Q. タンパク質系はアレルギーが怖くてなかなか始められません。特に卵と乳が怖いのですが、もっと後からでもいいでしょうか。またおすすめの順番はありますか?

A. 卵も乳製品も栄養価が高く、小さなお子さんにも是非食べて欲しい食材です。本人がアレルギー体質で、医師から与えるのを遅らせるように指導されている場合や、卵や牛乳のアレルギーを持った家族がいる場合などを除いて、加熱したものから少しずつ与えていきましょう。

乳製品はプレーンヨーグルトから

初めは無糖のプレーンヨーグルトがおすすめです。徐々にチーズや、火を通した牛乳も食べられるようになります。

卵アレルギーは卵白によるものが多い。まずは黄身から始めよう

卵は固ゆでした黄身を少量から与えていきましょう。卵アレルギーの原因はほとんどが卵白によるものです。卵白を与える時はしっかりと火を通し、初めはごく少量にします。食物アレルギーの多くは即時型アレルギーで、食べてから数分?2時間程度で症状が出ることが多いとされていますので、注意して観察しましょう。稀に、翌日以降に症状が現れる遅延型と呼ばれるアレルギーもあります。

アレルギーが心配な食材を与えるタイミング

アレルギーが心配な食材を初めて与える際には、かかりつけの病院が開いている平日の昼間等に与えるようにします。事前に、何かあればすぐに診てもらえるかどうか確認しておくと安心です。


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齋藤 裕子(さいとう ひろこ)

大学卒業後、管理栄養士として8年間認可保育園で勤務。在園児の栄養管理や食育活動の他、併設する子育て支援センターで離乳食料理教室や親子クッキングを定期的に開催。出産を機に退職し、現在2児の母。

<保有資格>

管理栄養士、食生活アドバイザー、フードコーディネーター