本格的に寒くなるこの時期、気温の低下とともに気になるのが乾燥。喉が乾燥することで痛みが出ることもあります。また室内が乾燥すると風邪やインフルエンザにかかりやすくなるといわれますが、予防を心がけていても防げないことも。

風邪やインフルエンザなどで喉に痛みが出てしまった際に心掛けたいポイントは、殺菌・炎症を抑える・保温、保湿の3つ。今回の記事では、これらのポイントを押さえた、お子様も取り入れられる喉に良いとされる食材をご紹介します

水分を摂りながら殺菌効果も期待できちゃう!「緑茶」

渋味成分のカテキンは殺菌効果があるとされています。お茶の中でもカテキンが多く含まれるとされる緑茶は普段から取り入れやすく、殺菌と同時に保湿効果も期待できます。温かい緑茶を少しずつ飲めば体を温めてくれるのでおすすめです。

カテキンは緑茶以外にもココアや紅茶にも含まれます。しかしここで気になるのはカフェインですね。4~6歳の子供であれば、1日当たり45mgを健康に悪影響のない最大摂取量とされています。煎茶であれば100ml中に20mg含まれるので、1日にコップ1杯(200ml)が目安になります。カフェインには覚醒効果もあるので、就寝の前は控えましょう。

内閣府食品安全委員会(カナダ保健省報告):http://www.fsc.go.jp/e-mailmagazine/mailmagazine_h3001_r1.html

飲み物に入れてもOK!調味料としても使える「ハチミツ」

ハチミツには強い殺菌作用、粘膜の保護、疲労回復効果があり、喉の痛みだけでなく、体調不良のときぴったりの食材です。

加熱や薄めることで効果が薄れますが、子供がハチミツをそのまま食べるのはなかなか難しいですよね。効果は薄れますが、お湯で薄めて飲むのがいいでしょう。すりおろしのりんごを加えたり、苦手でなければしょうがのすりおろしを加えるのもおすすめです。しかし乳児ボツリヌス症、発症の危険がありますので、1歳未満の子供には与えないように注意しましょう

調理法を工夫して食べやすく!「れんこん」

れんこんに含まれるタンニンには殺菌作用があるとされています。また消炎作用があり、粘膜を保護してくれたり、咳止め効果もあるとされます。加熱に強いビタミンCを豊富に含み、風邪の予防や回復にもおすすめです。れんこんの特徴と言えばシャキシャキとした食感。しかし喉に痛みがあるときは食べづらい食材の一つです。

そこでおすすめの調理法はすりおろすことです。すりおろしてスープやおじやに入れればとろみがつき、喉に痛みがあるときでも食べやすくなり、覚えておくと役立つ調理法です。

喉の痛みを和らげる食材3選、いかがでしたか。これらは予防にもなる食材です。痛みが出てからの対処も大切ですが、日頃からの予防できるといいですよね。是非普段の生活に取り入れてみてくださいね。

ライター紹介 岡田みなみ(管理栄養士)

ガス会社にて料理教室企画・運営・アシスタント、料理イベントに携わった後、保育園の栄養士として3年勤務、管理栄養士を取得。現在はフリーランスの管理栄養士として料理動画のレシピ開発や撮影を中心に活動中。シェアダインでは料理家みなみさんとして活動。一児の母。毎週末に、平日の夕飯を作り置きしている。

シェアダインとは 栄養士や調理師など食のプロ料理家が、家庭料理をご提案し、3日分のお料理を調理する出張「作り置きサービス」の会社です。(https://sharedine.me)