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イタリアン前菜を作り置きする方法 定番の前菜レシピも紹介

シェアダイン編集部
作成日:2022/09/04
更新日:2022/11/01

目次

イタリア料理の歴史は古く、古代ローマ帝国から始まりフランス料理の原点にもなっています。
イタリア料理はコース料理なので、前菜から始まり順を追って料理が運ばれます。

そもそも前菜の役割とは、メイン料理の前に少量だけ食べることで、食欲を刺激して次の料理へつなげることです。
イタリア料理の前菜はカラフルな野菜が使われており、彩りもきれいで見た目にも楽しい料理。

この記事では、コース料理の初めに食べる前菜について、前菜の歴史や種類と作り置きする場合に気をつけるポイントなどをご紹介いたします。

イタリアンにおける前菜とは

イタリアンの前菜はアンティパスト(Antipasto)と呼ばれており、ラテン語の「開く」が語源となっています。
アンティがラテン語で「前」を意味し、パストが「食事」を意味します。
まさに、メイン料理を食べるために、「食事前」に前菜を食べてお腹を空かせる(開く)役割になっているのです。

イタリアンの前菜の定番食材を紹介

イタリアンの定番食材は、生ハム、牛肉、チーズ、トマトなどの野菜、魚介類など多岐にわたります。

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作り置き可能なイタリアンの前菜を紹介

イタリアンの前菜は、作り置きで準備されるものが多いです。

オリーブオイル、塩コショウ、バルサミコ酢、ワインビネガーなどで味付けされることが多く、さっぱりした味付けでいただくことができます。酸味のある調味料を使う料理は食欲を増進するので、前菜にピッタリです。
おもに、生ハムやチーズに、マリネしたトマトなどの野菜などを使うのが一般的です。

作り置きできる前菜におすすめの肉、魚、野菜料理のレシピを以下にご紹介します。

おすすめイタリアン前菜レシピ お肉編

・牛肉のカルパッチョ
牛肉のカルパッチョはイタリアン前菜の定番料理です。
薄くスライスした牛肉に、チーズと野菜を盛り付け、バルサミコ酢を使用したソースをかけていただきます。牛肉の旨味とチーズのコク、そしてバルサミコ酢ソースの酸味が絶妙なバランスで、バルサミコ酢のソースのおかげでさっぱりと食べることができます。

・グリッシーニのプロシュット巻
グリッシーニというクラッカーのような食感で長いスティック状のものに、生ハムを巻いたものです。
グリッシーニはシンプルな味のパンで、グリッシーニ単品だとマナーとして折って食べますが、生ハムが巻いてあるのでそのまま食べます。生ハムの塩気だけでも美味しいですが、お好みでパルメザンチーズをかけたり、オリーブオイルをかけたりするのもおすすめです。

おすすめイタリアン前菜レシピ お魚編

・白身魚のカルパッチョ
旬の白身魚を薄く切り、塩こしょう、レモン汁をかけます。
生野菜をあわせて、味付けにオリーブオイルとバルサミコ酢やワインビネガーをお好みで混ぜたものをかけていただきます。

・タコとセロリのマリネ
タコとセロリをオリーブオイル、塩こしょう、レモン汁で味付けした料理です。
ニンニクと玉ねぎ、セロリなど野菜を炒めたものにタコを加え、トマトと水で煮ます。
タコが柔らかくなったらレモン汁、オリーブオイルを入れ、しっかり混ぜて完成です。

おすすめイタリアン前菜レシピ 野菜編

・カプレーゼ
トマトとモッツアレラチーズに、オリーブオイルと塩コショウで味付けして、バジルを添えて食べます。

・ブルスケッタ
イタリアン定番の前菜です。スライスしたフランスパンをトーストして、生ハムを乗せたり、モッツアレラチーズとトマトなどの野菜を乗せてみたりと、いろいろな食材を使って楽しめる一品です。

・バーニャカウダ
アンチョビとオリーブオイルにニンニクを混ぜたものを煮て、ミキサーでソース状にします。
茹でたブロッコリー、ニンジン、キュウリなど、お好みの野菜を食べやすくカットしたものにソースをつけて食べます。

作り置きで気をつけるポイント

作り置きで気をつけるポイントとして、気温の高い時期などに衛生面に配慮するが必要な点があげられます。
冷蔵保存ができる料理でも、翌日に食べきるようにするのがよいでしょう。
また、食材への加熱も充分に行うことも必要です。

そのほかに、イタリアンに使う材料やスパイスの保管についても注意が必要です。以下に詳しく解説いたします。

・オリーブオイル
遮光瓶に入っているので見てのとおり、日に当たる場所での保管はNGです。常温で冷暗な場所に保管します。

・ニンニク
常温の場合は、気温15~25度までの日光の当たらない風通しの良い場所で、ネットに入れて吊るしておきます。
ポイントは、外皮はつけたままで剥かないことです。
約1か月保存できます。
 
冷蔵保存の場合は、冷蔵室(0〜5度)で、ペーパータオルなどでくるみ、外皮つきのまま保存します。
1~2か月保存可能です。

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まとめ

イタリアンの前菜は、「アンティパスト」と呼ばれ、オリーブオイル、塩コショウ、バルサミコ酢、ワインビネガーなどで味付けされることが多く、ほどよい酸味が食欲を増進し、メイン料理へと促してくれます。
また、イタリアンの前菜にはさまざまな野菜も使われるので、彩りがキレイで、目で見ても楽しめる一品が多いです。

本記事で紹介させていただいたイタリアンの前菜をあらかじめ作り置きしておき、忙しい時でも彩りある食卓を楽しんでみるのもよいかと思います。

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