
かぼちゃの離乳食の作り方 おすすめの保存方法とは
生後5か月頃から始める人も多い離乳食。最初は10倍粥から始めて、慣れてきた頃から徐々に消化の良い野菜などを試していきます。次に何を食べさせようかと迷われる方も多いでしょう。そこで、甘みがあって食べやすいかぼちゃをおすすめしたいと思います。
今回はかぼちゃを離乳食で与える際の注意点や、レシピなどについて解説いたします。
かぼちゃは何か月から食べさせて良い?
かぼちゃは離乳食初期の生後5か月から食べさせることができる野菜です。
離乳食初期は口をもぐもぐと動かして飲み込む練習をする時期です。かぼちゃは加熱すると柔らかくなり、簡単に潰すことができます。そしてお湯やゆで汁、だしでのばすと、なめらかな口当たりになります。離乳食初期でも食べやすい、ペースト状に調理しやすい食材です。
加熱しただけで甘みが感じられる野菜なので、味付けをしない離乳食初期の段階でも、好んで食べるお子さんも多いでしょう。
かぼちゃを食べさせる際の注意点
かぼちゃを食べさせる際、皮やワタ、種は、必ず取り除くようにしましょう。
皮は口当たりが悪く食べにくいだけでなく、消化にも悪いです。離乳食の完了期までは取るようにしてあげると良いです。
また、初めて与えるときは1さじから、かぼちゃ単独で食べさせるようにしましょう。
かぼちゃは食物アレルギーの原因になりにくいと言われています。しかし、どのような食物もアレルギーが起こる可能性はゼロではありません。初めて食べるときは必ず1さじ程度に留めておきましょう。
さらに、初めて食べる食物を複数同時に摂取しアレルギーが起こった場合、どれが原因物質なのか判別できません。必ず最初はかぼちゃ単独か、いつも食べ慣れているお粥などと一緒に食べさせるように心がけてください。
食べた後はアレルギー症状が発現していないか注意深く見守っていきましょう。
かぼちゃの下ごしらえ方法
かぼちゃは下ごしらえをしてから離乳食の進み具合によって切る大きさはを変えます。わりますが、下ごしらえで共通していることは切る前に「柔らかく茹でる」ことです。下ごしらえの方法としてはレンジを使用する方法、茹でる方法、蒸す方法があります。
時間がないときはレンジを使って手軽に調理しても良いでしょう。余裕があるときは鍋で茹でたり、蒸したりする方が、パサパサせずにしっとりとし、甘みが出て美味しく感じられます。
レンジを使う方法
4分の1の大きさのかぼちゃをそのままレンジにかける場合、全体をラップで覆い、150gで約3分(500W)加熱します。小さく切ったかぼちゃを使用する場合は、そのままレンジにかけてしまうと、焦げたり水分が抜けて硬くなったりすることがあります。小さく切ってからレンジにかける場合は、耐熱容器にかぼちゃを入れて水を振りかけてから、ラップをして加熱すると良いです。
茹でる方法
かぼちゃを3~4cm大に切ってから、ひたひたの水を入れ、中火にかけます。沸騰する前に弱火にして、そのまま10~15分程茹でます。竹串が通る柔らかさになったら、ざるにあけて冷ましましょう。
蒸す方法
かぼちゃを蒸し器にセットし、15分程蒸します。蒸し器がない場合は、フライパンに水を張り、水の上にクッキングペーパを置いてかぼちゃを並べ、蓋をして蒸しましょう。
柔らかく茹でてから時期に応じた大きさに切りましょう。
離乳食初期(生後5~6か月)の下ごしらえ
すり鉢でつぶすか、裏ごし器で裏ごしをします。ポリ袋やラップに包んで手でつぶすのでも良いでしょう。その後お湯やだしでのばし、ペースト状にします。
離乳食中期(生後7~8か月)の下ごしらえ
2~3mm角位に細かく刻みましょう。フォークで荒くつぶしても良いです。
離乳食後期(生後9~11か月)の下ごしらえ
5~8mm角位に細かく刻みましょう。
離乳食完了期(生後12~18か月)の下ごしらえ
1cm角位、または、手づかみできる大きさに切ります。
かぼちゃは冷凍できる?
