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妊婦さんには納豆がいい?納豆の健康効果とは

シェアダイン編集部
2023.01.17

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納豆は身体によい栄養素がたくさん含まれているので、妊娠中の方にもメリットの多い食材です。

納豆には、葉酸や鉄分、たんぱく質など妊娠中に不足しがちな栄養素が豊富に含まれています。

しかし、摂りすぎるとよくないこともあるので注意が必要です。

この記事では、妊婦の方に納豆がおすすめの理由や、注意が必要な点を解説していきます。

妊婦に納豆がおすすめの理由

納豆が妊娠中によい理由はいくつかあります。

ここでは納豆が妊婦によい理由をご紹介します。

<h3>葉酸、鉄分、など妊婦に必要な栄養素が豊富</h3>

納豆は、納豆には葉酸や鉄分など妊娠中に不足しがちな栄養素を摂取できます。

葉酸は、妊娠初期の赤ちゃんの脳や脊髄が形成されていく時期に大切な栄養素です。

葉酸を1日0.4mg以上摂ることで、神経管の先天異常のリスクが低減すると言われています。

納豆にも葉酸が豊富に含まれており、葉酸含有量は、1パックあたり約60ugです。

葉酸は他にもほうれん草などの葉野菜やアスパラガス、海藻類に多く含まれています。

ただし、赤ちゃんの神経管は妊娠2~3ヶ月ごろには形成されるものなので、妊娠してからではなく、妊娠を考え始めたら摂るようにするとよいでしょう。

鉄分も妊娠中不足しがちな栄養素の1つです。

妊娠中は赤ちゃんの発育に鉄が必要なので、胎盤から鉄分が赤ちゃんの方へどんどん流れていきます。

さらに妊婦自身の身体も大きくなって血液量が増え、それにもかかわらず、血液中の成分自体は増えないため、赤血球の濃度が薄くなり、鉄分が不足してしまうのです。

鉄分が不足すると貧血が起こりやすくなったり、分娩時に出血がなかなか治まらなかったりすることもあります。

納豆には鉄分が1パックあたり大体1.0mg含まれています。

さらに、納豆を始めとする大豆製品には、植物性のたんぱく質も豊富に含まれています。

たんぱく質には鉄分の吸収をよくする働きがあるので、貧血を防ぐためには、良質のたんぱく質を摂取することも大切です。

他にも、納豆には食物繊維も豊富に含まれています。

妊娠中はホルモンバランスが大きく変化したり、お腹の中の赤ちゃんによって腸が圧迫されたりして便秘になりがちです。

納豆を摂取することで、食物繊維が便のかさを増やし、排便をスムーズにするので、便秘解消効果もあると言われています。

また、納豆は発酵食品なので、善玉菌を増やして腸内環境を整えるのにも効果的です。

イソフラボンなども豊富

納豆には大豆イソフラボンも多く含まれています。

大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをする栄養素です。

エストロゲンは骨にカルシウムを蓄える働きがあるので、エストロゲンの分泌が減少すると、骨にカルシウムを蓄えておく力が低下し、骨がもろくなってしまいます。

さらに妊娠中は、カルシウムが赤ちゃんへ供給されるため、不足しがちです。

イソフラボンはエストロゲンと同じように、骨の中にカルシウムを蓄える働きがあるので、骨粗しょう症などを防いでくれます。

妊婦の方はもちろんのこと、更年期障害の女性や生活が不規則な女性もエストロゲンの減少で骨がもろくなっているので、日頃から摂取するようにしましょう。

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栄養豊富でも納豆の食べすぎは注意(注意点)

納豆は栄養豊富ですが、食べすぎには注意が必要です。

理由は2つあります。

1つ目は大豆イソフラボンの作用です。

大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするので、摂りすぎると妊娠中のホルモンバランスに影響を与えてしまう可能性があります。

また、イソフラボンの摂りすぎは乳がん発症のリスクを高めるとも言われています。

普通に食事をしていてそのリスクは低いですが、1日に何パックも食べたり、イソフラボンを含むサプリメントや健康食品を摂取したりするのは控えた方がよいでしょう。

2つ目は塩分です。

これは納豆そのものというよりは、納豆を食べるときについてくるたれの塩分です。

妊娠中は塩分の代謝量が下がるので、塩分の摂りすぎには注意しなければなりません。

適量であれば問題ありませんが、たくさん食べるとその分摂取する塩分量も増えてしまいます。

食べづわりなどで納豆しか食べられないというときなどには、たれの量を半分に減らすなどして塩分を控えめにするようにしましょう。

納豆に限らずどんな食べ物も、食べれば食べるほどよいということではなく、バランスが大切です。

納豆の場合は1日1パック程度にとどめておくのがいいでしょう。

まとめ この記事のおさらい

納豆は、妊娠中に不足しがちな葉酸や鉄分、たんぱく質が豊富に含まれているので、妊婦の方におすすめの食材です。

また、大豆イソフラボンの働きで骨密度の低下を防ぐ働きも期待されています。

ただし、摂りすぎると大豆イソフラボンによってホルモンバランスが乱れたりや、塩分の摂りすぎになったりすることもあるので注意が必要です。

1日1パックを目安に食べるのがよいでしょう。

納豆を適量上手に活用して、妊娠中に必要な栄養素を摂ってください。

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この記事を書いたライター

シェアダイン編集部

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