
幼児食の作り置きポイントと参考レシピをご紹介
幼児食に移行する時期は赤ちゃんの好奇心が旺盛になる時期とも重なっており、目が離せない毎日を過ごしていることでしょう。
今回は、家事や育児が忙しい時に重宝する、幼児食の作り置きについてご紹介いたします。
合わせて、大人の食事から取り分けて作る際のポイントも解説いたします。
幼児食を作り置きするメリット
一度の調理で済むため手間がなくなる
家事や育児に追われていると、一日三回、毎回ごはんを作るのは大変です。
幼児食は大人の食事よりも工夫が必要なため、野菜やお肉の下ごしらえや調理器具の片づけに時間がかかります。
また、栄養バランスを考えると買う食材も増え、在庫の管理も大変になるでしょう。
作り置きには、調理時間の短縮や、食材のロスが減るなどのメリットがあります。
作り置きは一回で数種類作るため、大変なイメージを持つ方も多いと思いますが、ボウルや菜箸を用意して、洗って、片づける、という作業を三回やるよりも、一度にまとめて作業したほうが時間の短縮になるでしょう。
また、幼児食は一食の量が大人より少なく、食材が余ることがあります。保存ができるものはよいですが、日持ちしない食材もあることでしょう。
作り置きで食材を一度に使い切れれば、傷ませることも減るでしょう。
どうしても余ってしまう野菜は、細かく刻んで冷凍しておくと、スープやソースに使える万能食材になります。
手軽に野菜を加えたいとき、おかずの味に変化をつけたいときにも便利です。
冷凍保存は菌の繁殖をストップするため腐敗の可能性が低い
子供の食べるものとなると、衛生面が心配な親御さんも多いことと思います。
夏場などは特に、食べ物が傷んでいないか気になることでしょう。
冷凍保存をすれば、菌の繁殖をストップさせることができるため、腐敗の可能性が低くなります。
一般的に、細菌の繁殖は10度以下で遅延し、マイナス10度以下では止まると言われており、JIS規格では冷蔵庫内部の温度は0度~10度、冷凍庫はマイナス12度以下に温度設定するよう制定されています。
注意しなければならないのが、冷凍しても殺菌されるわけではないということです。
温度が上がれば再び活性化します。冷凍と解凍を繰り返して菌を繁殖させないため、小分けにして、食べる分だけ解凍できるようにしましょう。
また、冷凍すると腐敗はしづらくなりますが、劣化は進みます。
冷凍された食品は乾燥しやすく、乾燥すると酸化し、嫌なにおいや食感の悪さが出てきます。
嫌なにおいや食感の変化を避けるためには、汁気のある料理を冷凍すると良いでしょう。
汁やソースには塩分や糖分が含まれており、水分を保持する働きがあります。
ハンバーグなど、汁気のない食べ物を冷凍する際には、一週間を目安にしましょう。
保存容器や袋の中に霜がたくさんついている場合は劣化が進んでいるため、早めに使い切ることが大切です。
また、冷凍すると食感が悪くなる食材もあります。
水分が多いこんにゃくや豆腐、卵などは冷凍するとパサパサになり、食べづらいでしょう。
野菜もそのまま冷凍すると食感が悪くなるものがありますが、軟らかく煮てから冷凍すれば問題がないとされています。
作り置きだけでなく、大人の食事のとりわけもおすすめ
作り置きだけでなく、大人の食事をとり分けるのもおすすめです。
例えば、甘口カレーを作り、子供の分は別に取り分けて具材をつぶして与えるのも大人のお刺身をソテーしてあげることもできるでしょう。
大人の食事を取り分ける際、気を付けたい点は味付けと食材の固さです。
一歳から五歳ごろまでは幼児食の時期で、大人と同じ味付けは濃すぎます。
幼児に合わせた味付けにして、大人が食べる分に味を足すのがよいでしょう。
また、食材の固さや大きさも、幼児の分は再加熱して柔らかくする、細かく切ってあげるなど食べやすくしてあげることが大切です。
作り置きに適したおすすめのメニュー
幼児食を作り置きしておくと、忙しい時にも栄養バランスの整った食事を与えることができます。
簡単にたくさん作れて冷凍保存ができる、幼児食メニューの一例を紹介いたします。
朝食に!人参&ヨーグルト入りヘルシーパンケーキ
分量4人分(直径10㎝程度のパンケーキが10~12枚焼ける分量を表記しています。)
材料:
- A 薄力粉200ℊ
- A 砂糖60ℊ
- A ベーキングパウダー 小さじ2
- ニンジン 小1本(約80ℊ)
- プレーンヨーグルト 150ℊ
- 卵 1個
- サラダ油 大さじ3
- バニラエッセンス 3~4滴
- 牛乳 少々
下準備
ニンジンは良く水洗いして、皮ごとすりおろす。
作り方
- A薄力粉 200ℊ、砂糖 60ℊ、ベーキングパウダー 小さじ2を合わせてボウルにふるい入れる。
- 1にすりおろしたニンジンとプレーンヨーグルト、卵、サラダ油、バニラエッセンスを加えて混ぜ合わせる。もったりしすぎる場合は、牛乳を大さじ2程加えて滑らかにする。
- テフロン加工のフライパンを中火で熱し、一度濡れ布巾にフライパンの底を当てて熱のムラを均一する。
- 2の生地をおたまで1杯弱すくい、フライパンに静かに流し入れる。弱めの中火で焼き、表面にポツポツと小さな穴ができたらフライ返しで返す。蓋をして弱火で2分ほど蒸し焼きにする。(油はひかずに焼きます。)
- 残りも同様にして焼く。面倒でも、一枚焼くたびに濡れ布巾にフライパンの底を当てて熱のムラを均一にするほうが、焼き上がりがきれいになります。
- 器に盛り付けて、好みでバターやはちみつを掛けて頂く。一度に食べきれない分はラップに包んで冷凍保存できます。
まとめ
幼児食の作り置きをしておくと、忙しい合間にも栄養バランスの整った食事を与えることができます。
また、一度の調理で済むため作る際の手間もなくなります。
冷凍保存をすると菌の繁殖が止まり腐敗しづらくなるなど、メリットがたくさんあります。
幼児食の作り置きを活用し、忙しい時でも楽しく食事ができるようにしましょう。
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