
一歳の子供にゼリーは食べさせてもよい?ゼリーと置き換え食品の解説
乳歯が生え始める一歳児は離乳食からだんだんと、普通の食事に移行していきます。
大きくなるために多くの栄養を必要とする赤ちゃんには、1日3回の食事の他にも間食やおやつが必要になります。
間食は、栄養を補うだけでなく赤ちゃんの嗜好性を高めるために必要だと、いっても過言ではありません。その中でも食べやすくあげやすいゼリーは最適です。
しかし、誤飲やアレルギーの危険性も潜んでいるためあげる際にもしっかりとした知識が必要です。
この記事ではゼリーをあげる際の注意点を中心にデザートのあげる頻度、喉につまらせた場合の対処法を解説いたします。
赤ちゃんは市販のゼリーはいつから食べられる?
ゼリーは一見、小さな赤ちゃんでも食べられそうなイメージですが食物アレルギーと窒息事故という2つの危険性が潜んでいます。
赤ちゃんに市販のゼリーを食べさせていい時期は基本的に離乳食が終わる、一歳半から二歳くらいです。
しかし、一概にゼリーといってもゼラチンで作られているものや寒天で作られているものなど種類はさまざまで、あげて大丈夫なものと控えたほうがよいものに別れます。
次の項目ではゼリーの素材別に食べさせるのに適した時期を解説いたします。
材料別ゼリーが食べられる時期
ゼラチン
ゼラチンで作られたゼリーをあげるのは、離乳食が終わったころの一歳半くらいからにしましょう。
ゼラチンの成分は動物性のタンパク質のため、アレルギーの心配があります。
世界の100万人に約30人ほどとされる非常に稀有なアレルギーになりますが、万が一の恐れがあるため注意は必要です。
グミやベーコン、マシュマロなどにもゼラチンが含まれている場合があるので食品表示をしっかりと見ましょう。
離乳食が終わったあたりから食べさせてあげ、もっと遅くてもよいのであればゆっくり2〜3歳頃からでも大丈夫です。
寒天
寒天で作られたゼリーであれば、離乳食後期から食べさせてもよいとされています。
寒天の原料は、てんぐさと呼ばれる海藻類のためゼラチンのようなアレルギーの心配がありません。
家庭でも簡単に作れるので便利ですが、硬さには気をつける必要があります。
赤ちゃんは噛まずに飲み込んでしまう恐れがあったり、つるんとした滑らかなものだと、そのまま勢いで飲み込んでしまうことがあるため注意が必要です。
結果的に、ゼリーが気道に入りこんでしまい喉を詰まらせてしまう危険性があります。
そのため、寒天が使用されているゼリーをあげる際は、硬すぎず小さくして食べさせてあげることが大切です。
片栗粉
とろみを出すことができる片栗粉は、ゼリー風のおやつを作るなどして離乳食の初期ごろから使用して大丈夫な食材です。
片栗粉は、ジャガイモのでんぷんが主な成分のためアレルギーの心配もありません。
片栗粉を使用して、とろみをつけることで食べやすくさせることもでき、市販のゼリーや離乳食に含まれることが多く安心して使用できる食材です。
ゲル化剤
ゼリーの原材料には、ゲル化剤(増粘多糖類)と呼ばれる添加物が入っているものがあります。
ゲル化剤は、食感やのど越しをよくする目的として使用される添加物です。
添加物と聞くと体に害があるのではないか、と思われる方もいるかもしれませんが、ゼリーやジャムに使われるゲル化剤はペクチンが多く使われています。
ペクチンとは、りんごやレモンなどの柑橘類に多く含まれている成分で自然由来のため、害になることはありません。
あげすぎはよくないですが、特に問題なく食べられるのであまり気にかけなくても大丈夫でしょう。
市販のゼリーを上げる際の注意点
市販のゼリーをあげる際の注意点は、主に以下の4つになります。
ゼラチンが入っているものはなるべく避ける
前述したとおり、ゼラチンにはアレルギー反応の心配があります。
そのため、ゼラチンが入っているゼリーは避け寒天を使用したものを食べさせてあげましょう。
離乳食が終わるころには、あげはじめても大丈夫です。
