
ウニとプリン体の解説 気をつけるべき食生活とは
寿司ネタでも高級食材として大人気の「ウニ」、でもプリン体も多く、食べ過ぎると痛風になりやすい食材と言われています。痛風はプリン体(からの尿酸)の排泄が追いつかずシュウ酸化カルシウムと結合し、沈着して発痛するのが原因です。今回は「ウニと尿酸値の関係」や「なぜプリン体が体内に多くなると間接が痛むのか」などを解説します。また、高尿酸血症の予防や対応策として同じ食材でも低プリン体の食事が摂れるウニ調理レシピなども合わせて紹介します。
プリン体と尿酸値
プリン体とは、「体を動かしたり内臓を正常に機能させるためのエネルギー源」となる物質です。細胞の中に元から存在しているもので、動物だけでなく、植物いずれの食品にも含まれています。細胞の中心にある「核酸」を構成している主成分の総称が「プリン体」です。
そしてプリン体は食物から取り込む以外にも体内でも作られますが、1つは先程の体内の細胞が老化により、役目を終えて分解→排泄される時に核酸からでるもの。もう1つは筋肉に多く分布するATPから流出するプリン体です。
普段ならば再びエネルギー源として再合成され繰り返し使われるものですが、激しい運動や急激な外界ストレスなどで通常行われる筋肉へ再取り込みが間に合わなくなり、そのまま再利用されることなく排泄経路にのってしまうものもございます。
この2つの経路のプリン体の代謝物が血中濃度で問題になる「尿酸」と呼ばれる物質になるのです。
プリン体が肝臓を通過してできるのが尿酸ですが、尿酸値とは、これらのプリン体が体内から排泄される尿酸の形になった時点での血中量を測定した総値になります。
高尿酸血症とは
血液中の尿酸が7.0mg/dlを超えると、高尿酸血症と診断されます。 尿酸が高いだけでは、自覚症状はありませんが、進行していくと、結晶となった尿酸が関節・足先や耳たぶなどにたまります。そしてその部分に炎症が起こり、激痛の痛風発作が起こります。 参考: 高尿酸血症 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
ウニを食べすぎると痛風になるのか?
ウニは海の幸でも1、2を争う高プリン体食材で含まれているプリン体は100g中300mg以上です。動きもせず、野菜もとらない、水分ミネラル分もとらず多食すれば当然尿酸値も高くなるでしょう。
しかし、結論を言うとうにを食べすぎてすぐに痛風になるわけではありません。食べ合わせ、日々の生活習慣で改善は見込めます。
たとえば同じ海の幸でもカリウム豊富なワカメやもずくなどの海藻類は、逆に尿酸排泄を積極的に行える食材ですので合わせて摂取することをおすすめします。
また水分補給も大切です。
そして適度な毎日の運動をすることで先に解説した活動エネルギーATPの再取り込みを促すことでプリン体を効率よく消費することができます。運動量として一時間ウォーキングや軽い走り込み程度が適当活動量、呼吸がちょっと上がるくらいでうっすら汗をかく程度の運動量を目安に活動量が理想です。
1日のプリン体摂取量は400mgが目安
ひとの体内では一日に500~600mgの尿酸が自分の体内から作られていると言われています。そして1200mlを常にキープすることが可能です。
気を付けたいのは偏食(多食)です。毎日、ご飯に大盛白子とレバー、そしてウニという人はまれですが、多量のプリン体をとる要素は意外にもフルーツや穀類の多食が多いことがあげられます。フルーツは特に酸味の爽やかさで知らずに糖分を摂っていることも多く注意が必要です。
まとめ この記事のおさらい
プリン体は生命活動維持に必要なエネルギー供給、放出、細胞の核を形成する大切な要素です、そして本来の適正な食生活においては普段あまり意識するほどではありません。動物性たんぱく質は少量でも吸収のよい優秀な食材です。ウニを食べる際は他に野菜などを摂って運動することをおすすめします。
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