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夏の暑さにぐた~っとしたくなる毎日。
さっぱりしたもので済ませちゃおうかな……なんて思いがちですが、
アレがいいんじゃないですか? アレですよ!
食欲のない夏こそ食べたい、日本の国民食、カレー!
かぐわしい香りと、だらけ気分を引き締めてくれるピリ辛で、気分一新!
まずは絵本で、カレー気分を味わってみましょう。
これぞ日本のカレー。おふくろの味がしそうな?!絵本、『カレーライス』
定価:¥900+税
作:小西英子
出版社:福音館書店
優しい母さんの味がしそうでしょう?
カレーライスを作る過程が丁寧に丁寧に描かれていて、小さな子でも、
そう、もしかしたら、まだカレーを食べたことのない子でも
思わず食べたくなってしまう絵本なんです。
最後のページには、さっぱりとしたお口直しのサラダがあって、
こういう優しい母さんの視線にほっとしますよ。
鬼だってカレーを食べます!数字のリズムも楽しい『あかたろうの1・2・3の3・4・5』
定価:¥700+税
著:北山葉子
出版社:偕成社
小さな鬼の子、あかたろうくんが家に帰るとお母さんがいない!
おばあちゃんや、八百屋さん、魚屋さん……つぎつぎ電話をかけて
お母さんを追跡していきます。
そして、帰宅したお母さんに、晩ごはんはシーフードカレーでしょって、
見事に当ててみせるんです。
タイトルにもあるように、電話番号の数字がリズミカルでとっても楽しい。
実はこのロングセラー絵本で数に興味を持った子って、たくさんいるんですよ。
この言葉を聞いたらわたしもあなたもカレー!魔法がかかった絵本『ぼくんちカレーライス』
定価:¥1,300+税
著:つちだのぶこ
出版社:佼成出版社
「きょう ぼくんち カレーライス」と、ぼくが会う人ごとに言うだけで
みんなむしょうにカレーが食べたくなってくるというお話。
これはもう、カレーの魔法ですよね、カレーという言葉を耳にすると、
口の中はカレーを求め始めますから!
最後は夕暮れどきの街全体が、カレー色に染まっていきます。
細部まで手の込んだイラストが絵探し的で、満腹感いっぱいの1冊です。
パパと(パパに?!)読みたいこの一冊。『パパ・カレー』
定価:¥1,100+税
著:武田美穂
出版社:ほるぷ出版
こうなったら、カレーを作ってしまいましょう。だって、カレー食べたいですよね?
きょう作るのは、パパです。
だから、その名も「パパ・カレー」。
大胆かつワイルドな作り方が、シンプルに書かれているから
初心者パパでもこの絵本を見ながら作れちゃいます。
最後の最後にヒミツを投入しますが、それは読んでのお楽しみ。
パパさん! レッツ、トライ!
最後の最後はこちら。小学生向け『みんな大好き!カレー大百科 カレーの日本上陸』
定価:¥2,800+税
監修:森枝卓士
出版社:文研出版
ひと口にカレーと言っても、色々なカレーがありますね。
ミルクカレーやトマトカレー、スープカレー、カレーうどんにカレーパン。
いまや誰もが気軽に食べられるカレーは、いつから食べられてきたんでしょうね。
そもそもカレーの具材としておなじみのタマネギ、ニンジン、ジャガイモは、もともと日本にはない西洋野菜なんですよ。そのあたりと関係ありそう!
こんな本で調べてみては?
さあ、きょうは夏バテを吹き飛ばすカレーかな?
大久保 徳久子(おおくぼ とくこ)
絵本de子育てコーチ/ 読書アドバイザー
出版社にて絵本・児童書の書籍編集に携わったのち、現在はフリーランス編集者として活動。手掛けた絵本・児童書は300冊にのぼる。編集者としての経験を活かし、子どもの本の講座や個人レクチャーを行っているほか、小学校や保育園で読み聞かせ活動を続けるなど、多岐にわたって絵本の魅力を広める活動を行っている。直近では、文京区図書館において絵本講座「本好きの子どもを育てるレシピ」を担当し好評を博した。
また、子育てする親向けに、絵本にコーチングの知識を織り交ぜたオリジナル講座【絵本de子育てコーチング講座】も不定期に開催。
発売中の『幸せに生きる力をつける3~10歳までの子育て』(洋泉社)にて図書館の使い方ページを担当。
プライベートでは1児のママ。
公式ブログ http://ameblo.jp/ehonde
■毎月開催中■
NPO法人子育てkitchenグループ「本好きの子どもに育てる絵本の読み方・選び方」講座
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