
離乳食の量はどれくらい?離乳初期~後期までの目安量を解説
離乳食の初期から後期における目安量について解説します。
初めて離乳食を与えるとき、どれくらいの量を与えるべきか迷う方もいらっしゃるでしょう。離乳食は、月齢や食材によって食べさせる量が異なっています。
この記事では、離乳食の食材ごとの目安量を学ぶことができます。
離乳食初期(生後5,6ヶ月ごろ)
赤ちゃんの特徴とあげ方の注意点
離乳食の開始は生後5,6ヶ月ごろです。
生後5.6か月ごろの赤ちゃんは、口を閉じて食べ物の取り込みや飲み込みができるようになります。スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる時期です。
離乳食は赤ちゃんの様子を確認しながら、1日1回、午前中に与えるようにします。
初めて食べる食材は1日に1種類までとします。
開始から1ヶ月以上たち、離乳食に慣れてきたら1日2回とします。
離乳食をあげるときに、食物アレルギーの発症を恐れて離乳の開始や特定の食べ物の摂取が遅れないようにしましょう。
厚生労働省の授乳離乳の支援ガイドでは、「食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はない」と説明があります。
厚生労働省の授乳離乳の支援ガイドでは2019年の改定から卵黄の摂取開始時期が変更されています。
以前は離乳中期の7,8カ月からの開始でしたが、改訂版からは離乳初期から固ゆでした卵黄を与えるように変更されました。
食材ごとの量
離乳食を開始してすぐは1日1回、1さじずつから始めましょう。
一般社団法人 母子栄養協会のホームページによると、「 『1さじ』は、一般的に日本では1さじを『小さじ』と表現することから、小さじ1さじ(=5g)と考えてもいいでしょう。よって、離乳食の1さじは、小さじ1であり、離乳食スプーンだと3~4さじになります。」と説明しています。
大切なことは、初めて食べる食材は必ず1さじから食べさせることです。
赤ちゃんがもっと欲しそうにしていても、1さじだけ与えて様子を見ます。
離乳食の最初は10倍がゆを与えます。1さじ食べられたら2日目からは2さじ、3日目からは3さじといったように少しずつ量を増やします。
10倍がゆに慣れたら、にんじんやかぼちゃなどを試していきます。
野菜に慣れたら、タンパク質源となる豆腐や白身魚、卵黄などを1さじずつ与えましょう。
1さじずついろいろな食材を試し、開始から1ヶ月が過ぎたら1回あたりの目安量を参考にしましょう。
この目安量は食材ごとに異なっています。
1回の食事で、主食主菜副菜からそれぞれ1種類ずつ選びます。
主食は、10倍がゆなら大さじ2~3が目安量です。
食パンなら8枚切りのものを1/8~1/5枚とします。うどんやそうめんは乾麺の状態で5gにしましょう。
主菜の豆腐は10~15gです。白身魚なら5~10gとします。刺身なら1/2~1切れ分くらいの量です。
この時期では、まだ肉は食べません。
副菜の野菜は合わせて10~20gにしましょう。
2回食に増やす場合、2回目の離乳食は上記の1/3~1/2量から開始します。
徐々に量を増やすようにしましょう。
調理形態硬さ
離乳初期のスタートは、なめらかにすりつぶした状態のものを与えます。最初はポタージュスープくらいの硬さが目安です。
10倍がゆはこし器やすり鉢でペースト状にします。野菜や魚など水分が少ない食材はお湯でのばしましょう。
まずは食材を口に入れることに慣れさせて、口を閉じて飲みこむことが目標です。
慣れてきたら水分を少しずつ減らしてベタベタしたもの状態にします。
ややとろみのあるヨーグルトくらいの硬さにしましょう。
かゆは、7倍がゆをつぶしたものを与えます。
離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)
赤ちゃんの特徴とあげ方の注意点
生後7,8ヶ月の赤ちゃんは舌と上あごでつぶすことが出来るようになります。
今までは食べ物を奥に送り込むだけでしたが、次第に上下にモグモグと動くようになります。
生後7ヶ月ごろは、乳歯が生えはじめる時期です。
離乳食は1日2回食にして、食事のリズムをつけていきましょう。
