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食卓に並んだお料理があるとして……
おいしそうって思う決め手はなんですか?
盛りつけや、色のバランスも重要ですが
鼻をくすぐる「匂い」もおいしさには欠かせませんよね。
ちょっと焦げた醤油の香ばしい匂い
スパイスたっぷりのカレーの匂い
あま~いホットケーキの優しい匂い・・・
想像するだけで食べたくなっちゃう!
今回は、そんな料理の匂いに注目した絵本たちです。
匂いは思い出とともに『くんくん、いいにおい』
おすすめ年齢:1歳・2歳・3歳
定価:¥1,200 +税
絵: たしろちさと
出版社: グランまま社
キッチンから流れてくるおいしそうな匂いをくんくんたどっていくと、それは焼き立てパンの匂いです。
くだものをむけば、すっぱい匂いや甘い匂いもしてきます。
子どもの周りには、お父さんの匂いもお母さんの匂いもありますね。
食べ物も、生活も、いろんな匂いを嗅いで、大きくなって欲しいです。
匂いを色にあらわすと・・・『このにおい、なんのにおい』
おすすめ年齢:2歳・3歳・4歳
定価:¥1,000 +税
絵: 柳原良平
出版社: こぐま社
目には見えない匂いを、色や模様で表現している楽しい絵本です。
お料理には色々な匂いがありますけれど素材そのもののにも匂いはありますよね。
例えば、トマトや玉ねぎの匂い。そして、イカやサンマの匂い。
これ、どんな色だと思いますか?
「この匂いはどんな色だと思う?」って
親子でオリジナルを描いてみるのもいいですね。
幸せの甘い香りを親子で『くんくんくん』
おすすめ年齢:2歳・3歳・4歳
定価:¥1,200 +税
作: 上野与志
絵: 末崎茂樹
出版社: ひさかたチャイルド
お母さんにホットケーキを焼いてもらった、みこちゃん。
そこへ「くんくんくん、いいないいな いいにおい」と誰かがやってきます。
匂いに誘われ、つぎつぎにやってきたのは、動物たち。
優しいみこちゃんは、こころよく「一緒に食べよう」と誘うのでみんなで楽しいおやつの時間になりました。
ホットケーキの、あの甘い匂いは、本当に格別に幸せを連れてきます。
炊きたてご飯が一番!日本の食文化も学べる『ごはんのにおい』
おすすめ年齢:5歳・6歳・7歳
定価:¥1,400 +税
作: 中川ひろたか
絵: 岡本よしろう
出版社: おむすび舎
そうですそうです。日本人なら、この匂いは外せません!
表紙の子、目を閉じて匂いを吸い込んで、とっていい顔をしています。炊き立てのご飯を前にしたら、みんな、こんな表情になっちゃいますよね。
ご先祖様もこの匂いを嗅いでいたのかなと、主人公は考えます。しっかりとお米を見直す絵本です。
嗅覚は、記憶と直結していると言われています。
子どもたちが成長して我が家を思い出すとき、どんな匂いとともに思い出すのでしょう。
できれば、家庭的であったかい温もりのある匂いであって欲しい…そんな風に思います。
大久保 徳久子(おおくぼ とくこ)
絵本de子育てコーチ/ 読書アドバイザー
出版社にて絵本・児童書の書籍編集に携わったのち、現在はフリーランスとして活動。手掛けた絵本・児童書は300冊にのぼる。編集者としての経験を活かし、子どもの本に親しむための講座を開催。マタニティの時期から始まり、赤ちゃん·園児·小学生の親に向けて幅広い対象にして図書館や教育委員会委託講座等で講演するほか、保育士向け雑誌で絵本紹介記事の執筆、小学校や保育園で読み聞かせ活動を続けるなど、多岐にわたって絵本の魅力を広める活動を行っている。
また、子育てする親向けに、絵本にコーチングの知識を織り交ぜたオリジナル講座【絵本de子育てコーチング講座】も不定期に開催、NPO法人理事としても子育て支援活動に関わっている。
プライベートでは1児のママ。公式ブログ http://ameblo.jp/ehonde
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シェアダインとは 栄養士や調理師など食のプロ料理家が、家庭料理をご提案し、3〜4日分のお料理を調理する出張「作り置きサービス」の会社です。(https://sharedine.me)