
いんげんはいつから食べさせていい?いんげんの離乳食解説
離乳食を始めてしばらく経ち、ごっくんと飲み込むことに慣れてくると、野菜や果物など様々な食物を離乳食として食べさせることができるようになります。最初はどんなものでもなめらかにすりつぶしたり、裏ごししたりしてポタージュスープくらいのとろみのある状態にすると良いでしょう。
野菜は体の調子を整えるビタミンやミネラルが豊富で色もきれいなものが多いので、離乳食初期から積極的に取り入れたい食材です。甘みがあったりすり潰しやすい根菜などは初期から食べさせられますが、いんげんなどのすじが多く歯ごたえのある少し食べにくい野菜などはいつから与えればよいのか迷ってしまう方もおられるのではないでしょうか。この記事ではいんげんを使った離乳食について解説いたします。
いんげんは何歳から食べさせて良い?
いんげんは離乳食初期から使うことができますが、すじが多いのでなめらかにすりつぶして裏ごしするのが大変です。
しかしいんげんには甘みがあり離乳食初期の赤ちゃんでも比較的食べやすい味なので、裏ごしをしっかりできる場合はチャレンジしてみても良いでしょう。
離乳食中期になるとしたと上あごで食材をつぶし、モグモグと口を動かして食べられるようになってくるので、この頃から取り入れるのが最もおすすめだと言えます。
また、いんげんは年中出回っていますが、夏が旬の野菜です。旬の野菜はやわらかく甘みが強くなるので、離乳食に使うのにもおすすめです。
スーパーなどでは生のいんげんのほかにも冷凍されているものが売られていることがあります。冷凍食品を離乳食に使うことももちろん可能ですが、その際はできるだけ国産のものを選び、一度しっかりと茹でてから使用するようにしてください。
いんげんを食べさせる際の注意点(調理法やすりつぶす必要性など)
離乳食にいんげんを取り入れる場合は下ごしらえが大切なポイントとなります。まず、豆のすじをきれいに取り除いてください。そして沸騰したお湯で十分に柔らかくなるまでしっかりと茹でましょう。
もしくはふんわりとラップをかけて電子レンジで加熱しても大丈夫です。柔らかくなったら冷水にさらしてください。そしていんげんの端の固い部分を切り落とし、時期に応じて食べやすい大きさに刻んだりすりつぶしたりしましょう。
初期であればペースト状、中期は3~5㎜角くらい、後期だと5㎜~8㎜くらい、完了期で約1㎝くらいの大きさが適当です。ゆで時間(レンジの場合加熱時間)の目安はおおむね3分程度です。また、いんげんはアレルギーがでやすい食品ではありませんが、大豆アレルギーなどマメ科のものにアレルギーがある赤ちゃんですと、少し注意が必要です。最初はスプーン1さじ(5g)から始め、様子を見ながら徐々に増やしていくようにしましょう。
離乳食初期はいんげんだけだと飲み込みづらいこともあるかもしれませんので、ほかの野菜のペーストやおかゆなどと混ぜて飲み込みやすくしてあげると取り入れやすいのではないでしょうか。
いんげんの時期別メニュー
ここでは離乳食初期から食べさせられるいんげんのメニューをそれぞれ時期別にご紹介いたします。
緑黄色野菜であるいんげんは栄養素もとても豊富です。体の成長に欠かせないたんぱく質や腸内環境を整えてくれる食物繊維、皮膚や粘膜を守る働きのあるβカロテンなど様々な栄養素を含有しているほか、カルシウムや鉄、葉酸なども含まれているので成長期の赤ちゃんにぴったりな食材と言えます。
新鮮ないんげんは緑色が濃く色鮮やかです。ツヤがよくハリがあるもので、種子の部分が盛り上がっておらず太さが均一なものを選んでください。表面にシミのようなものがあったり、へたが茶色くなっているものなどは鮮度が落ちている可能性がありますので避けた方が良いでしょう。
離乳食初期のいんげんを使ったメニュー
【いんげん豆腐】
材料(1食分)
- 豆腐(絹ごし) 15g
- いんげん豆 15g
- 水 適量
作り方
- いんげんにすじがあれば取り除く。
- ①の両端を切り落とし、やわらかく茹でて冷水にさらす。
- ②を細かくみじん切りにし、つぶして裏ごしする。
- ③を水で伸ばす。
- 豆腐を耐熱容器に入れ、電子レンジで30秒ほど加熱しすりつぶす。
