冬に食べたい和のお野菜、2月の食育絵本5選

近ごろ「和食の良さ」は海外からも注目の的ですね。

その流れで和食のお野菜も見直されています。

みなさんの食卓でも、どうでしょう。

ピーマンやトマトが苦手な子も
大根やカブは食べられたりしませんか?

見た目はちょっと地味で、インスタ映えはしない(笑)けれど
滋養ある和食のお野菜たち。今回はそんなお野菜に親しむ絵本の登場です。

思わず大人もへぇ~と感心!『にんじんさんがあかいわけ』

   おすすめ年齢:1歳・2歳

  定価:本体900円+税

  作:松谷みよ子、絵:ひらやまえいぞう

  出版社:童心社

 

ごぼうと、にんじんと、大根が、みんなでお風呂に出かけます。

ごほうは、さっさと出てきて、汚れは落ちずに黒いまま。

にんじんは熱~いお風呂に入ったので、赤くなり、

大根はぬるいお風呂で丁寧に洗ったから、真っ白なんですよ、というお話。

「ね、おだいどころへいってごらん、ほんとでしょ」と最後に
優しく促す文章が、そのまま食育です。

絵本を読んだら、ぜひ調理前の野菜を見せてあげてくださいね。

野菜の生命力を親子で感じたい『やさいはいきている』   

  おすすめ年齢:3歳・4歳・5歳

  定価:本体1,200円+税

  監修:藤田智、写真:岩間史郎

  出版社:ひさかたチャイルド

 

家庭ではなかなか育てられない冬の野菜を
もっと身近に感じたい方には、こんな方法はいかがですか?

捨ててしまうような野菜のきれはしを使って
野菜の成長を実感できるんです。

日当たりの良い温かい室内で、朝夕水を取り替えるだけ、
腐敗しにくい冬に実験するのが向いているようですよ。

写真絵本ですし、やり方は簡単に書いてあるので、とてもわかりやすい!

読んだら絶対に子どもはやりたがりますし、大人もやりたくなる絵本です。

寒い冬の先に喜びの春、優しい気持ちになれる『ちいさなはくさい』

  おすすめ年齢:4歳・5歳・6歳

  定価:本体1,400円+税

  作:くどうなおこ、絵:ほてはまたかし

  出版社:小峰書店

 

 

畑にいっせいに白菜が育ちあがりました。

なのに、ちいさな白菜は出荷のトラックに乗せてもらえません。

収穫にきたお兄さんに「おまえはここで春を待ってな」とポンと頭をたたかれ
そのままひとりぼっちで雪の冬を越える小さな白菜。

春になると、金色のかんむりのような花をあふれるほどに咲かせ、
そこはまるで春の楽園のように光輝くのでした。

規格外とはじいてしまうのは、簡単なことですが
ここには生産者の小さな野菜への思いが
ふんわりと感じられて温かい気持ちになります。

レンコンの生育とお友達への想いを絵本で学ぼう
『はずかしかりやのれんこんくん』 

   おすすめ年齢:4歳・5歳・6歳

  定価:本体1,300円+税

  作:二宮由紀子、絵:長野ヒデ子

  出版社:童心社

れんこんは、泥の中で静かに過ごす「はずかしがりや」。

そんな「はずかしがりや」のれんこんが、
大きなハスの葉を広げ、大輪の花をきれいな咲かせることを
知らない子は多いかも。

お店屋さんで売られているきれいな白いれんこんのホントの姿を
このお話を読んで、知ってほしいですね。

自分が自分である証明って? 小学生にもオススメ
『かわをむきかけたサトモちゃん』

  おすすめ年齢:4歳・5歳・6歳

  定価:本体1,400円+税

  作:えぐちよしこ、絵:織茂恭子

  出版社:アリス館

 

この絵本、本当に本当に珍しいことに、里芋が主人公なんです。

しかも「じつはあなたはキウイです」という謎の手紙が
里芋のサトモちゃんに届くのです。

自分はずっと里芋だと思っていたのに、そりゃあびっくりしますよね。

自分は自分であるって、どういうこと?
それはどうやったら、証明できるの?

楽しく面白いお話でありながら、不思議な哲学的な世界に
読者を連れて行ってくれる絵本です。

カラフルでエネルギーある絵からも、粘りある力をもらえそうですよ。

 

「野菜」というと、どうしてもサラダで食べられる野菜を
思い描いてしまいがちです。

地味でも私たちの生活になじんだ野菜を取り上げたいなあと思っていました。

おうちで味わう優しい味の「和食の野菜たち」、
絵本とともに、伝えていきたいですね。


大久保 徳久子(おおくぼ とくこ)

絵本de子育てコーチ/ 読書アドバイザー

出版社にて絵本・児童書の書籍編集に携わったのち、現在はフリーランス編集者として活動。手掛けた絵本・児童書は300冊にのぼる。編集者としての経験を活かし、子どもの本の講座や個人レクチャーを行っているほか、小学校や保育園で読み聞かせ活動を続けるなど、多岐にわたって絵本の魅力を広める活動を行っている。直近では、文京区図書館において絵本講座「本好きの子どもを育てるレシピ」を担当し好評を博した。

また、子育てする親向けに、絵本にコーチングの知識を織り交ぜたオリジナル講座【絵本de子育てコーチング講座】も不定期に開催。

発売中の『幸せに生きる力をつける3~10歳までの子育て』(洋泉社)にて図書館の使い方ページを担当。

プライベートでは1児のママ。

公式ブログ http://ameblo.jp/ehonde

■毎月開催中■

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