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栄養士の職務経歴書の書き方とポイントについて解説

シェアダイン編集部
作成日:2022/09/27
更新日:2022/11/01

目次

職務経歴書の目的は、採用担当の方へ自分の能力や強みをアピールすることにあります。
応募企業が求めている職務経験や能力について理解して作成する必要がありますが、職務経歴書には何を書くべきか、どのようにまとめたら良いのか不安な方も多いかと思います。
 
この記事では、栄養士のための職務経歴書の書き方とポイントについて解説いたします。
記事を通して、応募先の企業と自分にとっての最適な職務経歴書を作成する方法を知ることができます。

栄養士の職務経歴書とは?

栄養士の職務経歴書を作成する際、下記の3点を記載すると良いでしょう。
 
・勤務経験のある施設名、栄養指導の対象者について
栄養士の勤務先は多岐にわたり、施設ごとに求められる知識や技能にちがいがあります。従って、どの対象者への食事についての知識や経験があるのかをアピールする必要があります。例えば、老人ホームで栄養士をしていた経験があれば、介護食や高齢者の栄養、身体の状態の特徴などについての知識アピールできます。
 
・勤務経験のある施設の規模、給食数や栄養指導の対象者の人数
具体的な数字を明記しましょう。特に、規模の大きい施設での大量調理の経験は優遇されやすいです。
 
・栄養価計算、献立作成、栄養指導の媒体づくりなど、栄養士ならではの業務の実務経験
栄養士としての知識の実務経験をアピールしましょう。また栄養価計算や献立作成などをどのようなソフトを用いて行っていたのかも記載しておくと良いでしょう。また、アレルギー除去食(食物アレルギー患者の方が食べられるように食物アレルゲンを除去した食事のこと)や食物アレルギーの代替食についての経験している場合は重要なアピール要素になります。必ず書くようにしましょう。

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基本的な職務経歴書の書き方を紹介

職務経歴書は、基本的にA4サイズの白無地用紙に横書きで記入します。
パソコンで作成することが一般的ですが、ボールペンなどによる手書きで作成しても問題ありません。鉛筆やシャープペンシルなど消えてしまう筆記用具で作成してはいけません。
市販されている、手書き用の職務経歴書用紙を購入しても良いでしょう。
 
基本的には記載項目は自由とされています。自分をアピールできる項目を選んで記入しましょう。具体的には、「取得資格」、「活かせる経験や能力」、「パソコンスキル」、「自己PR」などがあります。ただし、①タイトル ②日付、氏名 ③職務経歴 は必須項目であるため必ず記載しましょう。
 
①タイトル(必須)
用紙の最上部に“職務経歴書”と記載します。一番太字にすると良いでしょう。
 
②日付、氏名(必須)
タイトルから改行して、右寄せで記載します。職務経歴書を作成した日付と、改行して次の行に氏名を書きます。
 
➂職務経歴(必須)
経験した職務について記載します。
基本的には、勤務した期間、会社名(勤務地や本社、従業員数など)、事業内容、雇用形態、職務内容、実績を書いていきます。

【例】
勤務期間:20○○年○○月~20○○年○○
会社名 :株式会社○○(本社○○市、勤務地○○市、従業員数○○人)
雇用形態:正社員
事業内容:高齢者向けの食事の開発や高齢者向施設での給食の運営
職務内容:献立作成、栄養指導、栄養管理計画書の作成、食事せんや食札のチェック
実績  :具体的に記載
 
④応募職種
自分が応募した職種を記載します。(栄養士など)
 
⑤取得資格や免許、特技、活かせるスキルなど
保有資格や、これまで培ったスキルなどを記載します。
応募職種に活かすことができそうな特技や趣味などがあれば記載すると良いでしょう。
食材の知識がある、自炊をしていて料理が得意、食費の節約が得意、などもアピール要素になります。
 
⑦志望動機、自己PRなど
何故働きたいと思ったか、これまでの経験や自分の性格、仕事への意欲や将来の目標、現在勉強中の分野ついてなど、どんなことでも構いません。
企業や採用担当者の方へアピールできることを記載します。前向きな姿勢を文章にまとめて、採用担当の方に好印象を持ってもらえるように工夫しましょう。

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職務経歴書を書く際に押さえておくべきポイントを紹介

ポイント1:応募先の企業に応じて作成する
応募先の企業の特徴を事前にリサーチして、応募企業の知りたいことや求めていることを想像し理解することが大切です。そして、自分の経験と照らし合わせ、アピールできることを選定して記載することが必要になります。
 
ポイント2:見やすく、わかりやすくまとめる
職務経歴書は記載項目や書式、作成方法など様式が自由です。そのため、レイアウトの仕方や文字の大きさなども重要なアピール要素です。さらに、パソコンで作成するのであれば、パソコンスキルをアピールでき、手書きであれば文字の丁寧さや美しさをアピールすることもできます。
 
ポイント3:履歴書と相違なく、面接時の質問と回答を想定しながら作成する
ほとんどの場合、職務経歴書は履歴書とセットで提出することを求められます。履歴書に概要を、職務経歴書に詳細を書くというようにすると2つにまとまりが出ます。
履歴書と職務経歴書の内容に基づいて面接が行われるため、質問や回答の仕方について考えながら作成すると良いでしょう。
また、履歴書と職務経歴書に記入する年号又は西暦はどちらでも構いませんが、形式は合わせるようにします。

まとめ

栄養士の職務経歴書を作成する際は、勤務経験のある施設名、栄養指導の対象者について、勤務経験のある施設の規模、給食数や栄養指導の対象者の人数、栄養価計算、献立作成、栄養指導の媒体づくりなど、経験を記載し、栄養士としての実務経験をアピールしましょう。
また、アレルギー除去食や代替食についての経験がある場合は記載しましょう。
 
職務経歴書を書く際に押さえておくべきポイントとして、応募先の企業に応じて作成すること、見やすく、わかりやすくまとめること、履歴書と相違なく、面接時の質問と回答を想定しながら作成することがあげられます。
 
冒頭でお伝えしたとおり、職務経歴書の目的は、採用担当の方へ自分の能力や強みをアピールすることです。応募企業や自分に合った職務経歴書を作成するために、求められている人材や自分の強みやアピールできる経験や能力について理解することが大切です。

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