「少し前までは好きだったのにいきなり食べてくれなくなった」、「うちの子は嫌いなものが多く食べられるものの方が少なくて」など偏食にお困りのご家庭も多いのでは。

その中でも多い魚嫌い、成長に必要な栄養素がたくさん含まれている魚は積極的に食べてもらいたいですよね。今回は、どうして魚が嫌いなのが、どうやったら食べてくれるのか?出張料理サービスの料理家として、子育て世帯の食事の悩みに向き合ってきた筆者が、経験から得た克服法をご提案します。

子供は匂いと舌触りに敏感 ! 3 つの工夫で嫌いを克服 ! 

コツ①―臭みを軽減!鮮度はもちろん下処理や味付けに工夫を

魚の場合は特に、ほんの少し鮮度が落ちただけでも味覚に違和感を感じ食べない子も。生食用のお魚に火を入れて調理してあげると鮮度がよく、臭みが少ないのでおすすめです。また調理前には、塩をふり少し置くだけでも水分が出るので魚臭さが軽減されます。出てきた水分はペーパーキッチンでしっかり拭き取りましょう。他には臭みを抑える成分を含む食材、梅や生姜を使ったって煮込んだ梅煮や生姜煮もオススメです。また片栗粉で衣をつけることで水分を閉じ込めふっくら仕上げ、まわりにゴマをつけるのも香ばしさが際立つのでおすすめです。

コツ②―魚を見るだけでイヤ!となる子には混ぜ込みを!

それでも食べてくれない子には混ぜ込みをします。子供が好きなチャーハンなどに小さくほぐして入れてしまったり、ハンバーグのタネの中に一緒に混ぜてしまうことで、少しずつ慣れていってくれる場合もあります。 また鶏の唐揚げを白身魚の唐揚げにしたりと、普段お肉で食べているものを、こっそり魚に変えてしまうのもいいかもしれません。

コツ③―いずれもダメなら食育を!

意外に思われるかもですが、他に有効な方法として試していただきたいのが食育です。魚が稚魚から大人になる過程を教えてあげたり、一緒にスーパーに行ったときに子供に魚を選ばせたり、一緒に料理をしてみるのも食べてくれるきっかけに。自分で苦労して作った食べ物は興味をもって食べてくれますよ。

「お魚をさばく」プロ料理家と一緒に食育体験キャペーン実施中



・子供たちに、魚が切り身になる前の自然な状態を見てもらい、魚への理解を深めてもらう
・目の前で魚をおろすことで、食べることへの感謝の気持ちを育む
・発育・健康にとって大切な魚を美味しく食べていただく

を目的として、シェアダインとSAKANA JAPAN PROJECT とのコラボプランが実現!

シェアダインのプロの料理家さんがご自宅を訪問し、丸魚を自宅で子供達の前でおろします。3時間の訪問でそのお魚を使ったお魚料理を含む8〜10品を作り置きします。

キャンペーン期間:1月19日(土)〜2月11日(月・祝)

申し込み:シェアダインに会員登録後、#お魚コラボサイトより日程や最寄駅を入力して料理家さんを検索し、「SAKANA&JAPAN コラボプラン」をご予約ください。

ライター紹介 清野小百合(出張料理家・ヘルスフードカウンセラー)
大学卒業後、大手料理教室にて料理講師として5年間勤務。料理・パン・ケーキの授業を受け持ち、店長も経験。幼児から大人まで幅広い世代の生徒を毎月500人程度担当。出張・作り置きサービス「シェアダイン」の料理家sayuriとして、主に子育て世帯の食事に向き合い、献立の提案・調理・レシピ提供等を行っている。

シェアダインとは 栄養士や調理師など食のプロ料理家が、家庭料理をご提案し、3日分のお料理を調理する出張「作り置きサービス」の会社です。(https://sharedine.me)