離乳食での玉ねぎを扱う際の注意点とおすすめポイント
日々、離乳食の具材を考えるのはとても大変なことです。アレルギーについて考える必要があり、また、時期ごとに調理方法も変えなくてはなりません。食材にも気を遣う離乳食ですが、玉ねぎは離乳食初期から使用することのできる万能食材です。この記事では離乳食に玉ねぎを使用する際の注意点をご紹介いたします。
玉ねぎは何歳から食べさせて良い?
玉ねぎにはアレルギーの原因となるアレルゲン物質が少ないため、離乳食初期から食べさせることができます。ただし、全くアレルギー反応が出ないわけではありません。初めて食べさせる場合は少量にする、食べた後はしばらく様子を見るなど工夫するとよいでしょう。
玉ねぎを食べさせる際の注意点(調理法やすりつぶす必要性など)
離乳食に玉ねぎを使う場合はすりつぶしたり、裏ごしすると食べやすいです。ペースト状になっている玉ねぎであれば冷凍保存もできるため、まとめてたくさん作るのにも向いています。よく煮込んで柔らかくなっていれば、みじん切りでも食べさせることができます。玉ねぎはどんな料理にも使うことができるので、いつでも使えるようにストックしておくと非常に便利です。
大人は生でも玉ねぎを食べられますが、火の通っていないものは刺激が強いです。離乳食として食べさせる場合は必ず完全に火を通すようにしましょう。よく火を通すと、裏ごしやすりつぶしといった調理もしやすくなります。また、火を通すことで玉ねぎの甘味や旨味が出るため、離乳食をお子様の好きな味に整えやすくなります。
また、玉ねぎの外側は内側に比べて固いため、食べにくいです。離乳食初期のお子様に食べさせる際は外側の1、2層を避けて玉ねぎの内側を使うのがいいでしょう。また、玉ねぎはうらごしする際に繊維が残りやすい野菜です。繊維を断ち切る方向(玉ねぎを輪切りにする方向)に切ることでうらごしがしやすくなります。
玉ねぎを使った離乳食の保存について
玉ねぎ自体は常温保存が可能な野菜です。ですが、少し手を加えて冷凍することでさらに保存期間を伸ばすことができます。
すりおろした玉ねぎや薄くスライスした玉ねぎであれば、保存用のチャック袋などで冷凍できます。薄くのばして冷凍することで、必要な分だけ折って解凍することができるのでとても便利です。冷凍から1か月を目安に使い切るようにしましょう。
調理済みの離乳食の場合は、すぐに食べきる際は冷蔵、長期間保存する際は冷凍と使い分けてください。
また、ペースト状の離乳食であれば冷凍しても食感の変化などはないため、消費期間に合わせて保存方法を選択できます。固形物の多い離乳食の場合は冷凍により食感が悪くなる場合があるため、冷蔵がおすすめです。
<h2>まとめ この記事のおさらい</h2>
玉ねぎは離乳食初期から食べさせることができる便利な食材です。はじめはすりつぶしてあげるようにしましょう。まとめて下処理して冷凍保存しておくと、なんにでも使えてとても便利です。
玉ねぎを使用して作った離乳食は、冷蔵の場合は2~3日、冷凍の場合は1か月程度を目安に食べきるようにしてください。保存後、食べさせる際は一度しっかりと温めなおすとよいでしょう。
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米田有希