大型台風や震災時は、ライフラインの遮断も予想されます。
水道やガス、停電といったインフラが止まった場合を想定し、 ポリ袋を使って、備蓄用の少量の水と、カセットコンロのみで調理することができる「災害食レシピ」を公開いたします。
食材は、乾物など日本の伝統食材、 穀物、 味噌などの発酵食、 缶詰を使用します。乾物、穀物、味噌などの発酵食や伝統食材は、保存期間も長く、備蓄に最適。備蓄用の少量の水とカセットコンロのみで作れる、ポリ袋を使った調理法です。
【缶詰レシピの新定番!さば味噌炊き込みご飯】
・米 60g
・水 90cc
・鯖味噌缶 1/2缶
・醤油 小さじ1
・みりん 小さじ1
・しょうが 1片(細切り)
作り方
お米をポリ袋に入れ、30分吸水する。
そのほかの材料を全て袋に入れる。ポリ袋内に空気が入らないようにねじって上のほうで結ぶ。
沸騰したお湯の中にいれて、30分中火で加熱。
30分加熱後に10分くらい蒸らすとふっくらします。
最後に細切りにした生姜を散らす。
【焼鳥缶で!?鶏肉のホロホロ玉子豆腐】
・卵 1個
・やきとり缶 1缶の1/2
・乾燥ひじき 小さじ1
・水 50cc
・醤油 小さじ1
作り方
材料をすべて袋に入れる。
卵を潰すように、袋の上から手でもみほぐす。
ポリ袋内に空気が入らないようにねじって上のほうで結ぶ。
沸騰したお湯の中にいれて、30分中火で加熱。
【家にある乾物を使って!切り干し大根と高野豆腐のほっこりお味噌汁】
・水 200cc
・味噌 小さじ1と1/2
・切り干し大根 5g
・高野豆腐 小2~3個
・顆粒出汁 小さじ1/2
・干し椎茸 1個(水で戻してから細切り)
作り方
干し椎茸は水で戻し、細切りにする。
材料をすべて袋に入れる。
ポリ袋内に空気が入らないようにねじって上のほうで結ぶ。
沸騰したお湯の中にいれて、30分中火で加熱。
★ポイント★
・半透明で高密度ポリエチレンの袋を使います。(100円均一で購入できます。大きさは中がベストです。(35cm×25cm)透明の袋や高密度ポリエチレン以外のものだと溶ける可能性があります。
・ポリ袋料理を加熱するときに鍋の底に薄手のタオルやダスターを引いて、その上に皿を置くことでポリ袋に直接熱源が当たらないので良いです。皿は無地のものがおすすめ。
・ポリ袋の口を結ぶときに空気が入ると破裂の危険がありますので、空気をしっかり抜き、余った袋の部分はねじって上のほうでしっかり結ぶこと。
・加熱時にポリ袋の結び目が外に出るとコンロの火が燃え移ることがあるので注意。
・ガスボンベは強火加熱でだいたい1時間くらい持ちます。