
りんごはいつから食べさせていい?りんごの離乳食解説
リンゴは甘味と酸味のバランスが良いとても身近な果物のひとつです。そのままはもちろん、お菓子に料理、ジュースやジャムと幅広く使える調理のしやすさ、スーパーや八百屋さんなどで手軽に購入できることも身近な理由のひとつかと思います。
果糖、ブドウ糖といったエネルギーの基となる糖分や、消化を良くするペクチンという食物繊維などの栄養素も豊富なことから消化もしやすいため、離乳食で初めて食べさせてあげる果物はリンゴをと考えるお母さんも多いと聞きます。
そんな利点の多いリンゴになりますが、赤ちゃんに離乳食として食べさせてあげる際には注意するべきポイントがいくつかあります。そのため、この記事ではリンゴは何歳から食べさせてよいのか、リンゴを離乳食として食べさせる際の注意点と調理する際のポイント、リンゴを使った離乳食の保存、リンゴを使った時期別の離乳食メニュー例について解説いたします。
この記事を通して離乳食でリンゴを使う際のポイントを抑え、おいしさを上手に引き出すことで栄養満点のリンゴが持つ魅力を伝えてあげましょう。
リンゴは何歳から食べさせてよいのか
リンゴは離乳食の初期から食べさせてあげることが可能です。甘さと酸味のバランスの良いリンゴは比較的どの赤ちゃんも好んで食べやすい食材とされています。
リンゴの栄養素のうち、甘さの成分である果糖やブドウ糖は糖分なので赤ちゃんのエネルギーの基になり、風邪の予防に効果があります。カリウムは余分な塩分を排出する働きがあるので未発達な内臓による消化を助け、クエン酸も同じように消化を助ける効果がある他にビタミンCを守る効果もあります。リンゴ自身に含まれるビタミンCは少ないものの、リンゴのビタミンCには“体内で増える”、普通のビタミンCと違って“加熱しても壊れにくい”という独自の効果があり、免疫力向上の働きからこちらも風邪の予防に効果的とされています。食物繊維が豊富で水溶性であるペクチンも含まれるため、離乳食によって食生活の変わる赤ちゃんの便通を良くする働き、下痢や腸内環境の改善に効果があります。よく“風邪にはリンゴ”といわれる理由はこれらの栄養素の働きのよるものです。
また、リンゴに含まれる栄養素はジュースやジャムに加工しても失われにくいとされます。しかし一般的に売られているものは糖分や食品添加物が多く含まれているため赤ちゃんには向きません。おやつにあげる場合には出来るだけ添加物の少ないものを選んで“毎日ではなく時々”、“少量ずつ”食べさせてあげるか、ご自宅で砂糖を使わずに手作りしてあげましょう。
リンゴを離乳食として食べさせる際の注意点と調理する際のポイント
子どもも大人もおいしく食べられるリンゴですが、離乳食で赤ちゃんに食べさせる際には注意するべきポイントがあります。
アレルギーに注意する。
リンゴは食べやすい果物になりますが、アレルギーを持っている赤ちゃんは反応を起こしてしまう可能性があります。皮付近は栄養が含まれている部分になりますがアレルギー性が高いこと、表面にワックスが残っている可能性もあるのでむいてから使う方がよいでしょう。喉がかゆくなる、口元が赤くヒリヒリするといった症状が起きるため、もし赤ちゃんにそれらの反応が見られた場合は与えるのをやめて小児科へ連れていきましょう。他の食材でも同じことが言えますが、初めて食べるものを試す時は“ひとさじを、単体で、午前中に”あげることが必要です。アレルギーの重さが分からないため量はひとさじで、原因の食材を突き止めるために単体で、もしアレルギー反応が起きてしまっても午後にはすぐ小児科へ連れていける午前中に、食べさせてあげることでアレルギー反応の確認をとりましょう。
生ではなく加熱したものを与える。
