
糖尿病とチョコレートの関係 チョコレートは本当に食べてだめなのか
糖尿病になると糖質の制限があり、糖分の多い甘いものには特に気をつけなければなりません。しかし、糖尿病の方でも食べられるチョコレートがあります。
ラックスタイムや気分転換に甘いものを食べたくなることはあり、それを無理に我慢することはストレスにつながるため、糖尿病でも食べられるチョコレートを知ることは安心感にもつながります。
日本は飽食の時代を迎えています。
その環境の中で、成人の約4人にひとりが糖尿病患者もしくは糖尿病予備軍といわれています。
糖尿病はさまざまな合併症を引き起こす病のため、進行しないようにすることが大切です。
美味しく食べながら上手に糖質コントロールをしていきましょう。
糖尿病の概要
糖尿病は血液中のブドウ糖が増えることで、血糖値が高くなり、正常な数値を超えてしまうなど、血糖値のバランスが上手にとれなくなる病気です。
もともと人の体には、エネルギー源として糖質が必要です。
この糖質をエネルギーに変換する時には「インスリン」と呼ばれる血糖値を調整するホルモンが必要です。
しかし、このインスリンの働きが追いつかなくなると、血液の中に糖が増え血糖値が高くなるのです。
こうなると、血液がドロドロになり、それが全身に悪影響を及ぼしはじめます。
進行すると、活性酸素が大量に発生して血管を痛め、酸素や栄養素がうまく届かなくなるのです。
その影響から、手足が痺れる神経障害、皮膚の乾燥、腎臓の機能の低下からの人工透析、失明の恐れのある網膜症などへと進行し、さらに悪化すると心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病を引き起こすのです。
このように、糖尿病はさまざまな合併症を引き起こす怖い病のため、酷くならないようにすることが大切です。
糖尿病の際にチョコレートを食べていい量
糖尿病の患者さんでもチョコレートを食べることができます。
しかし、糖尿病の治療をしている中で間食をし、血糖値に大きな影響が出ることを避けるためにも、チョコレートを食べてもいい量は一日に糖質10gまでです。
チョコレートの種類にもよりますが、カカオ72%のチョコレートなら、チョコレート1枚分の糖質が1.67gのため、6枚(糖質10.2g)食べられ、
カカオ86%になると、1枚分の糖質は1.05gとなり9枚まで食べられます。
このように、チョコレートに含まれる糖質の量をきちんと意識しながら食べましょう。
そして、食べるタイミングもとても大切です。
量を守っていれば、いつでも好きな時に食べてもいいと言うわけではありません。
食事と食事の間に食べるのではなく、食事の後に一緒にデザートで食べる方法があります。
こうすることで、食事以外の時に、血糖値を上げることを避けられるからです。
特に夜の寝る前に食べるのはやめましょう。
血糖値が高い状態のまま寝てしまうと、翌朝の値にも影響がでます。
また、エネルギーの消費量が日中よりも少ないために太る原因になるからです。
糖尿病で食べられるチョコレートとは
スーパーなどで手軽に入りやすいおすすめのチョコレートをご紹介します。
チョコレートはハイカカオのものがおすすめです。
ハイカカオとは、チョコレートに含まれるカカオが70%以上のものをいいます。
- 明治チョコレート効果Cacao95%
- 明治チョコレート効果Cacao86%
- 明治チョコレート効果Cacao72%
- 森永カレー•ド•ショコラCacao70%
ハイカカオのチョコレートは、主原料のカカオマスの風味を引き出し、甘さも控えめに作られています。
また、砂糖不使用や、糖類ゼロといった表示の商品もあります。
ミルクチョコレートやビターなどの味の種類がありますが、ビターの方が糖質は多めです。
- ロッテZERO
- ロッテZEROビター
- 明治NEO SWEETSミルクチョコレート
- 明治NEO SWEETSビターチョコレート
一般的なチョコレートに含まれている、カカオの量は30~50%ほどです。
砂糖やミルクなどを混ぜることで、あの甘いチョコレートになるのです。
チョコレートのパッケージに記載されている原材料名の一番初めに「砂糖」と記載がある場合は、この商品作られるにあたり、一番たくさん使用されている材料は「砂糖」ということを表しています。
このように、選ぶときには成分表を必ず確認しましょう。
まとめ
好きな時に好きな物を自由に食べられる豊かな食生活を送るなかで、気づぬうちに栄養バランスが乱れ、生活習慣病と呼ばれる病にかかる人がいます。
その生活習慣病の1つである糖尿病は、増加傾向にあります。
糖尿病になると糖質制限がありますが、食べるものや量、食べるタイミングなどを意識することで、甘いチョコレートなども食べられるのです。
甘いものを食べると、疲れが癒され気持ちがホッとするなど、忙しい現代を生きる私たちにはなくてはならない大切な時間でもあります。
今では、糖質を意識したチョコレートの種類も選べるほどに増えていますので、美味しく楽しいリラックスタイムをお過ごしください。
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