
幼児食とは?幼児食を食べさせるための4つのポイントとは?
離乳食が終わったら幼児食となりますが、このきじでは幼児食とはそもそも何なのかをご紹介します。幼児食で大切にしたいポイント、時期別に注意したい幼児食のポイントがそれぞれあり、ご紹介いたします。幼児食を始める際にご参考ください。
そもそも幼児食とは?
幼児食は、離乳食を卒業した頃から食べさせる食事のことです。離乳食完了期が12ヶ月~18ヶ月ですので、それ以降の5歳~6歳までの食事が幼児食となります。
この頃の子どもは、まだ歯があまり生えていないために噛む力が弱く、消化機能も未熟です。噛みつぶしやすく消化しやすい食事を選ぶ時期となります。
また、それぞれの子どもによっても、噛む力や食べる量なども異なってきます。どんな食事を与えたらいいのかを悩む親も多数です。離乳食から移行する大切な時期のため、子どもの食べ方を観察しながら移行していくことが大事な幼児食と言えます。
離乳食との違いは?
少しずつ硬いものが食べられるようになるのが違い
離乳食は、母乳やミルク中心から少しずつ食事へと移行していく時期です。離乳食は、ゴックン期の初期、モグモグ期の中期、カミカミ期の後期、そしてパクパク期で完了します。最後の完了期では、歯茎でしっかりパクパクできるようになるのが目標です。
そして、次の幼児食に移りますが、幼児食は噛みつぶして食べる時期です。離乳食と幼児食の大きな違いは、食材の硬さの違いと言えるでしょう。
離乳食完了期では歯茎で噛んでパクパクと食べる時期でしたが、幼児期では、次第に自分の前歯で噛んで歯茎や奥歯で噛みつぶして食べるようになります。
離乳食完了期では、バナナ程度の硬さ、幼児食ではフォークでつぶせる程度の硬さが食べられるようになります。少しずつ硬いものが食べられるようになるのが違いです。
それぞれの子どもの歯の生え具合によって、少しずつ噛む力が強くなっていくでしょう。
ただし、硬さについてはまだ大人と同じような硬さは避けるようにしましょう。完全には噛めませんので、それぞれの子どもの歯の状況によって工夫が必要です。
そして、この頃になると卒乳することも多いため、食事で栄養をしっかり摂れるようになるといいでしょう。
幼児食では栄養バランスをより考える必要がある
離乳食は、まだ母乳やミルクに栄養を少し依存していましたが、幼児期になると食事で栄養を摂っていく必要があります。そこが大きな違いがあります。1日3食の食事を行い、大人の食事に近づけていく時期です。主菜、副菜、汁物を毎食あげるようにし、栄養のバランスを摂っていくようにしましょう。
幼児食を始める時期は?
実際に幼児食を始める時期ですが、1歳半頃からになります。1歳半から始め、5歳もしくは6歳までが幼児食です。幼児食は期間が長いのが特徴で、3年半~4年半をかけて段々と大人の食事に近づけていきます。
子どもによっても違いますが、1歳半頃から奥歯が4本生え始めます。口の中で自分ですりつぶして食事が食べられるようになります。そして、乳歯が10本以上生えていると、偏りなくいろいろな歯を使って噛めるようになります。
そして、子どもが噛んでいる様子を実際に見て、丸呑みしていないか、どこかの歯だけで噛んでいないかも注意してください。幼児食では食べ物の噛み方を身に付けさせることが大事です。
幼児食を始める上で大切な4つのポイント
幼児食を始める際には、いくつかのポイントがありますのでご紹介します。幼児期の味覚や食習慣が将来に影響するとも言われている大事な時期です。幼児食でしっかりとした食習慣を付けることを大切にしてください。
栄養バランスを整える
卒乳しますので、食事だけで栄養を摂るようになります。栄養バランスを考えて食べさせましょう。
身体を作るたんぱく質や骨や歯を作るカルシウム、腸の働きを整える植物繊維、鉄分や少しの脂質も必要です。ビタミンB群や発酵食品なども幼児期に与えるといいでしょう。
食材の色もカラフルな食事を心がけるようにし、白赤青(緑)黄黒と揃えると栄養のバランスが取りやすくなります。
白はご飯やパンやうどんなどの麺類、赤青(緑)黄は野菜をいろいろな種類使うようにし、黒ではひじきや黒ゴマなどを補うとバランスが取れます。
栄養バランスを整えるための注意点
特にビタミンを摂るためには、果物などもあげるのがいい方法です。発酵食品としては、ヨーグルト、納豆、味噌汁などを食べさせるのもいいでしょう。
多くの食材を食べさせながら、栄養バランスを摂っていくように注意します。
また、幼児食の頃には好き嫌いが出てくる子どもがいます。そうした場合には無理やりに食べさせるのも良くありません。またあまり早くから好き嫌いを親が決める必要もありません。刻み方や味付けなど調理法を工夫して食べさせてあげましょう。
舌触りなどの食感が嫌いな場合もよくあります。とろみを付けたり、いろいろなものと混ぜたりして与えると好き嫌いも減ってきます。
規則正しい時間に与える
幼児食では、大人と同じように1日3食を食べるように食習慣を作ることも大切です。食事のリズムを規則正しく習慣づけましょう。食事のリズムは、1日の生活リズムにも大きく影響していきます。遊びや運動の時間、食事の時間をしっかり分けて規則正しい生活リズムを作るのが理想です。
規則正しく食べさせる際の注意点
幼児食では、規則正しく食べさせようとしても様々な悩みがあります。例えば、よく子どもの食が細くて3回の食事だけでは心配というお母さんがいます。あまり1回の食事で食べられない場合は、食事だけでなくおやつでも栄養があるものを食べさせるといいでしょう。食事で摂れない栄養をカバーするように注意してみましょう。