食品の種類を増やしていくと、いろいろな味や舌ざわりを楽しめます。
食材ごとの量
赤ちゃんが離乳食から栄養素を摂取する割合が増える時期です。
初期と比較して1回あたりの量が全体的に5~10g程度増えていきます。
離乳食の1回の目安として、主食の全粥は50~80g与えましょう。食パンなら8枚切りを1/4~1/3枚です。うどんまたはそうめんなら乾麺の状態で10gとします。
肉や魚は10~15gにしましょう。刺身なら1~2切れが目安です。
卵は卵黄と全卵で量が異なります。卵黄なら1個、全卵なら1/3個としましょう。
野菜や果物は20~30gです。果物は野菜の代用として使うと糖分の摂りすぎになることがありますので、風味付けなどとして活用しましょう。
乳製品はヨーグルトなどを50~70gが目安です。
上記の量を1日2回与えましょう。
調理形態硬さ
離乳食中期は舌でつぶせる硬さのものにします。
大人が指で簡単につぶせるくらいです。絹ごし豆腐程度を目安としましょう。
中期の前半はつぶした全粥を与えます。
野菜はみじん切りにしましょう。魚はこまかくほぐして、肉はすりつぶします。
中期の後半には、いろいろな形やサイズに慣れることが大切です。
全粥はつぶさずに与えます。
かぼちゃやにんじんなどは軟らかく茹でて5㎜角程度に切ったものにしてみましょう。
魚はこまかくほぐし、肉はすりつぶしたものから、徐々に細かく刻んだものにしていきます。
少しずつ切り方や形態を変えるようにしましょう。
パサパサしたものはとろみをつけてあげます。
水分が少ないと上あごにくっついてしまい、うまく食べられません。
離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)
赤ちゃんの特徴と上げ方の注意点
生後9~11カ月になると歯や歯ぐきでつぶすことが出来るようになります。
舌が左右にも動くようになることで、舌で食べ物を左右に寄せて歯ぐきの上に乗せられるためです。
離乳食後期には上下の前歯がそろってきます。
離乳食は1日3回とします。
少しずつ離乳食の間隔をあけていき、大人の食事時間に近づけていきましょう。
生後9ヶ月ごろから、手づかみ食べが始まります。
厚生労働省の授乳離乳の支援ガイドでは、「食べ物を触ったり、握ったりすることで、その固さや触感を体験し、食べ物への関心につながり、自らの意志で食べようとする行動につながる」と説明があります。
手づかみで食べられるメニューを増やしていきましょう。
食材ごとの量
離乳食後期には、3回食になることで栄養素の60~70%を離乳食から摂ります。栄養のバランスと量に気をつけましょう。
主食は、全粥なら90g、軟飯なら80g与えます。
後期の前半であれば、全粥を子ども茶わん1杯くらいの量です。後期の後半は、軟飯を子ども茶わん2/3杯程度です。
食パンであれば、8枚切りを1/2枚とします。うどんやそうめん、スパゲッティは、乾麺の状態で20gです。
魚や肉は15gとしましょう。刺身なら2切れ分、ひき肉なら大さじ1が目安です。
豆腐は45g、全卵は1/2個とします。
乳製品は80gです。
野菜や果物は合わせて30~40gです。果物は1日1回にします。
調理形態硬さ
離乳後期は歯ぐきでつぶせる硬さにしましょう。
少し力を入れるとつぶせる、完熟バナナくらいが目安です。
にんじんやかぼちゃは軟らかく茹でて7~8㎜角に切ります。
ほうれん草などの葉物野菜は軟らかく茹でて粗く刻みましょう。
鶏ささみ肉なら軟らかく茹でてほぐし、白身魚は粗ほぐしとします。
まとめ
時期ごとの離乳食の量や形態についてご紹介しました。
離乳食の初期で気をつける点は、初めて食べる食材は必ず1さじから与えるようにすることです。
離乳中期から後期に移行すると、食材ごとに5~10gほどずつ量を増やします。
ご紹介した量はあくまでも目安量であり、赤ちゃんによって食べる量は違います。慌てずに少しずつ量を増やすようにしましょう。
目安量を踏まえつつ、時期に合わせた形態硬さに調理して離乳食を進めていきましょう。
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