Q. 上の子が4歳、下の子が3ヶ月になります。下の子が生まれてからは上の子までなかなか目が届かず、まだお箸がちゃんと使えません。お箸トレーニングや、お箸で食べやすいようなメニューなどはありますか?

 

A.  お箸を持ち始める年齢は決まっていませんが、3歳頃になると徐々にパパやママが使っているお箸に興味を持ち始めます。スプーンやフォークを鉛筆持ちで持てていれば、そろそろお箸トレーニングを始める頃合いです。

 お箸の正しい持ち方を初めからきちんと教えるのはなかなか難しく、何度も注意されていると、子どももお箸が嫌いになってしまいます。毎食つきっきりで練習しようというのではなく、たまたま食事の時間に下の子が寝ていて時間ができた時など、無理せず取り組める時間を見つけて少しずつチャレンジしてみましょう。

 お箸の練習で最も大切なことは子どもを褒めてあげることです。初めから上手に持てる子はほとんどいませんので、あれこれ注意したいのは山々ですが、お箸を持てている、上手に食べているんだと自信を持たせ、せっかくのやる気を損なわないようにしましょう。大げさに褒めて、その後ちょっと注意するぐらいの気持ちで教えてあげるのがいいですね。

 おすすめの食材は、煮物等などに入っている高野豆腐です。お箸トレーニングではスポンジを小さく切ってつかむ練習をしたりします。高野豆腐ならスポンジのような形なので、別でトレーニングの時間を設けなくても食事をしながらお箸の練習ができます。また、焼きそばもおすすめのメニューです。他のそうめんやうどん等などの麺類はツルツル滑ってつかみにくいのですが、焼きそばは縮れていてお箸に引っかかりやすく、うまくつかめていなくてもお箸に引っかけて食べることができます。焼きそばは子どもに人気のメニューでもあるので、まずはお箸で食べてみたいという時に試してみてはいかがでしょうか。


齋藤 裕子(さいとう ひろこ)

大学卒業後、管理栄養士として8年間認可保育園で勤務。在園児の栄養管理や食育活動の他、併設する子育て支援センターで離乳食料理教室や親子クッキングを定期的に開催。出産を機に退職し、現在2児の母。

<保有資格>

管理栄養士、食生活アドバイザー、フードコーディネーター


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