また、ダラダラと食べる場合も心配です。15分~30分程度で食べられるのが理想ですが、1~2歳ではよく「遊び食べ」をします。3歳頃になってもダラダラ食べをするようでしたら、気を付けましょう。
ダラダラ食べて結局あまり量が食べられずに、栄養が足らないケースがあります。そんな場合は、できるだけ食事前に空腹感を味合わせるようにしましょう。適度な運動をさせるなど、お腹を空かせるようにします。
薄味を心掛け大きさ硬さはそれぞれの時期で注意を
幼児食では薄味にするのがポイントです。塩気の多い食事、濃い味の食事、刺激物などは避けましょう。油っぽい食事も消化に良くありませんので控えます。
食材の大きさについては幼児期の中でもそれぞれの時期によって異なり、調整が必要です。
1歳では、奥歯が生え始めます。前歯で噛み切って奥歯でつぶせる煮物程度の硬さ、フォークでつぶせるような硬さがおすすめです。大きさは噛みつぶせるように3mm~5mm程度の厚さにしてあげれば、スティック状などの大きさにするのもいい方法です。手づかみで食べる時期ですので、食べやすい大きさにしてあげます。
そして、2歳頃になると、柔らかな炒め物程度の硬さがおすすめです。煮物よりも少し歯ごたえがある硬さにします。大きさとしては、一口大サイズの大きさがいいでしょう。
3歳頃には、大人が食べるものより少し柔らかなもので大丈夫になります。千切りや乱切りなどにして食べさせることができます。
硬さの面での幼児食の注意点
子どもが丸呑みをしてしまうこともよくあります。歯茎や奥歯を使って噛んで食べているのかどうかを確認しましょう。
丸呑みしている子どもの場合には、メニューに工夫が必要です。1回の食事で、どれか1品だけは歯ごたえがあるもの、噛んで食べる必要があるものを食べさせるようにしましょう。噛んで食べる習慣づけを行うように注意しましょう。
よく噛んで食べる習慣は様々なことに役立ちます。脳の活性化となり、唾液も増え、虫歯予防にもなります。消化吸収が良く、栄養もしっかり摂れるようになります。
幼児食で食べさせるべきでない食材とは
幼児食では、食べさせないようにしたい食材もあります。歯がまだ不十分なために、食べにくい食材もあって注意が必要です。
例えば、繊維質で薄っぺらなものは奥歯でもすりつぶしにくいでしょう。レタスやわかめやのりなども噛みにくく飲み込んでしまう心配があります。たまにのどにつかえてしまいます。細かく切ったり、おにぎりに混ぜたり、スープにして食べやすくしたりして工夫して食べさせましょう。
また、刺身などの生ものにも注意が必要です。体調がいい時に新鮮な物を少しあげたり、炙りの刺身から食べさせたりするようにしましょう。生の刺身はアニサキスという寄生虫がいたり、アレルギーの心配があったりしますので、少しずつ食べさせるように注意します。
窒息の可能性にも注意を
こんにゃくゼリーや餅も要注意です。窒息する可能性があります。また、皮が口に残る豆類やトマトも皮を取ってあげましょう。厚みがある肉やタコ、イカなども硬いので控えるようにします。弾力のあるこんにゃくやかまぼこ、きのこも、みじん切りなどにして細かく切って食べさせるのがポイントです。
さらに、匂いの強いニラやしいたけは、好きでない子どもも多く注意が必要です。
時期別幼児食のポイント
ここからは、詳しく時期別に幼児食のポイントをご紹介します。
3歳未満
3歳未満になると、奥歯が生えそろいますので、噛みつぶすことができるようになります。
ただ、まだ大人のようには噛めません。様子を見ながら食べさせるようにします。少しずついろいろな食材が食べられるように工夫するのがポイントです。
まだごはんは少し柔らかく炊き、魚は薄切りにそぐように切ってあげます。肉は1~2cmの細切りにします。
野菜、根菜の他に、海藻やキノコも大丈夫になりますが、みじん切りにしましょう。
6歳未満
乳歯が生え揃う頃です。ご飯は少し柔らかめに炊くといいでしょう。ほとんどの魚を食べさせられるようになります。タコやイカも刻んであげると大丈夫です。
鶏肉も薄切りにしなくても3cm角程度に切れば良くなります。また、豚牛は薄切りにしてあげましょう。
野菜や根菜もいろいろな形で切ってあげられるようになります。しかし、まだ海藻キノコなどは弾力が強いため小さく切って食べさせましょう。
幼児食は1歳半頃~5・6歳まで!ゆっくりとバランスのいい食事の工夫を
幼児食の時期は、とても長い期間になります。ゆっくりと子どもが栄養バランスのいい食事が食べられるように工夫するのがポイントです。
1日3食食べる習慣を作り、食事のリズムを作ることも大切な時期です。ただし、3食の食事で栄養が足らない場合は、おやつで栄養を補給するようにしましょう。おやつに果物などを食べさせるようにしてビタミン不足を補うのがコツです。
そして、幼児食を調理する際は、大人の食事を工夫しながら、硬さや大きさを少しだけ変えましょう。少し柔らかめにし、噛みつぶしやすい大きさにするだけでいいので便利です。味付けも大人の味付けをする前のものを薄味にしてあげるのがポイントです。
大人とは違って噛みつぶせないものや弾力が強いもので、食べさせてはいけないものもあります。
こうした幼児食のポイントを押さえながら、それぞれの時期や子どもの状況に応じた食事をあげるといいでしょう。そして、幼児食の期間は長いため、幼児食のポイントを守ってあげることを忘れないように続けましょう。
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