少ない量からあげはじめる
基本的ですが、ゼリーをあげる際も少量からあげます。
喉ごしがよいので、かえって食べやすそうですが勢いあまってのどに詰まらせてしまう恐れもあります。
飲み込みやすいように、小さくして少しずつ与えましょう。
硬すぎない
寒天でゼリーを作る際は、弾力が出やすいので硬さに注意が必要です。
誤嚥の原因にもつながりかねませんので柔らかめに作って食べさせてあげましょう。
硬さの目安としては、プリンくらいの柔らかさがいいとされています。
スプーンなどで押してへこむようであれば、よい柔らかさです。
甘すぎない
小さいころから甘いものをあげすぎることは、成長上よくありません。
市販のゼリーは、甘味料や砂糖が多く使用されているのでなるべく控えます。
手作りであれば、甘さを調整することが可能なため、少し手間はかかりますが手作りのゼリーを作ってあげましょう。
万が一喉につまらせた場合
赤ちゃんは十分に歯が発達していないため、ゼリーを噛みきれずにのどに詰まらせてしまう場合もあります。
食べ物による窒息事故の約8割が子供と老人によるものでゼリーとはいえど注意が必要です。
万が一、のどに詰まらせ窒息してしまった場合はすぐに119番通報を行いましょう。
その際、他に誰か人がいる場合は通報をお願いしてその間に赤ちゃんに咳を出させることが適切な対処法です。
のどに詰まったゼリーを吐き出させる場合は以下の手順で行います。
片腕に赤ちゃんをうつ伏せにして乗せる
手のひらで赤ちゃんを支え、頭の位置を体より低くする。
ゼリーがでてくるまで、もう片方の手を使い背中の中心を叩く、焦らず落ち着いて行動することが、最悪の事態を避けるポイントになります。
デザートは毎日・毎食上げる必要がある?
大人になって食後のデザートが楽しみなように、赤ちゃんにとってもデザートは食事を行ううえでの楽しみの一つです。
ただし、毎日毎食あげる必要はなく1日に1回程度、過剰に与えることは避けるようにしましょう。
あげる時間帯の目安としては、2回目と3回目の離乳食の間15時くらいの時間帯にあげるのがよいタイミングです。
一歳ごろの赤ちゃんにとってデザートは、栄養をおぎなう面もあるためバナナやゼリーなど消化がよいものを選びましょう。
ただし、離乳食がしっかりと食べられるようになってからが前提になるので、必ずしもデザートをあげなくてはいけないということはありません。
まとめ
一歳頃の赤ちゃんに市販のゼリーをあげる際の注意点は、
- 市販のものではなく、なるべく手作りで
- 市販のものをあげる際は、ゼラチンを避ける
- 硬さすぎず、甘すぎないものを選ぶ
- あげるタイミングは、おやつの時間帯がベスト
一歳ごろですと、離乳食がだんだんと終わりを迎え普通の食事を始めていくようになる時期です。
食べやすく、嗜好性の高いゼリーは赤ちゃんにとって最適のおやつです。
しかし、アレルギーや窒息の危険性もあるため、あげる際は、硬さや原材料に注意して食べさせてあげましょう。
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まずはお試ししたいという方向け! お子様の成長に合わせてお作りする、大人も子供も美味しく食べられる優しい作り置きのプランです。 季節の食材や食材本来の旨味を活かした調理を心がけております。 ※お子様だけのメニューも受け付けております! (離乳食のみも対応可能) 目安:3〜4名 8〜10品 メニュー例 ・鮭の塩麹焼き ・白身魚のフライ ・鶏肉のマーマレード焼き ・鶏肉の唐揚げ ・鶏手羽の照り煮 ・豆腐ハンバーグ ・いんげんの豚肉巻き ・かぼちゃの甘煮 ・じゃがいもの土佐煮 ・ひじきの煮物 ・ほうれん草のごま和え ・春雨サラダ ・ポテトサラダ ・具だくさんみそ汁
3時間
mari
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