最低でも1歳を過ぎるまでは加熱したリンゴを食べさせるようにしましょう。最初は皮をむいたリンゴをすりおろし、レンジで加熱したものから試していきます。加熱することで甘みがより引き立ち、やわらかくなって食べやすくなるほか、アレルギー性は加熱することで大幅に減少する特性があるためリスクの軽減にもなります。
酸化による変色対策はしない。
切ったリンゴは空気に触れることで酸化し、茶色く変色してしまいます。食べても害はなく、食塩水やレモン果汁を使うことで防ぐことが可能ですが、赤ちゃんにはどちらも刺激となるものですので変色対策はあえてしないようにしましょう。変色する前に手早く調理するか、冷凍してしまうのもひとつの手です。
離乳食に向いている品種を選ぶ。
リンゴにはたくさんの種類があります。手に入りやすい中で赤ちゃんが好む離乳食向きの品種は“ふじ、サンふじ、つがる”などの比較的やわらかくて甘みの強い品種になります。反対に“ジョナゴールド、紅玉”などの品種はサクサクとして酸味が強い品種になりますので離乳食には不向きになります。
栄養豊富なリンゴはぜひ離乳食に取り入れたい食材です。ポイントを抑えることでおいしく安全にリンゴを食べさせてあげましょう。
リンゴを使った離乳食の保存について
リンゴは冷凍保存が可能です。離乳食用に皮をむいてからすりおろしてレンジで加熱したものを小分けできる器で冷凍しておくと次回使うときに便利でしょう。すりおろしたリンゴは時間が経つと茶色に酸化で変色し、水分が蒸発することで水溶性ビタミンも一緒に失われていきます。冷凍でそれらを防ぐ効果があるほか、風邪の予防に効果のあるビタミンCや抗酸化物質は冷凍することで逆に含有量が増すという性質があります。解凍時に出てしまう水分には水溶性ビタミンが含まれていますので、汁ごと使うと無駄なく栄養を摂取することが出来ます。
リンゴを使った時期別の離乳食メニュー例
初期リンゴのすりおろし果汁
すりおろしたリンゴを絞った果汁+お湯
離乳食初期でまだ噛む練習をしていないときにリンゴを与える場合は、お湯で薄めた果汁を与えて味へのリアクションとアレルギーの確認をしましょう。皮をむいてすりおろしたリンゴをレンジで加熱し、絞った果汁をお湯で薄めてひとさじずつ赤ちゃんに与えます。好んで食べ、アレルギー反応も見られないようでしたら食事に少しずつ取り入れていきましょう。
初期~中期リンゴとさつまいものペースト
さつまいも+すりおろしたリンゴ
さつまいもを蒸すか茹でるかして火を通し、皮をむいてつぶしたところへすりおろして加熱したリンゴを加え、滑らかなペーストにします。さつまいも単体だともったりして喉通りが良くないため、リンゴの水分で食べやすく、食物繊維が豊富なので便通を良くする働きがあります。
中期~後期リンゴのコンポート
リンゴの角切り+水
コンポートといっても離乳食用なので砂糖は使わず、角切りにしたリンゴを水でやわらかくなるまで煮るだけのものです。甘さが引き立ち消化もしやすくなるほか、細かくミキサーにかけることで砂糖不使用のジャムにもなります。噛むことに慣れてきて食感を残したい場合は角切りとミキサーを半々にして混ぜても良いと思います。
後期~完了期リンゴとバナナのやわらかデザート
上記のリンゴコンポートジャム+バナナ
鍋に皮をむいて一口大に切ったバナナと少量の水を入れ火にかけます。やわらかくなったら手作りのリンゴジャムを入れ軽く煮たら完成です。とろっと甘いバナナに軽い酸味と食感のあるリンゴが合うデザートになります。
まとめ
甘味と酸味のバランスが良く食感も楽しいリンゴですが、赤ちゃんに与える際にはアレルギーの確認、初期~中期ではすりおろす、加熱する、品種を選ぶといったポイントがあります。これらを抑えれば、栄養豊富で調理がしやすく冷凍保存も可能なリンゴは最初に食べさせたあげる果物にぴったりです。赤ちゃんへリンゴの魅力を安全に伝えてあげましょう。
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