- ④で作ったいんげんペーストと混ぜ合わせる。
野菜とタンパク質を同時に摂れるうれしいメニューです。豆腐ののど越しの良さでいんげんも飲み込みやすくなります。
引用:https://192abc.com/62714
<h3>離乳食中期のいんげんを使ったメニュー</h3>
【いんげんと白身魚のミルク煮】
材料(1食分)
- いんげん 10g
- にんじん 10g
- 白身魚 10g
- 牛乳 50ml
- 片栗粉 適量
作り方
- いんげんはすじを取り除き、やわらかく茹でてみじん切りにする。
- にんじんは皮をむいてやわらかく茹でてみじん切りにする。
- 白身魚はラップをかけて電子レンジで30秒程度加熱し、身をほぐす。
- 鍋に①、②、③、と牛乳を入れ、ひと煮立ちさせる。
- ④に水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
白身魚と野菜の組み合わせで栄養のバランスもばっちりのレシピです。優しいミルクの風味ととろんとした食感で、野菜が苦手な赤ちゃんにもおすすめです。
引用:インゲンの離乳食の作り方 初期・中期・後期別レシピ - こそだてハック
<h3>離乳食後期のいんげんを使ったメニュー</h3>
【いんげんの味噌汁】
材料
- じゃがいも 15g
- にんじん 15g
- いんげん 5g
- かつお昆布だし 150ml
- 味噌 0.5g
作り方
下ごしらえ:じゃがいもとにんじんは煮やすい大きさに切っておく。いんげんはすじをとって下処理をしておく。
- かつお昆布だしで、じゃがいも、にんじん⇒いんげんの順に煮る
- ①が柔らかくなったら取り出し、人参とじゃがいもは5㎜の細切り、いんげんは5㎜の長さに刻む。
- ①の煮汁が80mlになるように調整し、②を加えてひと煮立ちさせる。
- 味噌を入れて風味付けをしたら完成。
普段のお味噌汁にいんげんを入れると彩りも鮮やかです。野菜がたっぷりとれるレシピ。
引用:離乳食の「いんげん」はいつから?時期別レシピや下処理の方法を解説 | 小学館
<h3>離乳食完了期のいんげんを使ったメニュー</h3>
【いんげんのグラタン】
材料
- マカロニ(ゆでた合計) 50g
- いんげん 10g
- チーズ 5g
Aホワイトソース 下記のうち30gを使用する
- 玉ねぎ 1/4個
- 牛乳 150ml
- バター 20g
- 小麦粉 大さじ2
作り方
- 最初にホワイトソースを作る。鍋を火にかけバターと玉ねぎを入れて炒める。
- ①に小麦粉を入れて弱火で炒める。
- 牛乳を3回に分けて混ぜながら入れる。
- いんげんを柔らかく湯がき1㎝に切り、器に入れてマカロニ、ホワイトソース、チーズをかける。
- チーズに焼き色がつくまで(約5分程度)オーブンで焼く。
赤ちゃんも大好きなホワイトソース。いんげんの彩りがきれいな一品です。
引用:離乳食の「いんげん」はいつから?時期別レシピや下処理の方法を解説 | 小学館
いんげんは茹でて調理した状態で保存が可能です。
離乳食初期ならペースト状にしたものを製氷皿などに1食分ずつ入れると良いでしょう。中期も同じく刻んだものを製氷皿に入れるかラップなどに包んで冷凍してください。
後期も同様ですが、ほかの野菜(さつまいも、かぼちゃ、にんじんなど)の角切りと合わせてミックスベジタブルにしておくとオムレツに入れたりパンケーキに混ぜたりと色々なレシピに使うことができます。
冷凍後長期間保存すると水分が抜け、固くなってしまいますので、1週間ほどを目安に使い切ると、美味しく食べきることができます。
まとめ
緑黄色野菜のいんげんは、体の調子を整えたり赤ちゃんの成長をサポートしたりする栄養素がたくさん含まれています。歯ごたえのある野菜なので、離乳食として与えるのにおすすめなのは中期からですが、しっかりと下処理し、裏ごしすれば初期からでも食べさせることが可能です。いんげんのきれいな緑色は離乳食の彩りにもぴったり。
和食にも洋食にもアレンジできる食材ですので、ぜひ色々なレシピに挑戦してみてください。
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