かぼちゃは下茹でした後に冷凍することが可能です。冷凍する前にはペースト状にする、または使用する大きさに切ってから小分けにして冷凍するとよいでしょう。必ず清潔な保存容器を使用すること、冷ましてから冷凍庫に入れることを注意してください。
ペーストを冷凍する場合は、耐熱のフリーザーバッグに入れて薄くのばし、空気を抜いてから閉じましょう。1回分の使用量ごとに箸で筋を付けてから冷凍すると、冷凍した後にパキッと折り、1回分ずつ取り出すことができるので便利です。
または製氷機などに入れて冷凍することもおすすめします。
冷凍したかぼちゃを調理するときには、まず耐熱容器に使用する分量を移します。水を少量加えてからレンジで20~30秒程、量によって様子をみながら加熱していきましょう。汁物に加える場合は凍ったまま鍋に入れて、調理することもできます。
離乳食用に冷凍した食材は、1週間を目途に使い切るように心がけてください。
かぼちゃの時期別メニュー
かぼちゃを使う離乳食のメニューをご紹介いたします。離乳食の進み具合に応じて大きさなどを調整してつくりましょう。
離乳食初期(生後5~6か月)のかぼちゃを使ったメニュー
じゃがいもとかぼちゃのトロトロ
材料:
- じゃがいも 1.5cm角1個
- だし汁 小さじ2
- かぼちゃ 1.5cm角1個
作り方
- じゃがいもは水からゆでてすりつぶし、だし汁でポタージュ状にのばす。
- かぼちゃは水からゆでてすりつぶし、湯でポタージュ状にのばす。①とともに器に盛る。
引用
離乳食中期のかぼちゃを使ったメニュー
あんかけうどん
材料
- ゆでうどん 約3本
- だし汁 大さじ3~4と少々
- かぼちゃ 2cm角1個
- 玉ねぎ 1cm幅のくし形切り1個
- 水溶き片栗粉 少々
作り方
- ゆでうどんはみじん切りにしてゆでる。だし汁少々を加えて器に盛る。
- かぼちゃと玉ねぎはゆでてみじん切りにする。
- 耐熱容器に②、だし汁、水溶き片栗粉を入れて混ぜ、電子レンジで約40秒加熱し、①にかける。
離乳食後期のかぼちゃを使ったメニュー
かぼちゃのしらす入りおやき
材料
- かぼちゃ 80g
- しらす干し10g
- 片栗粉 小さじ2
- サラダ油 少々
作り方
- かぼちゃは皮と種をとってゆで、フォークなどでつぶす。
- しらす干しは塩抜きをし、細かく刻む。
- ボウルに①、②、片栗粉を入れて混ぜ合わせ、8等分にして形を整える。
- サラダ油を引いたフライパンで、③を中に火が通るまで焼く。
離乳食完了期のかぼちゃを使ったメニュー
材料
- 食パン(サンドイッチ用) 1枚
- ツナ水煮缶 10g
- かぼちゃ 20g
- マヨネーズ 小さじ1/2
作り方
- かぼちゃはやわらかくゆで、皮と種をとってつぶす。
- ボウルにかぼちゃ、汁気を切ったツナ水煮、マヨ ネーズを入れてよく混ぜ合わせる。
- 食パンにはさみ、食べやすい大きさに切る。
まとめ
かぼちゃを離乳食で使う際の注意点や調理方法、レシピについてご紹介しました。
かぼちゃはペーストにしやすいこと、かぼちゃ自体に甘みがあることから、離乳食初期から利用しやすい野菜です。調理する前にはワタ、種、皮は取り除き、加熱して柔らかくしてから、時期に合わせた大きさに切ってください。
かぼちゃはアレルギーが起こりにくい野菜ですが、初めて食べるときは1さじから食べさせ、食べた後にアレルギー症状が出ていないか注意してください。
色も鮮やかで見た目ためも美味しいかぼちゃ。多めに下ごしらえして冷凍し、離乳食の色々なレシピに使っていきましょう。
離乳食の進むペースは個人差があります。育児書通りに進まなくても、お子さんの様子をみながら、個々のペースに合わせて焦らずに進めていきましょう。
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まずはお試ししたいという方向け! お子様の成長に合わせてお作りする、大人も子供も美味しく食べられる優しい作り置きのプランです。 季節の食材や食材本来の旨味を活かした調理を心がけております。 ※お子様だけのメニューも受け付けております! (離乳食のみも対応可能) 目安:3〜4名 8〜10品 メニュー例 ・鮭の塩麹焼き ・白身魚のフライ ・鶏肉のマーマレード焼き ・鶏肉の唐揚げ ・鶏手羽の照り煮 ・豆腐ハンバーグ ・いんげんの豚肉巻き ・かぼちゃの甘煮 ・じゃがいもの土佐煮 ・ひじきの煮物 ・ほうれん草のごま和え ・春雨サラダ ・ポテトサラダ ・具だくさんみそ汁
3時間
mari
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