ローソン発の大ヒット商品「悪魔のおにぎり」の魅力を探るとともに、再現レシピを載せた前回の記事が好評だったので、今回は私流にアレンジした、家族みんなで楽しめる「悪魔のおにぎり」をご紹介したいと思います。あくまでもオリジナルの「悪魔のおにぎり」の旨味や香り、食感といった基本的なポイントは押さえつつ、子ども向けや大人向けに具材を工夫してみました。是非色々試して頂いて、お気に入りの味を見つけてもらえると嬉しいです。

悪魔のおにぎり〜成長期の子どものカルシウム補給にも!プロセスチーズ味編

 

【材料】(小さいサイズのおにぎり3個分)

・白だしを加えて炊いたご飯・・・150~160ℊ(白米でもOKですが、白だしを少量加えると風味が増します。)

・いか天入り天かす・・・大さじ3

・めんつゆ(ストレート)・・・大さじ1と1/2

・青のり・・・小さじ1

・プロセスチーズ・・・15ℊ(5ミリ角程度に切る。)

たんぱく質やカルシウムなどの栄養成分が豊富に含まれているプロセスチーズは、成長期の子どもにおすすめの食材です。出汁の効いたご飯と程よい塩気が感じられるプロセスチーズは相性ばっちり。小さな子どもでも手で持ちやすいようにミニサイズに握ってあります。噛むほどに旨味が感じられる食材を使っているので、咀嚼力を育みます。よく噛むことによって脳が活性化されますし、唾液がたくさん出て虫歯予防にもつながります

悪魔のおにぎり〜女性に嬉しい要素満載!ピンクの見た目も可愛い小エビ味編

 

【材料】(おにぎり2個分)

・白だしを加えて炊いたご飯150~160ℊ

・いか天入り天かす・・・大さじ3

・めんつゆ(ストレート)・・・大さじ1と1/2

・小エビ(あれば桜エビ)・・・大さじ1

小エビ(桜エビ)にはカルシウムや鉄、マグネシウムといったミネラルが豊富に含まれていますので、骨粗鬆症や貧血予防に効果的です。赤い色素のアスタキサンチンには抗酸化作用があり、動脈硬化や便秘を予防する効果もあると言われています。女性にとって嬉しい栄養素が満載ですね。見た目も可愛らしいピンクで女心をくすぐります。まさに女性のための「悪魔のおにぎり」と言えそうです。

悪魔のおにぎり〜思わずお酒が進んじゃう!?おつまみにもなるピリ辛豆板醤味編

 

【材料】(おにぎり2個分)

・白だしを加えて炊いたご飯150~160ℊ

・いか天入り天かす・・・大さじ3

・めんつゆ(ストレート)・・・大さじ1と1/2

・ネギ豆板醤(作り方はこの後)・・・大さじ1~2

・七味唐辛子・・・お好みで

思わずお酒が飲みたくなるような、おつまみ感覚の「悪魔のおにぎり」です。旨味と辛味が絶妙なバランスで食欲を刺激します。ネギの香り成分には疲労回復効果があると言われていますので、仕事で帰宅が遅くなったパパへの夜食としてもおすすめです。

●ネギ豆板醤の作り方

フライパンにごま油を少量ひいて中火で熱し、みじん切りにした長ネギを炒めます。生姜のすりおろし少々と、豆板醤を小さじ1/2~1程度加えて炒め合わせたら完成です。

いかがでしたか?子どもから大人まで家族みんなで楽しめる、「悪魔のおにぎり」アレンジをご紹介しました。前回も書きましたが、お米を使ったおにぎりはパンに比べて消化吸収がゆっくりで、エネルギーが持続して吸収されるため、お腹が空きにくいという特徴があります。成長期のお子さんがいるご家庭では、エネルギー補給に最適の食べ物です。

ずっと昔から愛され続けてきたおにぎりは、単なる携帯食やお弁当の定番という枠を超えて、バリエーションやビジュアルも日々進化を続けています。おにぎりの新しい楽しみ方はこれからも注目を集めそう。みなさんも是非、オリジナルの「悪魔のおにぎり」を作って楽しんでみてくださいね。

ライター紹介 楠みどり(シェアダイン料理家)
輸入青果会社勤務時代に野菜に興味を持ち、野菜ソムリエプロ、フードコーディネーターの資格を取得、料理教室を主宰。出産後は子どもの味覚の敏感さに驚き、子どもの味覚を育てたいという思いから、幼児食インストラクターの資格を取得。現在はフリーランスのフードコーディネーターとしてレシピ開発やスタイリングなど行うと同時に、出張・作り置きサービス「シェアダイン」の料理家として、主に子育て世帯の食事に向き合い、献立の提案・調理・レシピ提供等を行っている。

シェアダインとは 栄養士や調理師など食のプロ料理家が、家庭料理をご提案し、3日分のお料理を調理する出張「作り置きサービス」の会社です。(https://sharedine.me)