
なすはいつから食べさせていい?なすの幼児食解説
この記事では幼児食でナスを使う際の注意点とおすすめレシピを解説いたします。
なすを幼児に食べさせる上でおすすめの理由
なすには、夏場に取りたい栄養素の一つである、カリウムが豊富に含まれています。また、なすの皮には、ナスニンというポリフェノールが含まれています。
カリウムは体の中の余計な塩分を排出し、血圧を下げる効果があります。子供の好きなハム、ベーコンやソーセージなどのように塩分が多く含まれている食べ物は、なすのようにカリウムが含まれた野菜と一緒に取れば、余分な塩分は尿や汗となって排出されるので、塩分の取りすぎも防げるでしょう。
さらに、カリウムには利尿作用があるため、水分と共に体内の熱を排出し、体温の上昇を抑えるため、夏バテの予防に効果的だと言われています。なすの9割以上は水分なので、夏に足りなくなりがちな、身体の中の水分補給にもつながります。
なすの皮に含まれている紫色のナスニンには、抗酸化作用があり、病気の元となる活性酸素を身体の中から排出してくれます。ナスニン皮に含まれていますが、実には含まれていないので、皮をむかずに食べるのが良いでしょう。
なすを食べさせる際の注意点
子供がなすを嫌がる理由は、おそらくアクの強さと食感でしょう。アクには子供が敏感に感じやすい、苦味と渋みがあります。また、なすの皮は硬く、中身は生だとスポンジのようで、加熱するとグニャッと柔らかいのも、子供が苦手な理由の一つでしょう。
なすのアクは、アク抜きをすることで取り除くことができます。調理前に、切ったナスを10分ほど塩水につけておくと良いでしょう。ただし、なすに含まれるカリウムは水に溶けやすい性質のため、長い間つけておくことは避けてください。
なすの皮が硬くて噛みづらいのであれば、皮目にそって放射線状に細かい切り込みを入れてから調理すると、硬い皮も噛み切るやすくなります。調理前の一手間で、子供でも食べやすくなるでしょう。
なすは油でじっくり炒めると甘味が出て味もまろやかになります。油でさっと炒めることによって、ぐにゃっとした食感も防ぐことができます。
なすの幼児食メニュー紹介
ナスまるごと!ナスピザ
なすはイタリア料理によく使われるように、トマトやチーズとよく合います。加熱して柔らかくなった食感も、トマトケチャップとマヨネーズを混ぜたオーロラソースとピザ用チーズのまろやかさで、食べやすくなるでしょう。ベーコン、ハム、シーフードやコーンなど、子供に自分の好きな具をのせてもらうのも、楽しいと思います。
材料(4人前)
- ナス2本
- 水(さらす用)適量
- ピーマン1個
- ミニトマト2個
- コーンの水煮(正味量)10g
- ベーコン(薄切りハーフ)10g
- マヨネーズ大さじ1
- ケチャップ大さじ1
- ピザ用チーズ30g
作り方
準備.ピーマンはヘタと種を取り除いておきます。ミニトマトはヘタを取り除いておきます。
- ナスのヘタを取り、縦半分に切ります。皮面を少し切り落として平らにし、水に5分ほどさらして水気を切ります。
- ピーマンは5mm幅の輪切りにします。ミニトマトは半分に切ります。ベーコンは1cm幅に切ります。
- ボウルに(A)を入れて混ぜ合わせます。
- 1に3を塗り、ピザ用チーズ、2、コーンの水煮をのせます。
- アルミホイルを敷いた天板にのせて、オーブントースターで5分ほど焼きます。
- 全体に火が通り、ピザ用チーズに焼き色がついたら器に盛り付けて完成です。
なすのそぼろ煮
片栗粉でとろみをつけることで、なすの柔らかい食感もまぎれ、口当たりも良くなるので、子供にも食べやすいでしょう。
子供の分は取り分けて、大人の分には豆板醤を入れると、大人の味になります。
材料(大人1人分と幼児1人分)
- 油適量
- 鶏ひき肉50g
- しょうがすりおろし1g(チューブなら1.5cm程度)
- なす1本
- だし汁1/3カップ
- 砂糖小さじ1
- しょうゆ小さじ1と1/2
- 片栗粉適量
- こねぎ少々
作り方
- なすを乱切りにします。フライパンに油を熱し、なすを炒めます。
- 鶏ひき肉を加えてさらに炒めます。
- すりおろしたしょうがを加えて、だし汁を加えます。アクがあればすくい取ります。
- 調味料を加え、水溶き片栗粉を入れてとろみを付け、最後に小口切りにしたこねぎを散らします。(中に混ぜて炒めてもOK)
うずら卵入り鶏団子のなす巻き
子供が好きなうずらの卵が入った鶏団子をなすで巻くことで、なすに肉団子のうまみが染み込みます。
材料
(大人2人分+子ども2人分)
- うずらの卵の水煮10個
- なす2個
- 片栗粉適量
- ごま油大さじ1
- レタストマトケチャップ各適量
A
- 鶏ひき肉200g
- 塩小さじ1/3
- ごま油小さじ2
作り方
- なすは縦5mm幅に10枚切り、塩水に15分つける。
- Aを合わせて粘りが出るまで混ぜ、うずらの卵を芯にして10個の団子を作る。1の水けを拭き、片面に片栗粉をまぶし、団子を巻く。ごま油を熱したフライパンで、向きを変えながら中まで火が通るように焼くう。
- 器にレタスと2を盛り、ケチャップを絞る。
まとめ
なすは、苦手な子供が多い夏野菜ですが、特に夏の暑い時季に、身体の健康を保つための大事な栄養素、カリウムが豊富に含まれています。カリウムには、取りすぎた塩分を身体の中から排出してくれる働きがあります。また、利尿作用があるため、身体の中の余計な水分を排出すると同時に、体温を下げる効果もあるので、夏バテ予防に良いと言われています。
アクが多く含まれていますが、調理前のアク抜きと調理の工夫で、子供でも食べやすくなるでしょう。
旬のお野菜には、その季節に必要な効果を我々の身体にもたらしてくれるものです。健康に過ごすためにも、旬のお野菜を進んで摂りたいものです。
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