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妊娠中にいくらは食べて大丈夫?妊娠中の食事について解説

シェアダイン編集部
2023.01.23

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魚卵の中でも人気の高い「いくら」を、妊娠中でも食べたいと思う方は多いと思います。いくらは加熱せず生で食べる食品です。妊娠中は生ものに注意しなくてはいけません。そのため、生で食べるいくらにも注意が必要です。

この記事では、妊娠中にいくらを食べてよいかどうか、妊娠中にいくらを食べるとどんなリスクがあるのか、その他、控えたほうがよい食べ物を解説いたします。

妊娠中の食事によるリスクを減らすための知識として、役立てることができます。

妊婦にいくらはだめ?

生で食べるいくらは、妊娠中に控えた方がよい食材の一つです。いくらなどのように生で食べる魚卵や刺身、貝類などは、寄生虫や菌がいる可能性が高く、人体に入り食中毒や体調不良を引き起こします。妊娠中は免疫力が落ちているため、特に注意が必要です。母体に深刻な影響がなくても、胎盤を通して胎児に感染してしまう可能性があります。流産や死産の原因になる危険性も否定できません。また、塩分やビタミンAの過剰摂取になる恐れもあります。まったく食べてはいけないということではありませんが、以下のリスクを理解し、大量に食べることがないようにしましょう。

リステリア菌とアニサキスの感染リスク

いくらには、リステリア菌やアニサキスが潜んでいることがあります。リステリア菌もアニサキスも、加熱によって死亡しますが、いくらは生で食べるので注意が必要です。

リステリア菌は、食中毒の原因となる菌です。妊娠中は、リステリア菌に感染するリスクが、通常時の20倍あるといわれています。重症化もしやすく、胎児にも影響があることがわかっています。

アニサキスは、寄生虫の一種です。アニサキスが生きたまま体内に入ると、胃に激痛がおこります。生すじこや生いくらを購入し調理する際は、薄皮にアニサキスがいないかどうか、しっかりと確認するようにしてください。

塩分の過剰摂取

いくらを食べることで、塩分の過剰摂取になる可能性があります。いくらは、100gあたり2.3gの食塩相当量を含みます。厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2020年版)妊婦・授乳婦」では、1日当たりの塩分量は6.5g未満です。

妊娠中はむくみやすいので、塩分を控えることが望ましいです。また塩分のとりすぎは、妊娠高血圧症候群の原因となります。寿司1貫のいくらの量であれば10gくらいですが、他の食事からとる塩分量と合わせて考えなければいけません。日本人は塩分摂取量が多い傾向にありますので、過剰摂取にならないように注意が必要です。

参考:日本人の食事摂取基準(2020 年版) - 厚生労働省

ビタミンAの過剰摂取

いくらには、ビタミンAが多く含まれています。ビタミンAは、通常の場合でもとりすぎると健康障害が起こるため、耐容上限量が決められている栄養素です。妊娠中も必要な栄養素ですが、過剰摂取は母体だけでなく、胎児の形態異常を引き超す可能性があります。  

いくら100gで330μgRAEのビタミンAを含みます。摂取量の目安として、成人女性の耐容上限量は、2,700μgRAE/日となっています。妊娠初期と中期も同じ上限量です。妊娠後期は、プラス80μgRAE/日までになります。いくらだけでは、ビタミンAの過剰摂取の心配は少ないですが、ビタミンAはうなぎやレバーなどにも多く含まれます。またサプリメントなどにビタミンAが含まれていることがありますので、注意するようにしましょう。

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その他妊娠中に控えたほうがいい食べ物

いくら以外に、妊娠中に控えた方がよい食べ物は、以下になります。

  • 生もの
    刺身や生卵、ナチュラルチーズなど加熱処理されていないものには、リステリア菌が含まれている可能性があります。
  • 水銀を多く含む魚
    キダイ、マカジキ、金目鯛など、水銀を含む魚は控えましょう。魚の中に残留している水銀は、食べることで人の体に取り込まれます。胎児の発育に影響を及ぼす恐れがあります。
  • 海藻類
    海藻類には、有毒なヨウ素が含まれています。またひじきには、ヒ素も含まれていますので注意が必要です。ごく少量であれば問題ありませんが、食べすぎると胎児にも影響を及ぼします。
  • 加工食品
    基本的に加工食品には、塩分が多く使われています。塩分過剰摂取に注意しましょう。
  • アルコールやカフェイン入り飲料
    妊娠中のアルコールやカフェイン入り飲料は、胎児の健康に悪影響を及ぼします。

まとめ

 生で食べるいくらは、妊娠中に控えた方がよい食品になります。いくらの中には、リステリア菌やアニサキスなど、胎児に影響を及ぼす菌や寄生虫が潜んでいる可能性があるからです。特に妊娠中は免疫力が落ちているため、注意が必要になります。また、いくらは塩分が高く、1日の許容摂取量が決められているビタミンAも多く含みます。塩分やビタミンAの過剰摂取になりやすい食品です。様々なリスクが考えられますので、妊娠中はいくらを控えましょう。

 他、妊娠中に控えた方がよい食べ物は、生もの、水銀を多く含む魚、海藻類、加工食品、アルコールやカフェイン入り飲料になります。リスクを知り摂取量に注意しながら、食事を楽しんでください。

参照:

妊婦はいくらを食べてはいけないって本当?注意したいリステリア菌とは【管理栄養士監修】 | マイナビ子育て

妊婦はいくらを食べてはいけない?妊娠中に食べるリスクは? - こそだてハック

妊婦が食べてはいけないもの!NG食べ物・飲み物一覧【管理栄養士監修】 | kosodate LIFE(子育てライフ)


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