、インターネットが発達したことにより、自分が作った料理をブログに書いたり、レシピサイトに投稿したりと気軽に発信できる世の中になりました。
また、ブログよりもより気軽に投稿できるSNSが普及したことで、より手軽に、より簡単に発信し、より多くの人の目に留まるようになりました。
その中で料理研究家と言われる方達の活躍は目覚ましく、また、料理研究家の中には、自宅キッチンで料理をしている姿を公開することでより身近な存在にになっています。
今回は料理研究家と呼ばれる人たち、職業についてご説明します。

料理研究家とは

料理に興味がある方もない方も、料理研究家という言葉を目にしたことがある方は多いかと思います。
夕方の情報番組や、料理番組に出演し、腕を振るっている方、レシピ本を出版している方は多くが料理研究家の肩書で活動されている為、料理研究家とは、テレビで料理を作ったり、レシピを考案し出版している人と思われている方も多いかと思いますが、そういった方達だけが料理研究家ではありません。
料理研究家とはその名の通り、料理の作り方を研究し、アレンジを加えたり、工夫したりして作った料理を人に伝えていく、発信している方のことです。

料理研究家になるには

料理研究家へのなり方に決まりはありません。自分が作った料理や、レシピを発信し、「料理研究家」と名乗れば、誰でも料理研究家になれます。その為、料理研究家の人たちの経歴はとても様々です。
料理研究家になるいくつかの方法としては、専門学校や大学で料理や栄養の勉強をする、飲食店で料理の修業を積む、料理研究家の元へ弟子入りしアシスタント業を務めるなどがあります。
いずれの方法にしても、SNSやブログ等で自分が作った料理にかかわる情報を発信することが大切です。最近では媒体が増え、動画や写真、文章等色々な方法で情報を発信することができるようになりました。
発信し続けることによりフォロワーが増えたり、ブログの読者がつき、人気になるとレシピ本を出版したり、テレビ番組などメディアへの露出が増え料理研究家としての知名度が出てキャリアを積むことができます。

料理研究家は資格が必要?

料理研究家は総じて、食材、調理方法等の食に関する知識が豊富ですが、特定の資格は必要ありません。ですが、食に関する資格を持って活躍している人もたくさんいます。
代表的な資格は国家資格の調理師、栄養士、管理栄養士などです。これらは、専門学校や大学で学んだ人が取得でき、さらに指定の条件をクリアすると試験を受け合格することで取得が可能です。
他にも近年では様々な食にかかわる資格があり、野菜ソムリエ、フードコーディネーター、離乳食・幼児食アドバイザー、発酵ソムリエ等があります。
これらは民間の資格で通信講座などでも取得が可能です。
資格を持つことのメリットは料理という大きな枠の中で専門性を身に着け、受け手に自分の得意なジャンルをより明確に伝えることができることでしょう。ただ料理、食材、調理法の知識があるだけではなく、そのジャンルに特化した知識を持っているということをアピールすることができ自分のブランディングにも役立ちます。
ただし、前述のとおり資格がなくても料理研究家にはなれます。現代は誰もが気軽にインターネットから情報を得られる時代になりました。ダイエット料理、離乳食や幼児食、介護食、スポーツをする人向けの高たんぱく低脂肪料理等コアな料理に特化して発信する方も増えています。元々、主婦として家庭料理を作っていた方が、時短料理、節約料理などを発信したり、普段は料理とは全く関係ない仕事をしながら料理動画を発信し続けた結果、現在では書籍を発売したり、テレビ番組へ出演し、人気になった料理研究家の方々もいらっしゃいます。料理研究家には、資格よりも、探求心と情報を発信し続ける継続力が重要です。

料理研究家の仕事内容

料理研究家の仕事は非常に幅広く、多岐に渡ります。「これをしていれば料理研究家」「こうしなければならない」という決まりはありません。
テレビ番組やSNSで料理の作り方を説明している方、テレビ用の料理を作っている方、食品メーカーと協業しレシピ開発をしている方などもいます。
また、料理を研究、追求するという意味では料理教室の講師や、日々新しい料理を研究、開発し提供している飲食店の料理長、家庭料理などをいかに手軽に、低コストで作れるか研究し、発信している方も料理研究家と言えるでしょう。
全員に共通していることは、どんな方法、媒体、ターゲット層であれ、求められている情報、喜ばれる情報を発信し、伝えていくということです。ブログやSNSは誰でも簡単に始められます。自分が作った料理、研究した料理を積極的に発信することは料理研究家として大切な営業活動になります。
そして、料理研究家は男女分け隔てなく活躍できる仕事というとことも大きな特徴です。かつて昭和の頃には「男子厨房に入らず」という言葉の通り、長らく家庭では料理は女性の役割とされていました。飲食店で働く料理人を除くと、家庭料理を研究し発信していく料理研究家は女性が多いように思いますが、最近では男性の料理研究家が活躍しています。
研究、追求するという観点からは男女は関係なく、わかりやすく、役に立つ情報を発信し続けることが重要です。

まとめ

今回は料理研究家について5点ご説明しました。
・料理研究家とは料理を研究し、発信している人
・料理研究家として出版、メディア出演を目指すのであれば、ブログやSNSなどの媒体を使い、自分の研究した料理やレシピ、知識を発信し続けファンを獲得する必要がある
・料理研究家の仕事は幅広く、働き方は多岐に渡る
・料理研究家になるには資格は必要ないが、持っているとより専門性を高められ、自分のブランディングにもなる
・料理研究家は男女関係なくなれる
料理研究家という職業を知っている、テレビに出ている料理研究家さんを知っている等、意外と身近な存在の料理研究家ですが、実はなり方や仕事に決まりはなく、研究、発信していくという探求心と継続力が必要な仕事ということがわかりました。
逆に言えば、特にこれといった資格がなくても、常に発信し続けることで、その道の可能性が広がることもあります。
現代は誰もが簡単に発信できるツールが充実しています。
興味がある方は是非発信することから始めてみてはいかがでしょうか。

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