家庭料理をつなげる、日本各地の郷土料理をご紹介
日本の四季に合わせて、とっておきの家庭の逸品をご紹介する「日本料理をつなぐ」連載を今年8月からスタート。
第3弾は宮城の郷土料理「はらこ飯」!
「家庭料理の継承」をミッションに掲げるシェアダインでは、郷土料理をご家庭で気軽に楽しんでいただきたい、郷土料理という日本の食文化を次世代に残したい、そんな思いで企画しました。
ぜひお気軽にシェフにリクエストしてくださいね。もちろんリクエストは無料!
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ハッシュタグは「#日本の家庭料理をつなぐ」!
10月は宮城の「はらこ飯」
10月8日(火)は「はらこ飯の日」!
今回ご紹介するレシピは、宮城の郷土料理、「はらこ飯」。
地元でも「鮭イクラ丼にあらず」といわれるように、ご飯の上に鮭とイクラをのせたものではありません!鮭の煮汁でご飯をふっくら炊きあげ、鮭の切り身と艶やかなイクラを色鮮やかにのせて頂きます。
五感で豊穣な秋の訪れを楽しんでくださいね♩
宮城の「はらこ飯」レシピ
材料(4人分)
- 鮭(切り身)・・・・・・・・・・3切(320g)
- 塩・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
- 出汁昆布・・・・・・・・・・・・5cm 1枚
- 水・・・・・・・・・・・・・・・600ml
- A きび砂糖(なければ上白糖)・大さじ3
- A 薄口醤油・・・・・・・・・・100ml
- A みりん・・・・・・・・・・・大さじ2
- 米・・・・・・・・・・・・・・・2合
- イクラ・・・・・・・・・・・・・100g
- 三つ葉・・・・・・・・・・・・・適量
- きざみ海苔・・・・・・・・・・・適量
作り方
下準備 分量の水に出汁昆布を30分以上浸けておきます。
- 米は洗い、ざるで水切りします。鮭切り身は大き目の一口大にを切り塩小さじ1/2をまぶして少し置きます。水気が出たらキッチンペーパーでふき、臭みを取り除きます。
- 昆布と水を入れた鍋に、Aの調味料入れて沸かしみりんを煮切ったら、1. の鮭を入れて中火で5分ほど煮て冷まします。
- 炊飯器に米、2. の煮汁を炊飯器の目盛まで入れて炊きます。蒸らしになったら1cmの長さに切った軸三つ葉を入れてさっと蒸らします。
- ご飯が炊けたら鮭の皮を除いて、煮汁と一緒に鍋で温めなおします。炊き上がったご飯を器に盛り、鮭とイクラをのせます。
※3歳未満のお子様はいくらの摂取は避けることが望ましいようですのでご注意ください。
美味しく作るポイント
- 鮭を煮た後の煮汁は必ず冷めてから炊飯器で炊きます。熱いままだと芯の残った“めっこご飯”になりますので気を付けて下さい。
- 鮭を煮汁で煮た状態で3日ほど保存が出来ます。すぐに炊飯しても良いですが、煮てから1日ほど置いた方が味なじみが良くなりより美味しくなります。
- 鮭は秋鮭でも良いですが、アトランティックサーモンなどの脂がのっているものの方がしっとりと柔らかく味も良いです。
レシピの作者紹介がまざわ たかこ
(郷土料理研究家/かんぶつマエストロ/食育インストラクター)
旅行業界で7年間勤めた後、調理師の資格を取得。ホテル調理和食部門にて修行後、保育園給食などに従事。現在は都内にて料理教室を開催する他、企業イベントの料理教室や講師、レシピ開発、コラム執筆、小学校での食育授業など幅広く活動。 全国の主な産地に足を運び郷土料理や食文化を研究しながら、その魅力やエッセンスを取り入れたレシピ開発に力を注いでいる。
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