しばらく前から産休にはいり、保育園の決まりでヨーヨーのお迎えが16時になった。(通常は18時半)

一学年20人超の大規模保育園ではあるが、このタイミングで第二子の産休育休中のママンが同級生に他に5人もいる。2~3才差ってちょうどいいのかな。

突然生じるヨーヨーとの夕方の時間をどう過ごしたらいいやらと思っていたら、他のママンから「4時のお迎え組は5時まで近くの公園で遊んでいるので、都合が会えば一緒に」とお声がけをいただいた。

渡りに船とばかりに参加して、これがいわゆる「公園デビュー」ってやつではないかと気がついた。

公園デビューって面倒なイメージだったけど、本来は合理的なものだね。

子供達は放流していれば、なじみのお友達と一緒にありあまるエネルギーを発散してくれるし、似た境遇のママンたち(フルタイム共働きで、ジジババサポートが近くになくて、上下の子供の年も近い)と、役立つ情報交換もできる。

そこでの会話の中で、わたしは、こんどの出産が「予定日より前の平日夕方に、破水から始まった場合」のコンティンジェンシーについて、考えが足りていなかったことに気がついた。

ヨーヨーの時は予定日より3日遅れ、陣痛→破水という順当なステップを踏んでいたから油断していたが、今回もそうなるとは限らない。

2人目は早く来るとか、破水したら1時間もかからず生まれちゃったという話もよく聞く。

そこまで考えていなかったから、上の子が入室できない病院を選んでしまった。

つまり、ドーンと破水していきなり8号目の波がガンガンはじまっても、誰かヨーヨーを見ててくれる人を確保しなくては、病院にいけない!

今月3歳になるヨーヨーはしばらくの「待っててね」がわかるようになったとはいえ、まだ目をはなせない。一人でお留守番させるなんて考えられない。

パパに電話して飛んで帰ってきてもらっても40分はかかる。そこからタクシー呼んで病院に直行して20分。

どうしよう!待っている間に生まれちゃったら!

焦ったときの妄想癖で、昔みた「アポカリプト」って映画を思い出した。その、主人公の奥さんの出産シーンが忘れ得ぬ凄さなのさ!!!

ネタバレになるからこれ以上は触れないが、エンタメとしてよくできてる。R指定を食らっているしいろいろ批判もあるようだが、単純に楽しむ分にはスピード感と生命力あふれる映画。

それよりは絶対ましってとこまで一瞬思ったけれど、

いやいや、確率は低くても想定されるリスクには備えなくては。

というわけで、急遽、直前の1週間は横浜にいる義理の妹に泣きついて、うちから職場に通ってもらうことになった。それと緊急時の保育園の延長とで、なんとか魔の(バックアップ皆無の)時間帯をなくせる。

一方ヨーヨーは、そんな大人の事情はどこ吹く風、常に全身で「大好き」を表明してくれる。つまり、油断すると全力で飛び付いてきて、お腹が破裂しそうでも容赦なく「だっこ!」をせがむ。

しかも、明るいうちにママが迎えに来てお友達と一緒に公園に行くというサイクルを、楽しい日課としてすっかり覚えてしまった。

今や、4時にお迎えにいくと、他の子たちと一緒に出る気満々で、キラキラ目を輝かせ、教室のドアの前にスタンバイしている。

出産入院中は6時30分のお迎えに戻っちゃうし、遅かれ早かれわたしもフルタイムで仕事に復帰するから、これは今だけ、特別な時間なんだけどな。

泣くだろうなあ。うう・・・。


赤司真希子赤司真希子(あかし まきこ)

ミリュープ代表・コンサルタント 

1976年11月 岡山県玉野市生まれ
2000年 3月 東京大学経済学部経済学科卒業

大学卒業後、アップル、トレンドマイクロ、グーグルの外資系IT3社にて合計16年のビジネス経験。前半は、カスタマーサポート部門のグローバル基幹システム導入にはじまり、教育市場向けの法人営業、ライセンスマーケティング、市場調査などの幅広い本部業務に携わる。後半8年間は、主に売上・収益分析のファイナンシャル・プランナーとして日本のビジネスをサポート。

2016年11月、企業および個人向けのコンサルティング事業、milieup(ミリュープ)を立ち上げる。

子育てコラム「ヨーヨー(3歳)とあっちゃん(0歳)と日々のこと」


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