ハンバーグはいつから食べさせていい?ハンバーグの離乳食解説
ハンバーグは子供にも大人にも人気のメニューですが、離乳食としても使うことができます。
肉も野菜も摂れ、手づかみ食べの練習もできるので、離乳食にぴったりな料理です。
しかし、赤ちゃんの消化器官や噛む力は発達段階なので、赤ちゃんの成長段階に合わせて食材や味付けに気を付けながら与えなければなりません。
この記事では、ハンバーグを離乳食として使うときに必要な知識や成長段階に合わせたハンバーグのメニューを解説いたします。
ハンバーグは何歳から食べさせて良い?
ハンバーグを食べさせていいのは離乳食後期(9~11ヶ月ごろ)の後半からです。
ハンバーグは、かたまりの肉を歯茎で噛む必要があるので、ある程度噛むことに慣れてからにあげるようにしましょう。
また、肉の種類によっても食べさせていい時期が変わります。
ハンバーグというと一般的には牛豚合いびき肉のイメージだと思いますが、合いびき肉は脂肪が多く、消化吸収能力が未熟な赤ちゃんには大きな負担がかかってしまい、離乳食後期には使えません。
離乳食後期や初めてハンバーグを与えるときには、脂肪分の少ない鶏ひき肉を使うようにしましょう。
さらに、豆腐などを足すとふんわりして、赤ちゃんでも食べやすくなります。
合いびき肉を使ったハンバーグを与えていいのは離乳食完了期(1歳~1歳半ごろ)からです。
ただし白い部分が多いひき肉は脂が多いので、なるべく赤身が多いものを選び、少量使うようにしましょう。
また、アレルギーにも注意が必要です。
ハンバーグは異なる食材がいくつも使われている料理です。
卵や豆腐など、使われている食材でアレルギーを発症する可能性もあります。
初めて与える食材がハンバーグの中に含まれていると、万が一アレルギーを発症したときに原因が分からなくなってしまい危険です。
それぞれの食材を一口ずつあげて問題ないことを確認してから、ハンバーグを食べさせるようにしましょう。
ハンバーグを食べさせる際の注意点
ハンバーグはしっかり噛む必要があるので、成長段階に合わせて小さくカットしたり、小さめに丸めたりしましょう。
大人と同じ味付けだと赤ちゃんにとっては塩分が多すぎるので、味付けにも注意が必要です。
離乳食後期(9~11ヶ月ごろ)には、歯茎を使って食べ物を噛める段階ですが、前歯でかじりとることができない場合もあります。
最初は、5
6mm程度の角切りにしてあげましょう。
また、この時期から調味料が使えるようになりますが、まだ少量です。
例えば、塩の場合は1回0
12g程度しか使えません。
味付けはわずかにして、焼くときの油もほんの数滴たらすだけにしましょう。
離乳食完了期には、前歯が生えて食べ物をかじれるようになります。
手づかみ食べをしたがるようになるので、赤ちゃんが持ちやすい小さめのサイズに丸めて焼いてあげましょう。
使える調味料の量や種類も増えてきて、少量であればケチャップやカレー粉などの調味料も使えるようになります。
大人と同じものを食べられると喜ぶので、少量の調味料でトッピングなどをしてあげましょう。
ハンバーグの時期別メニュー
ハンバーグは離乳食後期の後半から食べられるようになりますが、時期によって使える材料などが変わってきます。
ここでは、離乳食後期(9~11ヶ月)と離乳食完了期(1歳~1歳半)の時期に合わせたハンバーグのレシピをそれぞれご紹介します。
離乳食のハンバーグの保存について
離乳食用のハンバーグは冷凍保存できます。
赤ちゃんが1度に食べる量は少なく、その都度作るのは大変ですが、まとめて作っておけば温めなおすだけでいいので忙しいときにとても便利です。
ハンバーグを保存するときは、加熱調理したものを保存します。
しっかり冷ましたものを、1個ずつラップで包み、まとめて保存袋に入れて冷凍しましょう。
ひき肉は傷みやすいので、必ず買ったその日のうちに調理して、1週間以内を目安に使い切るようにしてください。
1週間以内に使い切れないときは、大人用に回しましょう。
トマトソースなどで軽く煮込めば、大人でもおいしく食べられます。
解凍するときは電子レンジを使いましょう。
ラップのまま凍ったハンバーグを耐熱容器にのせ、電子レンジで加熱します。
加熱時間はハンバーグの大きさにもよりますが、600Wの電子レンジで1分30秒ほどが目安です。
このとき自然解凍はNG。
解凍している間に菌が繁殖するリスクがあり、離乳食に使うにはとても危険です。
必ず凍ったまま使うようにしましょう。
まとめ
ハンバーグは離乳食後期の後半から赤ちゃんに食べさせられるようになります。
最初は脂の多い合いびき肉ではなく、鶏ひき肉や魚を使うようにしましょう。
離乳食完了期には、手づかみ食べを行うようになるので、掴みやすい大きさに丸めてあげるのもおすすめです。
また、冷凍保存可能なので、まとめて作って少しずつ使えば、調理時間の時短にもなります。
ハンバーグには野菜や魚も混ぜ込めるので、ハンバーグを活用していろいろな食材を体験させてあげてくださいね。
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